ハイブリッド車からガソリン車にバッテリー救援ができない!その理由とは?

バッテリーが上がった際に、他の車から電気を分けてもらい、エンジンを始動させる方法があります。いわゆる「ジャンプスタート」という方法です。
しかし、ハイブリッド車の場合は、他の車に電気を送る「ジャンプスタート」ができないことをご存知でしょうか?
ハイブリッド車からガソリン車、またはハイブリッド車からハイブリッド車にバッテリー救援をすることはできません。
今回の記事では、ハイブリッド車がバッテリー救援できない理由について解説していきます。
目次
【理由】ハイブリッド車からガソリン車にバッテリー救援ができないのは何故?
ハイブリッド車から、ガソリン車にバッテリーを救援することはできません。場合によっては、ハイブリッドシステムが故障する恐れがあるので、絶対にやめてください。
他の車から電気を分けてもらう際は、ブースターケーブルを使用します。ハイブリッド車からガソリン車に電気を送る際に、ブースターケーブルを繋いだと仮定します。
そうすると、救援車(ハイブリッド車)のエンジンをかけた瞬間、大電流が流れて、ハイブリッド車の電源系統やハイブリッドユニットが故障する恐れがあり危険です。
ちなみに、これはハイブリッド車からガソリン車だけではなく、ハイブリッド車からハイブリッド車に電気を送ることもできません。
ガソリン車からハイブリッド車にバッテリー救援するのは可能
ハイブリッド車のバッテリーが上がった場合、ガソリン車からバッテリー救援してもらうことは可能です。
ハイブリッド車には、「駆動用バッテリー」と「補機用バッテリー」の2種類が搭載されています。ハイブリッド車のバッテリー上がりとは、補機用バッテリーが上がることを一般的に指します。
駆動用バッテリーの容量が十分であっても、補機用バッテリーが上がってしまうと、車を動かすことができません。
ハイブリッド車を救援する方法は、一般的なジャンプスタートと同様です。ブースターケーブルを介して、ガソリン車から電気を一時的に分けてもらい、エンジンを始動してください。
しつこいようですが、ハイブリッド車からハイブリッド車へのバッテリー救援はNGです。
【対処法】バッテリーが上がったらプロに対応してもらうのがおすすめ
ガソリン車にしてもハイブリッド車にしても、バッテリーが上がったらプロに対応してもらうのがおすすめです。
運転中や出先でバッテリーが上がった場合は、ロードサービスを呼んでください。自宅でバッテリーが上がったら、ディーラーや専門店に出張で来てもらいましょう。
ブースターケーブルやジャンプスターターなどの道具があれば、自力で回復することは可能です。しかし、バッテリーは一度上がると、劣化が進んでしまう可能性があります。
そのためバッテリーが上がったら、自動車のプロにお任せして、新しいバッテリーに交換してもらうのがおすすめです。
バッテリー上がりの対処法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。自力でできる回復方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ハイブリッド車からガソリン車にバッテリー救援ができないについてのまとめ
- ハイブリッド車からガソリン車に電気を送ると、ハイブリッド車の電源系統などが故障するリスクがある
- ガソリン車から、ハイブリッド車にバッテリー救援することは可能
- バッテリーが上がったらプロに対応してもらうのがおすすめ
ガソリン車のバッテリーが上がったときに、ハイブリッド車から救援するのは絶対にやめてください。
ブースターケーブルを繋いで救援しようとすると、救援車(ハイブリッド車)のエンジンをかけた瞬間、大電流が流れます。それにより、ハイブリッド車の電源系統やハイブリッドユニットが故障する恐れがあり、リスクが高いです。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。