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免許更新のオンライン講習受講はいつから全国化に?オンライン講習のやり方、メリットを解説

雑学

2022年2月から免許更新に必要な講習が、一部の地域でオンライン化されていることをご存知でしょうか?

免許更新の講習は人数や時間制限があるため、混雑していると受講するまでに長い待ち時間が発生します。オンラインでの講習受講は、この待ち時間の手間を大幅に削減できるのがメリットです。

この記事では、免許更新のオンライン講習の全国化はいつからなのか、具体的な講習内容について解説していきます。

オンライン講習受講が2022年から試験導入!2024年度以降の全国運用を目指す

2022年(令和4年)2月からモデル事業として、北海道・京都府・千葉県・山口県の4道府県において、運転免許の更新時の講習をオンライン化する取り組みが試行されました。

これまで優良ドライバー(いわゆるゴールド免許)のみ対象でしたが、2023年12月時点では「2023年(令和5年)10月1日以降に誕生日を迎える方」であれば、講習区分が「一般」でも対象になります。

モデル事業での受講対象者は、以下の通りです。

モデル事業での受講対象者  

本サービスの受講対象者の方は、以下の条件をいずれも満たす方です。  

①:北海道、千葉県、京都府、山口県の公安委員会の更新連絡書をお持ちの方で、講 習の区分(更新連絡書に記載)が「優良」または「一般」の方
②:オンライン講習(モデル事業)の受講及び免許証の更新の時点で、上記4道府県 に現にお住まいの方
③:住所が上記4道府県のマイナンバーカード(有効な署名用電子証明書と英数字6~ 16文字のパスワード、および有効な利用者証明用電子証明書)をお持ちの方
④:2023年(令和5年)10月1日以降に誕生日を迎える方(講習区分が「一般」の場合のみ)
⑤:現にお住いの上記4道府県において更新手続をされる予定の方

引用:警察庁|オンライン更新時講習モデル事業 操作マニュアル

全国的には2024年度以降の運用を目指すとのことですが、2023年12月時点ではハッキリとした詳細は分かっていません。

免許更新での講習がオンライン化により、自宅等で受講することが可能に

現段階(2023年12月時点)ではモデル事業のみになりますが、免許を更新する際に必要な講習が、一部地域ではオンラインで受けられるようになっています。

こちらでは、免許更新のオンライン講習受講の内容について解説していきます。

免許更新のオンライン講習受講とは

画像引用元:警察庁|オンライン更新時講習モデル事業 操作マニュアル

免許を更新する場合、運転免許センターや警察署などに出向いて、講習を受ける必要があります。

この講習をオンライン化することで、スマートフォンやパソコンを使い、自宅等で講習を受けることが可能になりました。

講習動画では、受講者がしっかりと視聴していることを確認するため、チャプターごとに確認問題が出題されたり、受講者の撮影が行われたりしています。

オンライン化は、あくまで講習のみ

勘違いをしていけないのは、免許の更新が全てオンラインで完結するわけではないことです。

オンライン化はあくまで講習のみであり、申請書の作成から免許証の発行に関しては、運転免許センターや警察署などに出向く必要があります。

受講内容

オンライン講習受講の内容は、主に以下の通りです。

講習動画視聴・講習動画の視聴を行います。所要時間は優良運転者の方は約30分、一般運転者の方は約40分です。
・視聴の間では確認テストが出題され、その後に顔画像の撮影 (合計3枚)を行います。
運転適性診断・運転適性診断の実施を行います(所要時間は約20分です)。
・優良運転者の方は任意であり、一般運転者の方は必須です。
・36問の設問に回答し、複数本の動画視聴を行います。
・一般運転者の方のみ、動画視聴の後に顔画像の撮影(4枚目)を行います。
運転教育・広報動画視聴・運転教育や広報動画の視聴を行います(所要時間は約10 分)。
・動画の視聴は任意であり、スキップすることが可能です。

出典:警察庁|オンライン更新時講習モデル事業 操作マニュアル

オンライン講習のやり方、用意する物、対象デバイスについて

オンラインでの講習は、スマホやパソコンがあれば簡単に受講できます。

こちらでは、警察庁の「オンライン更新時講習モデル事業」の操作マニュアルを元に、オンライン講習のやり方や用意する物、対象デバイスについて解説していきます。

出典:警察庁|オンライン更新時講習モデル事業 操作マニュアル

用意する物

オンラインで講習を受けるには、以下の物を用意する必要があります。

用意する物

・マイナンバーカード
・ICカードリーダー
・免許証
・スマートフォン、もしくはパソコン

ICカードリーダーは、マイナンバーカードを読み込む際に必要です。ネット通販で1,000円〜2,000円ほどで販売されているので、誰でも気軽に購入することができます。

マイナンバーカードに対応したICカードリーダーについては、公的個人認証サービス・ポータルサイトの「ICカードリーダライタのご用意」から確認できます。

参考:公的個人認証サービス・ポータルサイト|ICカードリーダライタのご用意

対象デバイス

オンライン講習受講には、スマホやパソコンが必要です。またどのスマホやパソコンでも受講できるわけではなく、対象となるデバイスが存在します。古いOSや端末だと受講できないので、注意が必要です。

対象デバイスに関しては、以下の表を参考にしてください。

スマホパソコン
【iPhone】
OS:iOS(14.0以上)
ブラウザ:Safari(13以上)
【Android】
OS:Android(6.0以上)
ブラウザ:Chrome(69以上)
OS:Microsoft Windows10
ブラウザ:Microsoft Chromium Edge(79.0.309.65以上) Chrome(69以上)

対象スマホに関しては、公的個人認証サービス・ポータルサイトの「よくある質問」から、詳しく確認できます。

参考:公的個人認証サービス・ポータルサイト|よくある質問

オンライン講習受講の手順

画像引用元:警察庁|オンライン更新時講習モデル事業 操作マニュアル

必要な物が用意できたら、以下の手順でオンライン講習受講を行います。

マイナポータルアプリをインストールする
ICカードリーダーをデバイスに繋げる
マイナンバーカードを、ICカードリーダーから読み込む
免許証番号を入力する
講習の受講
顔画像の撮影(しっかりと受講しいるかの確認)
アンケートを記入、登録して受講完了

マイナポータルアプリをインストールする場合、デジタル庁やマイナポータルのサイトから、Android・iPhone・Windows・Macの操作マニュアルが確認できます。合わせて参考にしてください。

参考①:マイナポータル|操作マニュアル

参考②:デジタル庁|マイナポータルアプリ

オンライン講習受講のメリットと課題

こちらでは、警察庁の「更新時講習(優良運転者講習)のオンライン化に係る調査研究報告書」を元に、オンライン講習のメリットと、今後の課題について解説していきます。

出典:更新時講習(優良運転者講習)のオンライン化に係る調査研究報告書|調整研究のまとめ

オンライン講習受講のメリットは、時間短縮

免許を更新する際は、どのドライバーも免許センター等で講習を受ける必要があります。

講習には人数や時間制限があるため、混雑していると受講するために1時間以上待つことも珍しくありません。

しかしオンライン講習受講であれば、好きな時間・好きな場所で受講できるので、待ち時間のストレスを緩和できます。

実際にアンケートでは、以下のような好意的意見が挙げられていました。

  • 新型コロナウイルスの感染症対策として、自宅で受講できてよかった
  • 好きな時間、場所で受講できてよかった(育児・妊娠中・産後に助かった、仕事を休まずに済んだ)
  • 移動時間や待ち時間が削減できてよかった
  • 今後もオンライン講習を継続してほしい、利用したい

オンライン講習受講の課題は、システム・運用面の改善

オンライン講習受講の課題として、システム・運用面の改善が挙げられています。特に目立つのが「サポート対象外エラー」と「本人確認のための顔画像撮影改善要望」です。

サポート対象外エラー

「サポート対象外エラー」は、オンライン講習受講システムにアクセスするデバイスの動作環境が、サポート対象外である事によるエラー発生に関する問い合わせが多くあったことです。

つまり、利用者が対象デバイス以外からオンライン講習を受けようとして、エラーが多発したというケースです。

この傾向については、利用者自身で自己解決できる様に、分かりやすいシステム画面構成へ改善する必要があるとしています。

本人確認のための顔画像撮影改善要望

「本人確認のための顔画像撮影改善要望」では、講習中の本人確認のためのカメラ撮影が、上手くいかないことが複数あると判明しました。

カメラ撮影が上手くいかない場合、デバイスやカメラ機種を変更して、オンライン講習受講システムに再度マイナンバーカードの認証を実行する必要があり面倒です。

この傾向については、システム利用の早い段階でカメラ撮影の動作確認ができる様にシステム改善する必要があると結論づけています。

オンラインでの免許更新についてのまとめ

  • オンラインで完結するのは、あくまで講習のみ
  • 2022年2月から試験導入されたおり、2024年度からの全国運用が目標とされている
  • 講習を受けるための待ち時間が削減できるのがメリット

オンラインでの免許更新と言っても、申請書の作成から免許証の発行に関しては、運転免許センターや警察署などに出向く必要があります。 とはいえ好きな場所から講習が受けられ、待ち時間もカットされるため、免許更新にかかる手間が大幅に削減されるのがメリットです。

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この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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