カーシェアの傷トラブル!擦った・見つけたときの対処法とバレる理由

トラブル

カーシェアを利用中、「うっかり車を擦ってしまった」「身に覚えのない傷を見つけた」と焦っていませんか?

「黙って返却してもバレないのでは?」と思うかもしれませんが、カーシェアの仕組み上、無申告の傷は後日必ず特定されます。

報告を怠ると補償が適用されず、高額な実費請求や強制退会になるリスクもあるので、必ず管理会社に連絡してください。

本記事では、年間8万件以上のガラストラブルを解決するプロフェッショナルが、傷トラブル時の正しい対処法や今すぐやるべき初動を分かりやすく解説します。

カーシェアの傷は後日必ずバレる!その理由は?

カーシェア 擦った バレる

カーシェアを利用して車に傷を付けたまま黙って返却しても、後日必ず運営から連絡が来ます。その理由は、以下の3つの仕組みによって傷の発生タイミングが特定されるからです。

  • 次の利用者による「出発前点検」での通報
  • ドライブレコーダーの「衝撃検知データ」による解析
  • 走行履歴(GPS)と車両返却後の遠隔診断による特定

次の利用者による「出発前点検」での通報

カーシェアの傷は、利用後しばらく経ってからでも高い確率で発覚します。理由の一つが、利用者に義務付けられている「出発前点検」です。

次の利用者は乗車前に車両の外装を確認し、気になる傷をアプリへ報告します。

前の利用者が申告していない傷が見つかれば、運営側は時系列を照合し、直前の利用者へ確認連絡を行います。

カーシェアは短いサイクルで車が入れ替わるため、傷の発生タイミングが特定されやすく、隠したままにすることは困難です。

ドライブレコーダーの「衝撃検知データ」による解析

車をぶつけたり、壁に擦ったりした瞬間の衝撃は、車両に搭載されたドライブレコーダーの「衝撃検知データ」に、日時とともに自動記録されます。

運営会社が車両の損傷に気づいた際、このデータを解析すれば、どの利用者がどのタイミングでどの程度の衝撃を与えたのかが明確になります。

外装の傷は見落としても、機械が残す記録は消えないため、申告しなかった損傷も後から特定される仕組みです。

走行履歴(GPS)と車両返却後の遠隔診断による特定

カーシェア車両にはGPSが搭載されており、利用中の走行ルートや停車位置、時間帯が全て記録されています。

車両が返却されると、運営会社は遠隔診断システムで車体の異常値を確認し、必要に応じて目視点検を行います。

もし外装に新しい傷が見つかれば、記録された走行データと照合することで、どの利用者がどのタイミングで車に負荷を与えたのかが特定されます。

走行履歴は消せないため、申告しないまま返却しても後から確実に把握される仕組みです。

自分が車に傷をつけてしまった場合の対処法

カーシェア 擦った 報告

カーシェアの車両に傷をつけた場合、警察に事故の届出を行い管理会社に連絡してください。

また、人身事故で怪我人が出た場合は、連絡の前に救護を行いましょう。

まずは警察へ連絡し、その後に管理会社へ報告する

走行中、車に傷が付いてしまう原因は次の通りです。

  • 道路を走行中、他の車両と接触した
  • 駐車してある他の車両にぶつけてしまった
  • ドアを開けたら隣の車にぶつかってしまった
  • 建物の壁に接触した
  • 縁石に乗り上げて車両の底をぶつけた

基本的に他の車両や建造物に接触した場合、道路交通法第72条が定める「交通事故の場合の措置」に該当し、警察への届出が必要です。

そのためカーシェアを利用中、車両に傷ができた場合は次の手順で対処してください。

走行中の場合は車両を安全な場所に移動する
その場から警察へ連絡する
管理会社に連絡する

縁石などの建造物への接触事故の対処法については、こちらの記事でも詳しく解説していきます。合わせて参考にしてください。

人身事故の場合は怪我人の救護を行う

歩行者や他の車両との接触で怪我人がいる場合は、警察に連絡する前に救護を行ってください。

負傷者の安全確保・救護を最優先に行い、他の車両や歩行者に危険が及ばないよう、道路上の安全性を確保する措置をとりましょう。

利用料金には「補償制度」があらかじめ含まれている

カーシェアの利用料金には、車を傷つけた際の基本的な補償があらかじめ組み込まれています。

ただし警察や管理会社への連絡を怠ると、補償適用外になるので気を付けてください。

補償制度とNOCについて

多くのカーシェアサービスには、対人・対物・車両の各保険が標準付帯され、修理費の大部分はこの補償で処理されます。

軽微な傷で修理の必要がない場合は、基本的に修理費用を請求されることはないでしょう。

ただし、フロントガラスの飛び石傷などは修理が必要で、その期間中は車両を使用できません。そのため、利用者は営業できない期間の損失を補填する必要があります。

車両が修理や清掃で使えなくなる期間に発生する営業補償が、NOC(ノンオペレーションチャージ)です。

NOCは利用者の過失が明確な場合に発生し、金額は自走可能で2万円、自走不能の場合は5万円に設定されています。

参考①:補償制度 | カーシェアリングのタイムズカー(旧

参考②:サポート体制と営業補償およびその他費用について-三井のカーシェアーズ(旧カレコ)

そのため修理費用は発生しませんが、車両を使用できない期間の営業料金を負担することは覚えておきましょう。

警察や運営へ連絡しなかった場合は補償適用外に!

車を擦ったりぶつけたりした際は、警察への事故届と運営会社への報告が必須で、これらを省略すると「無断事故扱い」と判断されます。

無断事故は保険会社の補償対象外となり、修理費の実費負担に加えて、強制退会やブラックリスト入りとなる可能性が高いです。

カーシェアは共同利用の仕組みで運営されているため、事故報告の有無は信頼性の判断材料となり、隠した損傷は後から必ず問題化します。

利用前・出発前に身に覚えのない傷を発見した場合は管理会社に連絡を

カーシェア 傷 覚えがない

カーシェアを利用する前に傷を発見した場合は、必ず管理会社に連絡してください。現在は電話以外にも、アプリからも連絡することができます。

連絡せずに乗車すると、前の利用者がつけた傷であっても自分が疑われ、トラブルになる可能性があります。

参考として、大手カーシェア各社の「傷を見つけた場合の対応手順」をご紹介します。

タイムズカーシェア

Q.クルマに傷などがあった場合どうすればいいですか?
A.クルマに傷や異常を見つけた場合は以下の通りご連絡ください。

◼︎利用前に見つけた傷など
【走行に支障がある場合】
ご利用前に会員専用フリーダイヤル「0120-24-5037」へお電話ください。

【走行に支障がない場合】
お問い合わせフォームを開き、「車両の損傷について」のタイトルを選んで、詳細を入力のうえお送りください。

引用:クルマに傷などがあった場合どうすればいいですか? | カーシェアリングのタイムズカー(旧

三井のカーシェアーズ

Q.車に傷がついている場合はどうすればいいですか?利用開始時の安全点検中にキズを発見しました。

A.利用開始時の安全点検でキズ・凹み等を発見した場合は、傷の写真を撮影し、以下のいずれかの方法でご連絡をお願いいたします。

いただいた情報をもとに修理対応等させていただきます。ご協力よろしくお願いします。

なお、アプリ・会員ページからのご連絡は、既に会員情報が入力されているため、スムーズにご連絡いただけます。

引用:車に傷がついている場合はどうすればいいですか?利用開始時の安全点検中にキズを発見しました。-よくあるご質問・お問い合わせ-三井のカーシェアーズ(旧カレコ)

今後のトラブルを防ぐ!カーシェア利用時の防衛策

カーシェア利用時、身に覚えのないトラブルに巻き込まれるのは極力避けたいです。

そのため、車両の傷については出発前や返却時に点検し、小さな傷でも気になる場合は管理会社に連絡してください。

出発前・返却時の点検と写真撮影(広角・寄り)を徹底する

カーシェア利用時のトラブルを避けるためには、出発前と返却時の車両チェックを丁寧に行い、広角と寄りの写真を残しましょう。

外装の全体を広く撮影した写真は「いつ・どの状態で借りたか」を示す証拠になり、傷の位置を近距離で撮った写真は細かな損傷の有無を明確にします。

運営側は利用者の申告内容と車両の状態を照合するため、記録があるだけで不当な請求を防ぐことができます。

返却時も同じ手順を行えば、利用中に新しい傷が発生したかどうかを自分でも確認でき、後日のトラブルを大幅に減らせます。

写真は時刻入りで保存すると、さらに信頼性を高めることができるでしょう。

小さな傷やフロントガラスの飛び石なども必ず報告する

小さな傷やフロントガラスの飛び石でも、必ず運営へ報告することがトラブル防止につながります。

軽い擦り傷だからと放置すると、後の利用者が発見した際に「無申告の損傷」と判断され、修理費の負担やペナルティの対象になる可能性があります。

特に飛び石は走行中に発生しやすく、放置すると亀裂が広がるため、早期の申告が安全面でも重要です。

自動車ガラス専門店の目線から見ると、小さな傷でも放置すると走行中の振動で一気に割れたりする危険があります。

そのため「これくらいの小さな飛び石傷は大丈夫だろう。」という自己判断はNGで、どんなに小さい傷でも報告してください。

カーシェアは複数の利用者が同じ車を使う仕組みなので、些細な損傷でも記録を残すことで責任の所在が明確になり、不当な請求を避けられます。

万が一に備えて安心補償サービスには必ず加入する

カーシェア利用時の不安を減らすためには、万が一の事故や傷に備えて安心補償サービスへ加入しておくと良いでしょう。

基本補償だけではカバーできない修理費やNOCが発生するケースもあり、軽微な擦り傷でも高額負担につながる可能性があります。

安心補償サービスに加入していれば、自己負担額が大幅に軽減され、予期せぬトラブルでも精神的な負担を抑えられます。

快適なカーライフ情報は「glassStyle」をチェック

「glassStyle」は、年間84,000件以上のフロントガラストラブルに対応する「glassD・DUKS」が運営するオウンドメディアです。

今回紹介した記事をはじめ、フロントガラス交換やトラブルの対処法、カーコーティングについての情報を発信しています。

また、車に関連する最新情報や雑学も発信しているので、快適なカーライフを送りたい人にとって「今知りたい!」情報をキャッチすることができます。

気になる人は、以下のトップページから、ぜひ「glassStyle」の記事を覗いてみてください。

まとめ|カーシェアで傷を見つけたらすぐ管理会社に連絡を

  • カーシェアでつけた傷は、ほぼほぼ発覚する
  • 車両に傷をつけてしまった場合、警察と管理会社に連絡をする
  • 出発前に傷を見つけたら、必ず管理会社に報告をする

カーシェアで傷を付けたり身に覚えのない傷を見つけたりした際は、焦らず速やかに警察と管理会社へ連絡しましょう。

黙って返却しても必ず特定され、高額請求や強制退会のリスクが生じます。無用なトラブルを防ぐためにも、利用前後の点検と写真撮影の徹底が大切です。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

             

DUKS  受付窓口責任者

吹浦 翔太

年間84,000件のフロントガラストラブルに対応するDUKSグループで、受付窓口の責任者を務めています。
2008年から6年間、現場での実務経験を積み、現在は国内主要ディーラー各社からの修理依頼を中心に、状況の整理と修理方針の判断に携わっています。
保有資格は「JAGUフロントマスター」「ダックス事務検定2級」。
現場で培った知見をもとに、お客様にとって最善の修理をご案内します。

インタビュー記事

ピックアップ記事

関連記事一覧