車についた黄砂と花粉の洗車方法|手洗い、洗車機の正しい洗い方を解説
3月〜5月になると、日本中が黄砂や花粉に悩まされます。車を所持している人の場合、黄砂や花粉の汚れが気になるところです。
車に付着した黄砂と花粉を放置すると、シミになって塗装面にダメージを与える危険性があります。週1回ほどのこまめな洗車を心がけて、黄砂や花粉のダメージから車を守るようにしましょう。
この記事では、車についた黄砂と花粉の洗車方法や、黄砂や花粉を放置した場合のリスクについて解説していきます。
目次
【黄砂と花粉】手洗い洗車は、高圧洗浄機かカーシャンプーを使う
車についた黄砂や花粉の落とす場合、手洗いであれば高圧洗浄機かカーシャンプーでの洗車がおすすめです。こちらでは、それぞれの洗車の手順について解説していきます。
高圧洗浄機を使った、黄砂や花粉の落とし方
車に付着した黄砂や花粉の落とし方として、手軽なのが高圧洗浄機の使用です。高圧洗浄機は水圧が強力なため、花粉も黄砂もまとめて落とすことができます。
おすすめの高圧洗浄機は、水量や水温の調整ができるタイプです。最初は弱めの水圧にしてボディ全体を濡らしていき、徐々に水圧を強くして黄砂や花粉を吹き飛ばしましょう。
水温調整でお湯が出せれば、汚れを浮き上がらせてから、黄砂や花粉を飛ばすことができます。汚れを落としたあとは必ず乾拭きをして、車に水分を残さないようにしてください。
カーシャンプーを使った、黄砂や花粉の落とし方
高圧洗浄機がない場合、カーシャンプーで黄砂や花粉を落としましょう。カーシャンプーを使った洗車の手順は以下の通りです。
最後に乾拭きをして、水滴を残さないようにする
カーシャンプーを使う場合、ボディを傷つけないように、やわらかめのスポンジを使うようにしてください。
ポイントとしては、カーシャンプーをしっかりと泡立てることです。泡がボディとスポンジの間のクッションとなり少ない摩擦で洗えるため、車に傷がつきにくくなります。
【黄砂と花粉】洗車機の選び方とコースについて
ガソリンスタンド等にある洗車機でも、黄砂や花粉を落とすことができますが、注意点が2つあります。それは「ノンブラシタイプの洗車機を選ぶこと」と「コースはシャンプー洗車にすること」の2点です。
ノンブラシタイプの洗車機を選ぶ
ガソリンスタンドなどに置いてある、ゲート型の洗車機で黄砂や花粉を落とす場合、必ずノンブラシタイプを選ぶようにしてください。
ブラシがあるタイプで洗車すると、ブラシの摩擦と黄砂・花粉により、ボディに傷をつけてしまう可能性があります。特にナイロン素材のブラシの場合ですと、ボディに傷がつきやすいので注意しましょう。
ノンブラシタイプであれば、高圧の水を噴射して黄砂や花粉を落としてくれるので、ボディに傷がつきにくいです。
コースはシャンプー洗車、水洗いだけの洗車はNG
ノンブラシタイプの洗車機で黄砂や花粉を落とす場合、洗車機のコースは最低限「シャンプー洗車」を選択してください。水洗いだけの洗車コースを選ぶと、粘土質の鉱物が固まって、車の表面に残ってしまう可能性があります。
花粉のみなら、45℃のお湯を使った洗車もOK
花粉のみを落としたい場合は、45℃前後のお湯を使った洗車方法があります。花粉に含まれるペクチンは、熱に弱いです。そのため45℃前後のお湯をかけると、ボディに付着した花粉汚れやシミを除去することができます。
温度が高すぎると、ボディやワイパーのゴムにダメージを与えてしまう危険性があるため注意してください。
また、花粉が付着して長期間放置していると、お湯だけで汚れを落とすのは難しいです。その場合は、カーシャンプーを使ってしっかりと洗車をしましょう。
【洗車のタイミング】風が強い日に洗車しないこと
黄砂や花粉の時期は、風が強い日の洗車は避けるようにしてください。黄砂や花粉は粒子が細かいため、風によって空気中に舞い上がりやすいです。
風が強い日に洗車をすると、空中に舞っている黄砂や花粉が車体に付着します。せっかく洗車をしても、汚れを落とした直後に黄砂や花粉がすぐにボディに付着する可能性があります。
黄砂や花粉が付着したまま洗車しないとどうなる?
黄砂や花粉が付着したまま放置すると、ボディに傷ができたりシミができたりするリスクがあります。
黄砂はボディに傷ができたりシミになったりする
黄砂には鉱物が多く含まれているため、ザラザラとした手触りが特徴です。イメージ的には、細かい砂が車に付着した状態だと思ってください。
そのため、黄砂がボディに付着したまま放置していると、スクラッチ傷ができる危険性があります。また、黄砂は水に濡れると固まってしまうため、シミができる可能性があります。
どちらにせよ、傷やシミで塗装面にダメージができるリスクが高いです。
花粉はシミや腐食の原因、エアコンの目詰まりを起こす
花粉も黄砂と同様に、水に濡れるとシミになる危険性があります。花粉は水分と合わさることで、内部にあるペクチンが溶け出します。
ペクチンが溶けだすと、べっとりとした質感の汚れになり、時間が経過するとシミになってしまうのです。さらにそのまま放置すると、塗装の歪みや腐食の原因になります。
また、花粉が蓄積すると、エアコンフィルターやエアクリーナーが目詰まりする原因にもなります。
しつこい黄砂や花粉の汚れは、ガソリンスタンドに相談する
どうしても洗車する時間を取れず、黄砂や花粉を長期間放置した場合、自分で汚れを落とすのは難しい場合があります。その場合は、プロに手洗い洗車をお任せしましょう。
洗車スキルの高いスタッフが、専門の道具を使って洗車してくれるため、自分で洗うよりも仕上がりが違ってきます。
ガソリンスタンドであれば、予約をして20分〜30分ほどで手洗い洗車をしてくれます。事前予約をすると、スムーズに洗車できるのでおすすめです。
ガソリンスタンドの手洗い洗車については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
車に付着した黄砂や花粉について、その他の疑問・質問
こちらでは、車に付着した黄砂や花粉について、その他の疑問・質問について解説していきます。
しません。
雨で黄砂が固まると、少々の風や振動ぐらいでは黄砂が自然に落下することはないです。
また「黄砂や花粉が付着したまま洗車しないとどうなる?」でも解説しましたが、黄砂や花粉は水分と合わさることでシミの原因になります。
コーティングの施工、もしくはボディカバーをかけることです。
コーティングを施工することで、ボディの表面に被膜が形成されます。被膜の上に黄砂が付着するため、ボディの塗装面に傷がつきにくくなります。
車についた黄砂と花粉の洗車方法についてのまとめ
- 手洗い洗車の場合は、高圧洗浄機かカーシャンプーを使う
- 洗車機の場合は、必ずノンブラシタイプを選ぶ
- 黄砂や花粉は水と合わさることで、シミの原因になる
黄砂や花粉の時期は、こまめな洗車をおすすめします。週1回ほどの細かい洗車を心がけて、黄砂や花粉のダメージから車を守るようにしてください。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。