高速道路の制限速度について|一部区間の制限速度の引き上げも解説

雑学

高速道路の制限速度は、一部区間によっては年々変化していることをご存知でしょうか?

各道路の一般的な最高速度を「法定速度」とも言い、道路によって制限速度が決められています。

一般道における法定速度は60kmですが、高速道路の場合は車両や区間、状況によって変化します。また、2021年12月現在で、110~120kmまで走行できる区間も出てきました。

今回は高速道路の制限速度(法定速度)や、制限速度が異なる高速道路について解説します。

高速道路の制限速度とは

高速道路の制限速度は、法定速度として決まっています。高速道路の制限速度(法定速度)は「最高速度・時速100km」「最低速度・時速50km」です。

後述しますが、一部では最高速度120kmで走行できる高速道路も出てきました。

しかし、大抵の高速道路の最高速度は、時速100km(一般道は時速60km)と覚えておいて間違いありません。

各車両の高速道路における最高速度(法定速度)

高速道路では、運転する車両によって最高速度が変わります。例えば、普通自動車とトレーラーでは最高速度が異なるので注意が必要です。

車両別の高速道路の最高速度については、以下の表にまとめてあるので参考にしてください。

【各車両別・高速道路の最高速度】

車両最高速度
・大型乗用自動車
・普通自動車
・軽自動車
・大型自動二輪車
・普通自動二輪車
・緊急自動車
時速100km
・大型貨物自動車
・大型特殊自動車
・トレーラー
時速80km
・普通自動二輪車(125cc以下のもの)
・原動機付自転車
通行禁止

125cc以下のバイクや原付は高速道路に侵入できません。また、自動車専用道路(バイパスなど)における法定速度は、どの車両も時速60kmです。

自動車専用道路においても、125cc以下のバイクや原付は侵入できないので注意してください。

高速道路の定義

高速道路の正式名称は「高速自動車国道」です。高速道路は「高速自動車国道法」によって、以下の通りに定められています。

【高速自動車国道法・第四条】

高速自動車国道とは、自動車の高速交通の用に供する道路で、全国的な自動車交通網の枢要部分を構成し、かつ、政治・経済・文化上特に重要な地域を連絡するものその他国の利害に特に重大な関係を有するもの。

引用:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=332AC0000000079

具体的には、東名高速道路・新東名高速道路・名神高速道路・新名神高速道路の4路線です。そのほか、東北自動車道・中央自動車道などの自動車道も「高速自動車国道」に該当します。

ちなみに、首都高速道路や阪神高速道路などの都市高速道路は、「高速自動車国道」ではなく「自動車専用道路」です。

「高速道路」という名前になっていますが、法定速度についても一般道と同じ扱いになります。「高速自動車国道」とは異なるので注意してください。

制限速度を破った場合の罰則

高速道路で制限速度を破った場合の反則金は、超過速度によって変化します。普通自動車の違反点数・反則金は、以下の表を参考にしてください。

【高速道路の制限速度違反(普通自動車)】

超過速度違反点数反則金
時速15km未満1点9,000円
時速15~20km未満1点12,000円
時速20~25km未満2点15,000円
時速25~30km未満3点18,000円
時速30~35km未満3点25,000円
時速35~40km未満3点35,000円
時速40~45km未満6点裁判で罰が決定
時速50km以上12点裁判で罰が決定
最低速度違反1点6,000円

超過速度が時速40km以上の場合は、裁判にかけられて6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金が科せられることもあります。

また、過去3年以内に違反点数が6点以上になると免停の対象です。時速40km以上の超過速度の場合は、一発で免停となります。

くれぐれも、高速道路におけるスピードの出し過ぎには気を付けてください。

一部区間の制限速度の引き上げについて

2020年までに、東北自動車道や新東名高速道路の一部で、最高速度を時速120kmまでの引き上げが試験的に行われました。

そして、東北自動車道の一部区間において、2020年9月16日から最高速度が引き上げられています。また、それを皮切りに、最高速度が時速110~120kmの区間が増えています。

【最高速度が時速110~120kmの区間(2021年12月現在)】

高速道路と区間開始年月日最高速度
東北自動車道の一部区間
※岩手県内の花巻南~盛岡南間の約27km
2020年9月16日時速120km
新東名高速道路の一部区間
※静岡県内の御殿場~浜松いなさ間の約145km
2020年12月22日時速120km
東関東自動車道の一部区間
※千葉県内の四街道~成田ジャンクション間の約18.5km
2021年12月1日時速110km
※ただし、大型貨物車などの一部車両は時速80kmのまま。

ASV(先進安全自動車)など自動運転の技術が進歩すれば、今後 最高速度の引き上げ区間は、増えていく可能性はあります。

最後に

高速道路における制限速度は、法定速度で定められている「最高速度・時速100km」「最低速度・時速50km」と覚えてください。

ただし、一部区間では最高速度の引き上げが行われており、今後も引き上げられる区間が増えていく可能性はあります。

出張や帰省などで定期的に利用する高速道路については、制限速度をこまめにチェックしておくと良いでしょう。

また、高速道路ではついつい気分が高まり、制限速度をオーバーして走行することがあります。高速道路の各所にはオービスが設置されていて、必ず取り締まられるので注意しましょう。

制限速度(最低速度も含む)を守って、高速道路でも安全運転を心掛けてくださいね。

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