オービスとは?何キロで光る?光ったか不安な時の対応と違反の流れ
「運転中に赤い光が見えた気がする」「何キロオーバーで光るの?」と不安を抱えていませんか?
オービスは悪質な速度超過を取り締まる装置ですが、光ったからといって必ず一発免停になるとは限りません。
本記事では、オービスが光る速度の目安や色、Nシステムとの違い、万が一光った後の通知や手続きの流れまで詳しく解説します。不安を解消し、落ち着いて今後の対応を確認するためにぜひお役立てください。
目次
オービスとは?光る速度の目安や条件

ここでは、オービスの光り方やライトが光る瞬間の速度超過、オービスが把握する情報について紹介します。
一般道・高速道路でオービスは何キロで光る?
オービスの正式名称は「自動速度違反取締装置」で、悪質なスピード違反を取り締まるための装置です。
オービスは一定の速度を超えると自動で発光し、違反車両を記録します。そもそも公道には「法定速度」が定められており(一般道路は最高時速60km/高速道路は最高時速100km)、これを大幅に超過した場合にオービスが作動する仕組みです。
オービスが光る瞬間の、速度超過は以下の通りです。
一般道路:時速30km以上
高速道路:時速40km以上
道路標識によって速度制限が設けられている場合もありますが、基本的にドライバーは法定速度を守る義務があります。
オービスが把握する情報
オービスでスピード違反を検知されると、以下の情報が把握されます。
・車種
・ナンバープレート
・ドライバーの顔写真
・いつどこで何km/hの超過速度を起こしたのか
これらの情報を基に、後日 通知書が自宅に届いて警察署への出頭が求められます。
オービスの光り方は赤?白?昼夜の見え方
オービスの発光は赤色が基本ですが、昼夜で見え方が大きく変わります。夜間はストロボの光が強く、赤というより白く感じる場合があり、瞬間的に視界が明るくなるため、驚きやすいのが特徴です。
昼間は周囲が明るいため赤い発光がはっきり見え、撮影されたかどうか判断しやすい傾向があります。
固定式でも可搬式でも光の色は同じで、速度超過が一定以上になると自動で発光します。
オービスが「光ったか不安」なときの正しい対応法
オービスが光ったかどうかの不安がある人は、設置場所や装置の種類を確認すると状況を整理しやすくなります。
強い赤い閃光を感じた場合は撮影の可能性がありますが、夜間は白く見えることもあり、勘違いだった場合も考えられるでしょう。
撮影の有無はその場では確認できないため、数週間は警察からの通知が届くかどうかを確認しつつ、心配であれば設置場所の種類や速度超過の程度を思い返すと判断材料になります。
可搬式オービスは光が弱い場合もあるため、光を見逃した可能性も考えられます。過度に不安を抱えず、冷静に経過を見守る姿勢が大切です。
オービスの種類と勘違いしやすい別の装置
オービスには大きく分けて、固定式と移動式の2種類があります。また、道路上にあるカメラには、オービスの他に「Nシステム」も存在します。
固定式オービスの種類
固定式のオービスには、主に以下の4つが存在します。
- レーダー式
- Hシステム
- ループコイル式
- LHシステム
レーダー式
最も古いオービスで、 レーダーを発射して車の速度測定をする仕組みです。写真撮影はフィルム式で行われています。
主に道路上部にセンサーが設置されているため、遠くからでもオービスの存在を確認することが可能です。
Hシステム
レーザー式に代わり、現在多く設置されているオービスです。測定方法はレーダー式のものと同様ですが、警察署と通信回線により常に接続されています。
レーダー式と同様に、道路上部にセンサーが設置されているため、遠くからでもオービスの存在を確認することが可能です。
ループコイル(磁気センサー)式

主に道路内部に埋め込まれており、ループコイルと呼ばれる磁気センサーで速度測定をします。
車線中央に横の白線が引かれている場合は、ここにループコイル式が埋まっており、遠くからでは存在が確認しづらいです。
LHシステム
LHシステムオービスは、Hシステムとループコイル式を組み合わせたオービスです。実はレーダー波は、環境や気象条件に影響を受けやすくなっています。
そこでLHシステム式は、地面に埋め込まれたループコイルによって速度測定を、道路上部にあるカメラで写真撮影をして、警察担当部署へのデータ通信が行われています。
ただし、設置するためのコストが高額なため、一部の主要箇所にしか設置されていません。
近年増加する移動式オービスとは

移動式のオービスには、主に以下の2つが存在します。
- 移動式車両
- iMオービス(新型移動式小型オービス)
移動式車両
車にオービスを搭載していて、速度を検知するタイプです。基本的にワンボックスカーや警察車両に装備していて、いわゆる「ネズミ捕り」と呼ばれるものになります。
およそ10〜15m手前から検知を行っており、見た目ではオービスが搭載されている車両の判断は困難です。
iMオービス(新型移動式小型オービス)
人の手でも持ち運び可能なタイプのオービスで、レーダーで速度を検知します。
そして「高さ:約1.3m/幅:約1m」とコンパクトなため、狭い場所でも三脚を立てての撮影が可能です。
2017年7月から、岐阜県警が本格的に運用をスタートしました。
道幅が狭くて取締まりが困難だった「生活道路」でも利用できるため、今後多くの住宅地で使用される可能性があります。
Nシステムとの違い・見分け方

Nシステムは速度を計測しない装置で、通過車両のナンバーと車両情報を記録することを目的としています。
見た目は似ていますが、オービスにはレーダー部やストロボがあり、速度取締りに必要な機器が前方に配置される傾向があります。
Nシステムは門型のフレームに複数のカメラが並び、昼夜を問わず常時記録する構造が特徴です。
光ったかどうかで判断するのは誤りで、発光があるのはオービスのみです。形状や設置目的を知ることで、両者を正しく見分けられます。
Nシステムについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
オービスには事前予告の看板(電光掲示板)がある?
固定式オービスが設置される道路では、手前1〜3kmの区間に「自動速度取締機設置路線」などと書かれた予告看板や電光掲示板が複数置かれることが一般的です。
これは速度抑制を目的とした事前周知であり、看板がある区間では高い確率で固定式オービスが設置されています。
一方、可搬式オービスには予告表示がない場合が多く、走行中に突然見かけるケースもあります。
看板の有無で種類を推測できますが、電光掲示板は交通情報と混在することもあり、誤認しやすい点に注意が必要です。予告表示の特徴を知ることで、取締り装置との見分けがしやすくなります。
オービスが光るとどうなる?違反後の手続きと流れ

オービスを光らせた場合は、刑事罰の対象となり、出頭通知書が届いたら、警察署に出頭しなければいけません。
違反の通知(出頭通知書)は何日後・何ヶ月後に届く?
オービスを光らせると、車のナンバープレートを元に情報を割り出し、車の所有者の自宅に「出頭通知書」が、数日〜1ヶ月以内に郵送されます。
出頭通知書は、あくまで車の所有者に送られてきます。そのため、違反したドライバー=車の所有者とは限りません。
もしも、家族や友人などの知り合いに車を貸し出し、スピード違反された場合は自分の元に通知書が届きます。その場合は、警察に事情を説明しましょう。
警察署への出頭から簡易裁判所での手続きまでの流れ
出頭通知書が届いたら警察署に出頭し、裁判所から出廷要請の通知が届くので、裁判所に出廷します。流れを説明すると、次の通りです。
①:警察署に出頭する
通知書が届いたら、事情聴取で事実確認が行われるため警察署へと出頭します。
なお、通知書を無視して警察署への出頭を怠ると、警察官が自宅まで来て逮捕される恐れがあるため注意してください。
通知書は無視せずに、必ず警察署に出頭しましょう。警察署へ出頭したときの流れは、以下の通りです。
撮影データには、車両やナンバープレート、ドライバーの顔がしっかりと写っているため、事実を否定するのは難しいです。
事実と異なる発言をした場合は、偽証罪に問われることもあるので、質疑には正直に答えましょう。
②:裁判所から出廷要請の通知が届く
警察署での事情説明が終わると、今度は裁判所から「出廷通知書」が数日〜1ヶ月以内に郵送されます。
通知書には日時や場所の指定、略式裁判によって罰金を決める旨が記載されています。
指定された日時が不都合な場合は、記載されている連絡先に電話して、日時変更を行ってください。
そして、その場で罰金を支払う場合があるので、用意できるならば現金10万円を持参しましょう。すぐに用意できない場合は、後日納付することも可能です。
③:裁判所に出廷する
裁判所に出廷した後の流れは、以下の通りです。
警察の聴取に不備がないかどうかの確認
なお、出廷より前に免許停止処分が下されている可能性があるため、裁判所へ向かう際は車を運転せず、必ず公共交通機関を利用してください。
④:停止処分者講習を受ける
オービスを光らせた場合、免停はほぼ確実です。超過速度により30日〜90日と免停の期間が異なります。
ただし「停止処分者講習」を受けると免停の期間を短縮することができます。
停止処分者講習は、公安委員会から講習の通知書が郵送されてくるので、特に生活に車が必要な場合は必ず受講するようにしましょう。
免停期間により「短期講習」「中期講習」「長期講習」の3つの講習に分かれており、それぞれに講習費用が必要です。
オービスによる罰金・反則金はいくら?
オービスが光ると免停の対象になり、6ヶ月以下の懲役、または10万円以下の罰金が科せられます。
スピード違反の反則金と罰金に関しては、以下の表を参考にしてください。
【スピード違反の反則金と罰金】
| 超過速度 | 一般道路 | 高速道路 |
|---|---|---|
| 時速15km未満 | 9,000円 | 9,000円 |
| 時速15~20km未満 | 12,000円 | 12,000円 |
| 時速20~25km未満 | 15,000円 | 15,000円 |
| 時速25~30km未満 | 18,000円 | 18,000円 |
| 時速30~35km未満 | 6ヶ月以下の懲役、または10万円以下の罰金 | 25,000円 |
| 時速35~40km未満 | 6ヶ月以下の懲役、または10万円以下の罰金 | 35,000円 |
| 時速40~45km未満 | 6ヶ月以下の懲役、または10万円以下の罰金 | 6ヶ月以下の懲役、または10万円以下の罰金 |
| 時速50km以上 | 6ヶ月以下の懲役、または10万円以下の罰金 | 6ヶ月以下の懲役、または10万円以下の罰金 |
※赤文字がオービスの罰金・罰則の対象
スピード違反に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
オービスが光ったら一発免停になるって本当?
オービスが光ったからといって、必ず一発免停になるわけではありません。免停の有無は速度超過の幅で決まり、一般道で30km/h以上、高速道路で40km/h以上の超過があると免停相当の違反点数が科される可能性があります。
オービスは重大な速度違反を確実に記録する装置ですが、光っただけでは処分内容は確定しません。実際の点数は後日届く通知で判断され、軽度の超過であれば罰金のみで済むケースもあります。
光を見た瞬間に免停を確信する必要はなく、速度や道路状況を思い返しながら冷静に対応することが重要です。
オービスが光らないようにするには?対策を紹介

画像出典元:オービスガイド – オービス通知アプリ | オービスガイド – 全国オービス情報サイト (orbis-guide.com)
オービスを光らせないためにできることは、制限速度を守ったり、予告看板やインターネットで設置場所を事前確認するのが有効です。
法定速度(制限速度)を守る
一番は法定速度(制限速度)を守ることです。
特に高速道路や自動車専用道路では、道幅も広く交差点や信号機も少ないため、ついついスピードを出してしまう場合があります。
スピードの出し過ぎはオービスが光らなくとも、大きな事故に繋がる確率が高まります。
そもそもオービスは事故を防ぐために設置されているので、基本的には制限速度を守る意識を心掛けてください。
予告看板で確認する
オービスがある場所には通常、設置場所より前に予告看板があります。
予告看板は、オービスの手前1km〜3km程度のところに複数設置されているパターンが多いです。
看板には「自動速度取締機設置区間」などと明記されており、看板の大きさや色は設置してある地域や道路で異なります。
設置場所をインターネットで把握する
実は設置場所はインターネットでも、事前に把握することが可能です。インターネットでオービスを事前に把握する場合は、以下の2つの方法があります。
- WEBサイトから調べる
- オービス検知アプリをスマホにインストールする
WEBサイトからオービスの設置場所を調べる場合、以下の「オービスガイド」で把握できます。
参考:オービスガイド – 全国オービスマップ&情報サイト (orbis-guide.com)
ただし、検索できるのは固定式のみで、移動式は検索できません。ちなみに、オービスガイドのアプリ版では、移動式のオービスを検知することが可能です。
リアルタイムのオービス情報をプッシュ通知で報せてくれたり、大きく超過速度をしている場合は音声で報せてくれたりします。
とはいえ、これは「うっかりスピードを出し過ぎたときに気付くためのサポート」と捉えてください。基本的には制限速度を守り、安全運転を心掛けましょう。
速度超過は重大事故や「飛び石」によるガラス破損のリスクも
スピードの出し過ぎは、オービスによる検挙や重大事故のリスクを高めるだけではありません。
実は、前の車が巻き上げた「飛び石」によるフロントガラス破損のリスクも大きく跳ね上がります。
高速走行では小石が勢いを保ったまま飛来し、速度が速いほど衝撃も強くなるため、ガラスに深刻なヒビ割れを引き起こしやすくなるのです。
オービスは一定以上の速度超過で光りますが、光ったか不安な状況でも、まずは自分の速度や周囲の交通状況を振り返ることが大切です。
違反の流れは通知書の到着で確定するため、焦らず経過を確認しつつ、安全運転を心がけることが結果的にトラブル回避につながります。
飛び石が起こる原因については、こちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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まとめ|ルールを守り安全で快適なカーライフを
- オービスが光る超過速度は、一般道路で時速30km以上、高速道路で時速40km以上
- オービスが光ると出頭通知書が届き、警察に出頭する
- オービスは、予告看板やインターネットで設置場所をあらかじめ確認できる
オービスが光ったか不安な時は、装置の種類や今後の流れを把握し、冷静に対処しましょう。
万が一違反通知が届いても、焦らず適切な手続きを進めることが大切です。また、スピードの出し過ぎは重大事故だけでなく、飛び石によるフロントガラス破損のリスクも高めます。
日頃から法定速度を守り、安全で快適なカーライフをお送りください。
この記事の監修者
DUKS 受付窓口責任者
吹浦 翔太
年間84,000件のフロントガラストラブルに対応するDUKSグループで、受付窓口の責任者を務めています。
2008年から6年間、現場での実務経験を積み、現在は国内主要ディーラー各社からの修理依頼を中心に、状況の整理と修理方針の判断に携わっています。
保有資格は「JAGUフロントマスター」「ダックス事務検定2級」。
現場で培った知見をもとに、お客様にとって最善の修理をご案内します。

