中古車のメンテナンス|どこに頼むか?自分でできる点検と合わせて解説

中古車のメンテナンスは、購入後の安心なカーライフを支える大切な要素です。
新車と比べて消耗が進んでいる中古車は、適切な整備を怠ると故障のリスクが高くなります。また、修理費用も大きくなる可能性があります。
車検や法定点検の時期に合わせて点検を頼むことはもちろん、日常的なチェックを行うことで、不具合を早期に発見することが可能です。
依頼先や方法を理解しておくことで、必要なタイミングで確実にメンテナンスを受けられ、車の寿命を延ばすことにもつながります。
今回の記事では、中古車のメンテナンスをどこにお願いするか、自分でできるメンテナンスを中心に解説していきます。
目次
中古車メンテナンスの重要性
車は消耗品でありメンテナンスをこまめに行うことで、安定した運転ができたり車の寿命を伸ばしたりできます。中古車は新車よりも消耗が激しいので、日常点検や法定点検を行い、車に不具合がないかチェックするのが重要です。
ひとつでもパーツが故障すると、多額の修理代を払わなければいけません。年式が古かったり走行距離が長かったりする車は、特に故障のリスクが高いです。定期的にメンテナンスを行うことで、パーツの故障を未然に防ぐことができます。
中古車購入後のメンテナンスタイミング
中古車を購入する前に、販売店でメンテナンスが行われているので、購入後すぐにメンテナンスをする必要はありません。基本的には法定点検や車検のタイミングで、車の状態を確認してください。
法定点検は受けなくても罰則はありませんが、中古車の場合は点検した方が故障のリスクを防げます。
費用も普通自動車だと「法定12ヶ月点検」が15,000円前後、「法定24ヶ月点検」が25,000円前後です。点検を怠ると、パーツが故障する可能性が高くなります。パーツ交換には、数万円〜数10万円の費用が必要です。
法定点検をする際は、複数のディーラーや専門店から無料見積をもらって、サービス内容を比較してください。
法定点検に関しては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
中古車のメンテナンスはどこで行う?

中古車のメンテナンスは新車と同様に、ディーラーや整備工場、カー用品店やガソリンスタンドに依頼することができます。
- ディーラー
- 整備工場
- カー用品店
- ガソリンスタンド
ディーラー
中古車のメンテナンスは、ディーラーにお任せすることができます。
ディーラーでは、メーカーの基準に沿った点検や純正部品の使用が徹底されています。そのため、車の状態を長く良好に保ちやすいのが特徴です。
さらに整備履歴が記録されるので、将来的に売却する際にも信頼性を示す材料になります。
ただし、費用は一般的な整備工場やカー用品店、ガソリンスタンドよりも高めです。しかし、専門知識を持つスタッフによる確実な対応を受けられるため、初心者にとって大きな安心材料です。
整備工場
中古車のメンテナンスを依頼する場所として、整備工場は身近で利用しやすい存在です。
地域に根付いた工場では、幅広いメーカーや車種に対応しています。また修理や点検の費用も、ディーラーに比べて抑えられる場合が多いです。
国家資格を持つ整備士が在籍している場合も多く、オイル交換やブレーキ点検など日常的な作業から故障修理まで柔軟に対応してくれます。
さらに工場によっては、中古車購入後の定期点検や車検まで一貫して任せられるため、長く安心して車を維持することが可能です。
カー用品店
カー用品店でも、中古車のメンテナンスを依頼することができます。オイル交換やバッテリー交換、タイヤの取り付けなど日常的な作業を中心に対応しており、料金も比較的リーズナブルです。
全国展開している店舗が多いため立ち寄りやすく、初心者でも安心して利用できます。ただし、高度な修理やメーカー特有の点検には対応できない可能性があります。
そのため、簡単な整備や消耗品交換を任せる場として活用すると便利です。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでも、中古車のメンテナンスを気軽に行うことができます。
給油のついでにオイル交換やタイヤの空気圧チェック、バッテリー点検など基本的な整備を依頼できるため、初心者でも気軽に立ち寄れるのが魅力的です。
全国に店舗があるため利便性が高く、短時間で作業が完了するケースも多いです。
ただし、どこのガソリンスタンドでも、車のメンテナンスを行っているわけではありません。またカー用品店と同様に、高度な修理や専門的な診断には対応できない場合があります。
ガソリンスタンドも、日常的な点検や消耗品交換を中心に活用するのが適しています。
購入時に「整備記録簿」を確認できると安心

中古車を購入するときは、販売店で「整備記録簿」のチェックを行いましょう。整備記録簿とは、その車の過去の点検結果です。ディーラーや専門店が、定期点検(法定点検など)でメンテナンスした内容が記録されており、交換した部品もひと目で分かります。
販売店ではメンテナンスノートや保証書と合わせて、整備記録簿が保管されているケースが多いです。
ただし、前のオーナーが整備記録簿を紛失していたり、定期点検を受けていなかったりする場合もあります。全ての中古車に、整備記録簿があるとは限らないことは承知しておいてください。
自分でもできる中古車のメンテナンス項目と整備内容
中古車のメンテナンスは法定点検の際に、ディーラーや専門店で行うのが一般的です。しかし、日常点検により自分でもメンテナンスはできます。
セルフメンテナンスする際の項目と、整備内容は以下の通りです。
- エンジンオイルとオイルフィルター
- タイヤ
- ブレーキオイル
- エアクリーナー
- エアコン
エンジンオイルとオイルフィルターのメンテナンス

エンジンオイルとオイルフィルターの点検は、中古車のメンテナンスでも重要な項目のひとつです。
エンジンオイルが劣化すると粘度が増し、エンジンが壊れやすくなります。オイルフィルターはこのオイルをろ過して汚れを取ってくれますが、汚れた状態が続くとオイルの劣化につながります。
エンジンオイルは半年、もしくは走行距離5,000キロごとに交換してください。オイルフィルターは1年、もしくは走行距離10,000キロごとの交換が目安です。
タイヤのメンテナンス

タイヤに関しては、空気圧や溝のチェックを1ヶ月に1回のペースで行いましょう。ガソリンスタンドに行けば、空気圧の点検ができます。
空気圧チェック用の専用タンクや、エアコンプレッサーを借りて状態をチェックしてください。空気圧が低下していれば、ガソリンスタンドにある「空気充填機」で空気を補充できます(置いていないスタンドもあるのでご注意を)。
またタイヤは摩耗しやすいので、溝が減ってきたら交換のタイミングです。スリップサインが出ていたり、目に見えて傷ついていたりする場合は、ディーラーや専門店で交換してください。
ブレーキオイルのメンテナンス

ブレーキオイルは、ブレーキを安全に作動させるための潤滑油です。車のブレーキは油圧式なため、ブレーキオイルが劣化するとブレーキの効き具合が悪くなります。
ブレーキオイルは吸湿性が高いことから、水分が多くなると周辺機器が錆びる原因になります。
基本的には4年に1回の交換が目安なので、法定点検やタイミングが重なるときは、そのときに交換するのがおすすめです。
エアクリーナーのメンテナンス

エアクリーナーは、エンジンに取り込む空気をろ過する部品です。フィルターが汚れていると、エンジンに取り込む空気に異物が混じってしまい、エンジンが正常に作動しません。
またフィルターが汚れていくと、シリンダーやピストンの消耗などが生じます。燃費が悪くなる原因にもなるので、2年に1回の目安で交換してください。
エアコンのメンテナンス

車のエアコンも自宅のエアコンと同様に、花粉やホコリの侵入を防ぐフィルターがついています。フィルターが汚れたままだと、カビの発生や悪臭がして、運転中に気分が悪くなります。
フィルターはもちろん、エアコン内部の「エバポレーター」と合わせて掃除すれば、車内の空気を清潔な状態で保てます。
季節の変わり目など、1年に4回クリーニングするのがおすすめです。フィルターは、1年に1回のペースで交換しましょう。
エアコンのクリーニングに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
カーエアコンのクリーニングを自分で行う方法|エアコンの仕組みを合わせて解説
1ヶ月に1回の日常点検も忘れずに
中古車に限らず、全ての車には1ヶ月に1回の日常点検を推奨しています。以下の項目を、定期的に点検してください。
【外点検の項目】
| 項目 | 確認箇所 |
|---|---|
| タイヤ | 傷や空気圧、溝の深さのチェック |
| ランプ | 全てのランプが正常に点灯・点滅するか |
| ワイパー | ワイパーブレードやラバが損傷していないか |
| ガラス | 傷がついていないかどうか |
| 液体 | ウインドウウォッシャー液、バッテリー液、冷却水の残量確認 |
・エンジンのかかり具合がスムーズか
・ブレーキペダルの踏み応えに普段と違和感がないか
・ハンドブレーキの引きしろが多すぎたり少なすぎたりしないか
・アクセルペダルに引っかかりがないか
・ウィンドウがスムーズに動くか
車の日常点検に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
【Q&A】中古車のメンテナンスについて、よくある質問
こちらでは、中古車のメンテナンスについて、よくある質問を解説していきます。
ディーラー、整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドに依頼することができます。
基本的には、ディーラーに持ち込みをしても大丈夫です。
ただし、極端に古いモデルであったり、国内で正規に販売されていない車種だったりすると、メンテナンスをお断りされる恐れがあります。
中古車のメンテナンスについてのまとめ
- 中古車でも適切な方法で点検を続ければ、故障のリスクを減らし、車の寿命を延ばすことができる
- 中古車のメンテナンスはディーラー、整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドに依頼できる
- エンジンオイルやオイルフィルター、空気圧の点検などであれば、自分でもメンテナンスできる
中古車のメンテナンスは、購入後の安全性と快適な走行を守るために欠かせません。
車検や法定点検の時期に合わせて整備を頼むことはもちろん、日常的なチェックを行うことで不具合を早めに発見できます。
この記事の監修者
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DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。












