車のボディやガラスに貼ってある劣化したステッカー、ステッカー跡の剥がし方

車を彩るためのアイテムといえば。ステッカーです。最初はお気に入りだったステッカーでも、長年貼っていると太陽光で色が剥げたり、飽きてしまったりして剥がしてくるときが来ます。
テープやシールはガラスに貼り付きやすい分、剥がれにくかったり跡が残ったりします。また、ステッカー剥がしに失敗すると、ステッカー跡が残るのも厄介です。
今回の記事では、車のボディやガラスに貼ってあるステッカーの剥がし方、ステッカー跡の剥がし方について解説していきます。
目次
車に貼ってあるステッカーの剥がし方
車に貼ってあるステッカーは、次の方法で剥がすのがおすすめです。
- ドライヤー
- 80℃前後の熱湯(ボディのみ)
- スクレーパー
- 車専用のステッカー剥がし剤
ドライヤー

家にあるものでしたら、ドライヤーでステッカーを剥がすのがおすすめです。ステッカーやシールに、ドライヤーを数分間吹きかけることで、粘着剤が柔らかくなります。
粘着剤が柔らかくなったところで、ステッカーをゆっくりと剥がしてください。ドライヤーを使う際は、次の注意点があるので覚えておきましょう。
・必ずゆっくりと剥がす
(一気に剥がそうとすると、粘着剤の跡が残りやすい)
・家庭用のコンセントから、延長コードで繋ぐ
(車の電源では、家庭用のドライヤーは動かない)
・樹脂製のバンパーなどは変形しやすいため、ドライヤーは使わない
80℃前後の熱湯(ボディのみ)

車のボディでしたら、80℃前後のお湯を使うのもおすすめです。ステッカーにお湯をかけて、柔らかくなったらゆっくりと剥がしていきましょう。
注意点としては、ボディのみの剥がし方で、窓ガラスには向かないことです。窓ガラスは垂直のため、お湯をかけても下に流れていきます。
そのため、ステッカーが貼ってあるところを、上手に温めることができません。また冬場に使用すると、寒暖差でガラスが割れる恐れがあります。
熱湯を使う際は火傷をしないよう、作業には細心の注意をはらってください。
スクレーパー

スクレーパーという、ヘラ状の道具を使うことで、ステッカーを剥がすことができます。
スクレーパーには、金属タイプとプラスチックタイプがありますが、プラスチックタイプを使うのがおすすめです。
金属タイプの方がステッカーを剝がしやすいですが、塗装面やガラスを傷つける恐れがあります。
そのため、プラスチックタイプのスクレーパーを使って、傷がつかないように優しく作業をしてください。
車専用のステッカー剥がし剤
車専用のステッカー剥がし剤を使えば、効果的にステッカーを剥がすことができます。特に劣化した古いステッカーの場合は、ステッカー剥がし剤を使うのが効果的です。
ステッカー剥がし剤をかけて、ステッカーが浮かび上がったら、スクレーパーで削り取ってください。
注意点として、ステッカー剥がし剤は車専用のタイプを使用することです。車専用のステッカー剝がし剤でしたら、塗装面が変色するようなリスクがありません。
車専用のステッカー剥がし剤は、Amazonや楽天のネット通販、カー用品で1,000円前後から購入することができます。
ステッカー跡の剥がし方
もしもステッカー剥がしに失敗すると、跡が残ります。こちらでは、ステッカー跡が残ったとき、綺麗に剥がす方法について解説していきます。
窓ガラスは「除光液」を使う
フロントガラスやリアガラスなど、窓ガラスについたステッカー跡は、除光液を使うのがおすすめです。
次の手順で行うと、窓ガラスについたステッカー跡を綺麗に落とせます。
ラップをかけておくと、除光液が垂れないため、ステッカー跡に浸透しやすくなります。
ボディは「コンパウンド」を使う
車のボディのステッカー跡は、コンパウンドを使いましょう。除光液を使用すると、塗装面が変色する恐れがあるのでやめてください。
使用するコンパウンドは、細かい粒子がおすすめです。粗いコンパウンドを使うと、塗装が剥がれる恐れがあります。
塗装面に傷ができないよう説明書をしっかりと呼んで、丁寧にステッカー跡を剥がしてください。
車のステッカー、ステッカー跡の剥がし方についてのまとめ
- 家にあるものなら、ドライヤーや80℃前後のお湯でステッカーを剥がす
- 効果的に剥がすなら、車専用のステッカー剥がし剤とスクレーパーを使う
- 車のステッカー跡は、窓ガラスなら除光液、ボディならコンパウンドを使う
家にあるものでしたら、ドライヤーや80℃前後のお湯でステッカーを剥がすことができます。温かくして柔らかくなったステッカーは、一気に剥がさずに、必ずゆっくりと丁寧に剥がすようにしてください。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。