車に貼ってあるガムテープ、ガムテープ跡の剥がし方を解説

トラブル

車に貼ってあるガムテープを剥がすと、ベタベタとした粘着が残ってしまい、困った経験はありませんか?

ガムテープを無理に剥がそうとすると、塗装を傷つける恐れもあります。今回の記事では、車のボディやガラスについたガムテープを、綺麗に剥がす方法について解説していきます。

また、他人の車にガムテープを貼ると器物破損になるのか?応急処置としてガムテープを貼るのはありなのか?についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

車に貼ってあるガムテープ、ガムテープ跡の剥がし方

車に貼ってあるガムテープやガムテープ跡の剥がし方は、次の方法がおすすめです。

  • 【ボディ】熱で温めてスクレーパーを使う
  • 【窓ガラス】中性洗剤とスクレーパーを使う

こちらでは、詳しい手順について解説していきます。

【ボディ】熱で温めてスクレーパーを使う

車に貼ってあるガムテープ、ガムテープ跡の剥がし方、熱で温めてスクレーパーを使う(ボディ)

ガムテープやステッカーなど、車に貼ってある粘着テープを剥がすには、まず熱で温めてください。

具体的にはドライヤーを当てたり、80℃前後のお湯をゆっくりとかけたりすることです。たとえばガムテープが貼ってある箇所に、ドライヤーを数分間吹きかけることで、粘着剤が柔らかくなります。

ガムテープが柔らかくなったら、プラスチック製のスクレーパーを使い、丁寧に剥がしましょう。

注意点として熱湯をかける場合は、ボディだけにしてガラスにかけるのはやめてください。気温が低い冬場にお湯をかけると、寒暖差でガラスが割れる恐れがあります。

また、窓ガラスは垂直のため、お湯をかけても下に流れていくため、あまり効果はありません。

【窓ガラス】中性洗剤とスクレーパーを使う

車に貼ってあるガムテープ、ガムテープ跡の剥がし方、中性洗剤とスクレーパーを使う(窓ガラス)

フロントガラスやサイドガラス、リアガラスなど、窓ガラスに貼ってあるガムテープやガムテープ跡は、中性洗剤とスクレーパーを使って剥がしましょう。

熱を当ててガムテープが柔らかくなったら、中性洗剤とスクレーパーを使いゆっくりと剥していきます。

中性洗剤は、食器用洗剤で大丈夫です。食器用洗剤をペーパータオルやコットン等に浸して、 ガムテープの上に被せてください。さらに液体が乾かないよう、さらに上からラップで覆います。

10分ほど時間が経過したら、ラスチック製のスクレーパーを使い、ガムテープで丁寧に剥がしましょう。

注意点として、中性洗剤を使用する際は、ガラス部分だけに使用するようにしてください。窓枠に中性洗剤が付着すると、ゴムの部分が傷む恐れがあります。

【注意点】スクレーパーはプラスチック製を使う

ガムテープを剥がすときに便利なスクレーパーですが、素材はプラスチック製のものを使ってください。

金属製のスクレーパーの方がガムテープを剥がしやすいですが、ボディや窓ガラスを傷つける恐れがあります。

そのため、プラスチック製のスクレーパーで、丁寧に優しくガムテープを剥がすのがおすすめです。

スクレーパーが手元に無い場合は、プラスチック製のヘラで代用してもかまいません。

【疑問①】車にガムテープを貼るのは器物破損?

他人の車に許可なくガムテープを貼るのは、器物破損になる可能性があります。具体的なシーンとしては、無断駐車されたときに警告の張り紙を、ガムテープで貼ることです。

車に張り紙を貼ったときに使ったガムテープが、上手く剥がれなくて跡が残ると刑法第261上の器物破損に該当する恐れがあります。

また、単なるイタズラで車にガムテープが貼られる場合があります。一度イタズラされて、ガムテープを上手く剥がせた場合は問題ありません。

しかし、何度もイタズラされてガムテープが貼られる場合は、ドライブレコーダーや防犯カメラなどを使い、相手を特定できるようにしておきましょう。

無断駐車されたら張り紙しても大丈夫なのかについて、自分の車にイタズラされた場合の対処法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

【疑問②】応急処置で車にガムテープを貼るのは大丈夫?

たとえばフロントガラスに傷ができたり、バンパーが外れた際の応急処置として、ガムテープを貼るのは大丈夫か?

結論として、ガムテープよりも車専用の保護テープや、養生テープを使うのがおすすめです。

飛び石でフロントガラスに傷ができた応急処置としては、保護フィルムやテープを貼ったり、セロハンテープで補強したりしましょう。

フロントバンパーやリアバンパーが外れたときは、粘着テープや結束バンドで補強するのがおすすめです。

応急処置が終わった後は、必ずディーラーや整備工場に診てもらうようにしてください。

飛び石の応急処置、バンパーが外れたときの応急処置は、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

車に貼ってあるガムテープの剥がし方についてのまとめ

  • 車のボディに貼ってあるガムテープは、熱で温めて柔らかくしてスクレーパーで丁寧に剥がす
  • 車の窓ガラスに貼ってあるガムテープは、中性洗剤とスクレーパーで剥がす
  • 他人の車にガムテープを貼ると、器物破損になる恐れがある

車に貼ってあるガムテープは、熱や中性洗剤で柔らかくして、プラスチック製のスクレーパーで丁寧に剥がしましょう。

応急処置で補修する際はガムテープではなく、パーツにもよりますが、保護フィルムや養生テープなどを使うのがおすすめです。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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