車のメンテナンス・秋|秋に起こりやすい車のトラブルや、メンテナンスについて解説
夏は、強烈な紫外線やエアコンのフル稼働の影響で、車にストレスが溜まりやすいです。涼しくなってくる、晩夏〜秋口にかけて車の疲れを取るようにしてください。
秋は行楽シーズンでもあり、夏と同様に長距離ドライブをする機会が多いです。また、秋に車をメンテナンスしておくことで、冬でも快適に車を運転することができます。
今回は、秋にメンテナンスしておくべき、車の箇所について解説していきます。
目次
秋に起こりやすい車のトラブル
JAFが発表している、月別の「ロードサービス救援データ」によると、9月と10月の「JAFロードサービス 主な出動理由TOP10」の上位3位は、以下の通りになっています。
1位:過放電バッテリー
2位:タイヤのパンク、バースト、エアー圧不⾜
3位:破損/劣化バッテリー
情報引用元:ロードサービス救援データ(2022年度:月別) | JAF
そのため秋には、バッテリー系やタイヤのトラブルに気を付ける必要があります。
バッテリー系のトラブル
秋に起こりやすいトラブルのひとつが、バッテリー上がりです。バッテリーの充電は、車を走行することで行われます。
真夏は猛暑を乗り切るために、車内の冷房はフル稼働します。エアコンを常に作動させた影響で、秋になるとバッテリーが弱っているかもしれません。
タイヤのパンクやバースト
夏から秋になり気温が下がると、タイヤの空気圧も低くなってきます。空気圧が減った状態で走行すると、タイヤがパンクしやすくなり危険です。
これは、空気圧が低い状態で走行をすると、タイヤが波打ってしまう、スタンディングウェーブ現象が起きるからです。
そのため、タイヤがパンクやバーストしやすくなります。
秋にメンテナンスしておくべき車の箇所
秋にメンテナンスしておくべき車の箇所は、以下の5つです。
- バッテリー
- ライト
- タイヤ
- 車内清掃
- エアコン
バッテリー
バッテリーが劣化したまま冬を迎えると、気温が下がる影響でバッテリーの性能をフルで発揮させることが難しくなります。
そのため寒くなった途端に、バッテリートラブルでエンジンがかからなくなる場合があるのです。
近年ではバッテリーが高性能になったため、劣化に気付きづらくて急にトラブルに遭う可能性があります。
秋になったら、一度販売店や専門店にバッテリーの点検をしてもらうと良いでしょう。
●キーを回したときに、キュルキュルというセルモーターの回転音が鈍くなってきた
●ヘッドライトが暗くなってきた
●パワーウィンドウの動作が重くなってきた
●バッテリー本体が膨らんでいる
●バッテリー液が減りやすい
●バッテリーの天板にバッテリー液が漏れている
●バッテリーの端子付近に粉がふいている
ライト
夏至を過ぎると日照時間は徐々に短くなり、10月になると17時過ぎには外は真っ暗です。必然的に、ヘッドライトなどのライトを点ける時間は多くなります。
特に、通勤で毎日のように車を運転している人は、ライトもチェックしておいてください。バッテリーを交換してもヘッドライトが暗く感じるのなら、ライト自体を交換しましょう。
その他、テールランプ、ブレーキランプ、ウインカーランプ、バックランプ、ルームランプも、「暗い!」と感じたら交換してください。
また、テールランプやブレーキランプは後ろ側についているので切れていることに気が付きにくいのでしっかりチェックしましょう。
タイヤ
普段のシーズンに比べて、夏場にたくさん運転をした人は、タイヤの点検も行いましょう。タイヤが、かなりすり減っている可能性があります。
冬のことを考えるなら、秋の時点でスタッドレスタイヤに換えてください。
●目に見えてタイヤが減っている
●スリップサインが出ている
●大きめの傷が目についたり、細かい傷が複数あったりする
●空気圧が減っている
●ホイールが変形している
車内清掃
夏場は汗をかきやすく、汗がシートに染み込んでいる場合があります。また、日焼け止めクリームをシートに付けたり、制汗スプレーを車内で使ったりすることもあるでしょう。
そして、長距離運転をするときは、車内で飲食をする機会も増え、食べこぼしが車内に落ちている場合があります。
夏場にシートに付着した、汗・日焼け止めクリーム・制汗スプレー・食べこぼし等をキレイにするために、秋に大掛かりな車内清掃をおすすめします。
Duksでは、お客様の希望に合わせた2種類のルームクリーニングをご用意しています。秋の車内清掃に、ぜひ参考にしてください。
(ルームクリーニングは岡山エリア、米子店、出雲店のみ対応となります)
ガラス撥水・油膜落とし | フロントガラス交換・修理のダックス glassD(グラスディー) 公式サイト (glass-d.com)
エアコン
夏はバッテリーを酷使してエアコンを作動させるため、コンプレッサーにも大きな負担がかかります。
コンプレッサーが壊れるとエアコンは使えないため、壊れてしまうと不便です。また、エアコンの内部には、カビ・花粉・ホコリなどが溜まりやすいです。
特に夏場はカビが繁殖しやすく、エアコンを掃除しないまま冬を迎えると、暖房の効き目が悪くなる可能性があります。
エアコンをあまり使用しない秋に、エアコンのクリーニングやフィルターの交換を行い、コンプレッサーに異常がないかチェックしましょう。
エアコンのクリーニングについては、以下の記事でも詳しく解説しています!
窓ガラス・ボディのコーティング
夏の雨や紫外線の影響で、窓ガラス・ボディの撥水加工等のコーティングが落ちてしまっている可能性があります。
コーティングのメンテナンスには、以下の2つを心掛けてください。
- 撥水性が悪いと感じたらコーティングを行う
- ガラスやボディの汚れをしっかり取る
秋は台風の季節でもあり、秋雨前線の影響で雨が降りやすいです。
フロントガラス・サイドガラス・リアガラスなどの視界を確保する窓ガラスは、安全運転のためにしっかりとメンテナンスしましょう。
Duksでも撥水加工を行っております。プロならではの撥水を是非お試しください。
ガラス撥水・油膜落とし | フロントガラス交換・修理のダックス glassD(グラスディー) 公式サイト (glass-d.com)
撥水コーティングやボディコーティングについては、以下の記事でも詳しく解説しています!
秋の車のメンテナンスについてのまとめ
- 秋はバッテリーやタイヤのトラブルが起こりやすい
- 秋はバッテリーやタイヤをはじめ、ライト・車内清掃・エアコンのメンテナンスを行う
- 窓ガラス・ボディのコーティングも行うと安心
秋の期間はほんの少しで、あっという間に冬がやってきます。バッテリー・タイヤ・窓ガラス等に不具合があると、冬の安全運転に支障が出ます。
また、車内空間を快適にするためには、車内清掃やエアコンのクリーニングも秋の間に行いましょう。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。