フィルムアンテナの貼り付け方、ガラス交換時の注意点を解説!

メンテナンス

フィルムアンテナの貼り方ですが、カーライフを快適にするためには正しい取り付けが欠かせません。

フィルムタイプのアンテナはガラス面に直接貼るため、位置や向きのわずかな違いが受信感度に大きく影響します。

特に左右逆や上下逆に貼ってしまうと、電波をうまく拾えずナビやテレビの映像が途切れる原因となります。

車検の際にも配線や取り付け状態が見栄えに関わるため、丁寧な作業が求められます。

初心者でもコツを押さえれば、安定した受信環境を確保しつつ美しく仕上げることが可能です。

フィルムアンテナの取り付け方

フィルムアンテナの取り付け方は、基本的には次の手順で貼り付けてください。

マイクロファイバーなどで軽く掃除をする

フィルムを貼る前にフロントガラスをマイクロファイバータオルや雑巾で、軽く水拭きしてください。

こうすることで、ゴミやホコリなどの不純物を拭き取り、上手に貼り付きやすくなります。

マーキングをする

目印として、赤や青など目立つテープを貼り付けてください。こうすることで、貼ったときの微妙な位置のズレが起こりにくく、キレイに貼ることができます。

台紙をはがし、アンテナ端子の向きやコードの取り回しを意識して貼り付ける

貼り付けた後は空気が入らないように、指やヘラでしっかり圧着しましょう。

フィルムアンテナはいきなり直接貼ると、微妙なズレが出てきたり空気が入ったりするので、貼る前の準備はしましょう。

フィルムアンテナを貼り付けた後は、アンプの貼り付けやケーブルの配線などを行ってください。ケーブルの配線はドアピラーなどに沿わせて、見た目をすっきり仕上げてください。

また、フィルムアンテナを購入すると、基本的には説明書が付属されています。貼り付ける際は、必ず説明書通りの手順を守ってください。

フィルムアンテナの取り付け方のコツ

フィルムアンテナの取り付け方のコツは、アンテナ同士の間隔を10cm以上開けたり、アンテナの向きを縦と横にしたりすることです。

アンテナ同士の間隔を10cm以上開ける

フィルムアンテナを複数枚貼る際には、アンテナ同士の距離を必ず10cm以上確保することが重要です。

間隔が狭いと電波の受信感度が干渉し合い、ナビやテレビの映像が途切れやすくなる原因になります。

特にガラス面の限られたスペースに貼る場合、位置決めを焦らず、仮止めしてから最終的に貼り付けると失敗を防げます。

また、ガラスの端に寄せすぎると配線処理が難しくなるため、余裕を持った配置を心掛けましょう。

初心者でもこのポイントを意識すれば、安定した受信環境を確保できます。

アンテナの向きを縦と横にする

フィルムアンテナを取り付ける際には、アンテナの向きを縦と横に組み合わせることが受信感度を安定させる大きなポイントです。

電波は水平・垂直の両方向から届くため、同じ向きに貼ると拾える信号が偏りやすく、映像や音声が途切れる原因になります。

ガラス面の左右や上下に分けて配置することで、互いの役割を補い合い、走行中でも安定した受信が可能になります。

初心者はまず仮止めで位置を確認し、縦横のバランスを意識してから本貼りすると失敗が少なくなります。

フィルムアンテナを貼り付ける際の注意点

フィルムアンテナを貼り付ける際の注意点としては、アンテナ端子の向きを正しく合わせる

ことや、一度使ったフィルムアンテナを再利用しないことです。

また、アンプ部をフロントガラスの端から25mm以内にしてください。

  • アンテナ端子の向きを正しく合わせる
  • 一度使ったフィルムアンテナを再利用しない
  • アンプ部をフロントガラスの端から25mm以内にする

アンテナ端子の向きを正しく合わせる

フィルムアンテナを取り付ける際は、アンテナ端子の向きを正しく合わせることが大切です。

端子の位置が左右逆や上下逆になると、受信感度が著しく低下する場合があります。

ガラス面に貼る際は、端子が内装側に自然に収まる方向を選ぶことで、配線処理もスムーズになり、見た目もきれいに仕上がります。

正しい向きで設置することが、安定した受信環境を作るための基本です。  

一度使ったフィルムアンテナを再利用しない

一度使ったフィルムアンテナの再利用は、基本的にはおすすめできません。

これは、アンテナが断線したり受信性能が悪くなったりする危険性があること、単純に見栄えが良くないからです。

スマホやタブレットも剥がしたフィルムをもう一度貼る際に、やはり見栄えが良くありません。フィルムアンテナにも同様のことが言えます。

それと、フィルムアンテナの料金をケチったがために、アンテナが断線したらそちらの料金の方が高くなってしまうので、本末転倒です。

アンプ部をフロントガラスの端から25mm以内にする

フィルムアンテナのアンプ部は、フロントガラスの端から25mm以内に設置することが推奨されています。

これは受信感度を安定させるためだけでなく、車両の保安基準に適合させるためにも重要です。

アンプ部が中央寄りに貼られていると、視界を妨げる可能性があり、安全性の面で問題となる場合があります。

保安基準では運転者の視界確保が求められているため、ガラスの端に近い位置に取り付けることで基準を満たしつつ、配線も内装に沿わせやすくなり見た目も整います。

フィルムアンテナの貼り方についてのまとめ

  • フィルムアンテナを貼る際は、ガラスをきれいに掃除してマーキングをする
  • 取り付け方のコツは、アンテナ同士の間隔を10cm以上開けたり、アンテナの向きを縦と横にしたりすること
  • アンテナ端子の向きを正しく合わせて、一度使ったフィルムアンテナは再利用しない

フィルムアンテナを貼るときに、アンテナの向きや端子の配置を誤って左右逆や上下逆にすると感度が低下し、映像や音声に影響が出てしまいます。

正しい取り付けとコツを押さえることで、車検時にも見栄え良く、安定した受信環境を維持できます。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

インタビュー記事

ピックアップ記事

関連記事一覧