融雪剤が車の〝錆び〟の原因!車体にもたらす影響と対処法

メンテナンス

冬が明け、雪が溶けてきたころ、「なんとなく車の錆びが目立つような…?」と感じたことはないでしょうか。

雪が原因なのかな?と思うかもしれませんが、意外にも、冬明けに目立つ車の錆びの原因は雪だけではないのです。

降雪期における車の走行には、路面凍結によって引き起こされる危険性がたくさん潜んでいます。路面凍結の対策として、特に降雪地帯などでは、11月の下旬頃を目安に融雪剤の路面散布がなされます。

実はこの融雪剤が、車の錆びに大きく影響しています

融雪剤が車体にもたらす影響

車体が錆びる

融雪剤に含まれる、

  • 塩化ナトリウム
  • 塩化カルシウム
  • 塩化マグネシウム

には、金属の腐食を促進させる塩分が含まれています。

しかし、これらの成分のみでは車体が錆びることはありません。雨や雪、氷など空気中の水分と化合して金属に付着し、酸化することによって錆びてしまうのです。

融雪剤の塩分を含んだ水分は蒸発しにくい性質をもち、金属をより酸化させやすくなります。特に、車の足回り(シャシ)などは融雪剤の影響を受けやすい部分です。冬季期間は常に新しい融雪剤が散布されているルートも少なくないので、影響を受け続ける期間が長くなり、錆のリスクも高まってしまいます。

冬の期間は、車の足回りをこまめにチェックし、きれいな状態を保つようにしてください。

最悪の場合は故障に至ることも

路面に散布された融雪剤をタイヤが巻き上げ、エンジンルーム内に融雪剤が入り込んでしまうことがあります。

そうなると、エンジンの周辺装置(サスペンション、ブレーキ配管、ブレーキ周り、タイヤ、ホイールなど)に融雪剤が堆積してしまい、錆びが進行して故障に繋がってしまうのです。

融雪剤による錆びを放置した結果、車が廃車になってしまったケースも多くあるので、車体に付着した融雪剤の処理には気を配るようにしましょう。

融雪剤が車体に付着した時の洗車方法

融雪剤が散布された路面を走行したあとに洗車を行う場合は、シャシまで入念に洗ってください。

自分で洗車をする

高圧洗浄機などを用いて、車全体に水をかけながら洗い流します。タイヤのホイールなどにも融雪剤が残りやすいので、入念に洗い流してください。

仕上げに、普段よりも多めのシャンプーを使って、融雪剤を完全に洗い落としてください。

洗車機を使って洗車する

洗車機の設定をする際に「下部洗浄」をオプション設定し、洗車を行ってください、

有料オプションであるため、通常の洗車オプションよりも若干費用はかかってしまいますが、融雪剤を確実に落とすためにはこの方法がとてもオススメです。

全て自動で行ってくれるので、下部に付着した融雪剤を楽に落とすことができます。

洗車の目安

高速道路など、融雪剤の影響を受けやすい道を走行した場合は、走行から2~3日以内には1度洗車をしておきましょう。

また、一般道でも融雪剤が多く散布されている道路を走行する場合は、少なくても月に1回程度の洗車を行って下さい。

どちらの場合でも、車体下部を重点的に洗車することが必須です。

融雪剤はこまめな対処をすれば楽に落とせる!

融雪剤による錆を楽に対処するコツは、「まめに対処」をすることです。

マフラー部分やホイール(ホイールキャップ)などが汚れているな、と感じたらすぐに洗車クロスで拭き取る習慣を付けてみてください。

最初は手間に感じてしまうかもしれませんが、頑固な汚れや錆になって対処が難しくなってしまったときのコストを考えてみても、まめな手入れをしておくことが最善の方法と言えます。

対処時の注意点

融雪剤を拭き取るときは、必ず軍手や手袋を使用して作業を行うようにしてください。

融雪剤に含まれている塩分が皮膚に付着してしまうと、炎症を起こしたり、肌トラブルにつながったりして大変危険です。

誤って皮膚に付着してしまった場合は、すぐに水で洗い流してください。

最後に

道路の路面に散布される融雪剤は、路面凍結の危険を回避するための手段としては非常に効果的です。しかし、自動車の車体にとっては悪い影響をもたらしてしまいます。

融雪剤は、車の熱(特にマフラーなど)によって時間の経過とともにこびりついてしまう可能性が高くなっていきます。

車体を綺麗な状態で保つためには、融雪剤が散布されている路面を走った後のこまめな洗車を心がけるようにしましょう。

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