車のひどい静電気・対処法|静電気除去グッズや静電気の原因、注意点を解説

トラブル

冬の車の困りごととして「静電気」が思い浮かびます。金属に触れると指先に痛みが走る、あの現象は厄介です。

車の場合は、ドアノブに触れたときに静電気が起きることが多いですが、セルフのガソリンスタンドで給油中に静電気が発生してしまうと、大きな事故に繋がる可能性があります。

この記事では、乗車時と降車時の静電気・対処法、おすすめの静電気除去グッズや静電気が起きる原因について解説していきます。

乗車時・降車時ともに有効な静電気の対処法は「湿らせた綿のハンカチ」を使うこと

車に乗るとき、降りるときに有効な静電気・対処法は、綿のハンカチを湿らせてからドアノブに触れることです。

ハンカチに息を吐いて軽く湿らせてから、ドアノブに触れるようにしてください。湿った布を挟んでドアノブに触れれば、それらを介して空気中に静電気を逃がすことができます。

綿のハンカチ以外では、ウェットティッシュを使用するのもおすすめです。

車に乗るときの静電気・対処法3選

車に乗るときに行う、静電気の対処法は以下の3つです。

  • 乗車前に車のキーで車に触れる
  • ハンドクリームで手を保湿しておく
  • 地面に触れる

乗車前に車のキーで車に触れる

車に乗る直前、車のキーを車のドアノブに触れさせてみてください。キーの金属部分がドアノブに触れることで、溜まった電気を放電することができます。

このとき、キーをしっかり握っておくことがポイントです。金属製のものであれば静電気に対処ができるので、リモコンキーなどキーに金属部分がない場合は、家の鍵やカラナビなどで代用することができます。

ハンドクリームで手を保湿しておく

静電気は、空気が乾燥によって起こる現象です。特に乾燥肌の人は、保持している水分量が少ないので、静電気が放出されにくい状態になっています。

手から手首にかけて、あらかじめハンドクリームで保湿しておくことにより、静電気の「バチッ」という衝撃をやわらげることができます。

地面に触れる

乗車前に2〜3秒ほど手で地面に触れるだけでも静電気を逃がすことができます。コンクリートやアスファルトには、静電気をゆっくり逃す性質があるためです。この方法により、一気に電気が走って痛みが生じるという現象を避けることができます。

車から降りるときの静電気・対処法は、シートに座ったまま車内の金属部分に触れておく

車を降りるときにできる静電気の対処法は、車内の金属部に触れてから降車することです。

シートに座ったまま金属部に触れると、静電気が起こることなく溜まった電気を放出することができます。

車体の中央部分にあるセンターピラー(前の席と後ろの席の間にある柱のようなところ)などに触れたままの状態で、地面に降りるようにしてみてください。

地面に足をつけたあとに金属部分に触れても静電気が起きてしまうので、必ず「地面に降りる前」に行いましょう。

車の静電気除去グッズは、キーホルダータイプがおすすめ

静電気除去グッズは色んな物が販売されていますが、おすすめはキーホルダータイプです。おすすめする理由をまとめると、以下の4点になります。

  • 数秒で除電できる
  • 乗車時・降車時のどちらにも使える
  • 忘れたり失くしたりする心配がない
  • 1,000円以下で購入できる

キーホルダータイプの静電気除去グッズは、ドアノブや車のボディなどに触れる前に、先端の導電ゴムを金属部分に数秒間タッチするだけで除電してくれます。

乗車時・降車時のどちらにも使え、鍵のチェーンに付けて持ち運びできるので、忘れたり失くしたりする心配がありません。

また、ダイソーといった100均でも販売されており、ネット通販でも1,000円以下で購入できます。

「気軽に車の静電気除去グッズを試したい!」という人は、キーホルダータイプの静電気除去グッズから試してみてはいかがでしょうか。

静電気の原因は「空気の乾燥」「摩擦」「帯電」

静電気は、人間に溜まった電気が金属に触れることで発生します。静電気が発生する主な原因は以下の4つです。

  • 空気の乾燥
  • 摩擦
  • 帯電による蓄積
  • 帯電体質

空気の乾燥

静電気は、空気中の湿度が40%を下回ると起こりやすくなると言われています。空気が乾燥していると、人や物質の電気のバランスが崩れ、帯電状態になります。

帯電した物同士が摩擦したり接触したりすることで、お互いの電気のバランスを取り戻そうとして電流が走り、痛みを伴う電気が発生します。

特に冬場は空気が乾燥していることもあり、車に限らず金属と人体との間で頻繁に静電気が起きてしまうのです。

摩擦

寒い冬場は、重ね着しているため服の摩擦が起きやすいのも原因の一つです。たとえば乗車中は、シートと服が擦れることによって静電気が生じます。そのままドアノブなどに触れると一気に放電して痛みが走ります。

帯電

防寒着やアウターなどによく使用されている「ナイロン」や「ウール」は、放電しにくく帯電しやすい特徴を持つ素材です。

そのような服を着ていると、知らぬ間に帯電が蓄積され、車の金属部分に触れたときに静電気が発生します。

帯電体質

帯電に関連しては「帯電体質」であることも、静電気が発生しやすい原因です。

身体に電気を溜めやすく放電しにくい帯電体質である場合は、摩擦や帯電の少ない服に気を遣っていても静電気が発生してしまいます。

帯電体質になってしまう主な要因としては、精神的なストレスや乾燥肌が考えられます。

睡眠時間や食生活など、生活習慣を見直してみることで改善される見込みがあるので、この機会に自身の生活を整えてみましょう。

※注意※ガソリンスタンドでは静電気から引火する危険性がある

気化したガソリンは空気よりも重く、地面やくぼみに溜まりやすいです。そのため、静電気のようなわずかな火元にも引火しやすく、最悪の場合は大惨事を起こす危険性があります。

ガソリンは−40℃の気温でも気化するので、寒い冬場でも油断はできません。

特にセルフで給油するときは、頻繁に車の乗り降りをするので、静電気を起こさないよう万全な対策をしてください。

車の静電気・対処法についてのまとめ

  • 静電気の対処法は、乗車時はキーで車に触れたり、降車時はハンカチの上からドアノブに触れたりする
  • 車の静電気除去グッズは、キーホルダータイプがおすすめ
  • ガソリンスタンドでは静電気から引火する危険性がある

乾燥肌の人、セーターやカーディガンなど静電気が起こりやすい服を着ているときは、車の乗り降りに気を付けてください。冬場のドライブを快適にするために、静電気対策はしっかりと行いましょう。

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この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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