なぜカラスは車にイタズラをするのか?カラスが車を狙う理由、カラスよけ対策を解説
暖かい時期になると、カラスがゴミ置き場や道路でイタズラをしている場面を見ることがあります。
イタズラは車もターゲットになり、車の上にカラスが乗っていたり、クチバシで窓ガラスやボディをつつかれたりすることがあります。
人間からしたらカラスが車をつつくのは、一見ただのイタズラにも感じますが、実はちゃんとした理由があるのです。
この記事では、カラスが車を狙う理由をはじめ、車からカラスを守るための対策について解説していきます。
目次
カラスが車をつつく理由は「巣作り」
カラスが車を狙う理由としては、「巣作り」の材料集めが考えられます。カラスが車をつつくのは、ワイパーや窓ガラスのパッキンといったゴムを、巣作りの材料として活用するためです。
カラスの巣の材料は小枝のような自然の物から、ポリエチレンの紐や針金のハンガーなど、人間の道具を活用する場合があります。
3月下旬〜7月中旬頃はカラスの繁殖期にあたり、この時期はワイパーゴムや窓ガラスのパッキンが、巣作りの材料として狙われやすいです。
ワイパーゴムや窓ガラスのパッキンを回収しようとしたカラスが、クチバシでつついたり爪で引っ搔いたりして、車のボディや窓ガラスを傷つけることは珍しくありません。
車のカラス対策3選
車のカラス対策としては、以下の3つが有効です。
- ワイパーを立てておく
- ボディカバーや外側用サンシェードの活用
- 鳥よけグッズの活用
ワイパーを立てておく
カラスがワイパーを狙うときは、足でワイパーを押さえつけて、クチバシで起用にゴムを咥えてちぎって持ち帰っていきます。
そのためワイパーを立てておくと、カラスがワイパーを足で押さえることができません。ゴムを咥えるのに苦労するため、諦めて立ち去る場合があります。
ボディカバーやサンシェードの活用
カラスを車に近付けさせないためには、ワイパーを立てるよりもボディカバーやサンシェードを活用しましょう。
ボディカバーは車全体を覆うため、ワイパーゴムや窓ガラスのパッキンが狙われることがありません。
ボディカバーを被せるのが面倒な場合は、サンシェードがおすすめです。ワイパーを隠すため、フロントガラス全体をカラスから守ることができます。
鳥よけグッズの活用
現在ではネット通販や100均で、鳥よけグッズが販売されています。なかにはカラスに有効なグッズもあるので、対策として活用してみるのもおすすめです。
カラスを撃退するためのグッズは、主に以下のような物があります。
- CDなど光を反射させる物
- 超音波・高周波発生装置
100均などでは、カラスよけ用のCDが販売されています。これは、カラスが強い光に敏感な性質を利用して、撃退するためのグッズです。
自宅の駐車場にぶら下げておけば、気軽にカラスを撃退できそうですが、カラスは学習能力があります。光に慣れると効果がなくなるため、注意しましょう。
超音波・高周波発生装置は、カラスが嫌がる音を発生させます。超音波の周波数は人の耳には聞こえないため、周囲に迷惑をかけずにカラスを撃退することが可能です。
金額は4,000円〜15,000円ほどと高額ですが、カラスのイタズラに悩まされている場合は試してみるのも良いでしょう。
カラスによって車が傷ついた場合、保険は適用できる?
カラスが原因で車が傷ついた場合、自動車保険の補償対象になる可能性があります。
偶然の事故として補償の対象となり、修理費などから自己負担額(免責金額)を差し引いた金額が支払われるかもしれません。
そのため、カラスによってワイパーが引きちぎられたり、ボディや窓ガラスに傷がついたりした場合は、加入している保険会社に相談するのがおすすめです。
保険会社や契約内容にもよりますが、自動車保険の補償対象になります。
カラスのイタズラ対策についてのまとめ
- カラスが車をつつく理由は、巣作りの材料集め
- カラスのイタズラ対策としてはワイパーを立てたり、サンシェードや撃退グッズを活用したりする
- カラスによって車が傷ついた場合、自動車保険の補償対象になる可能性がある
3月下旬〜7月中旬頃は、カラスの繁殖期にあたります。自宅の近くでカラスを見かける場合は、車を守るための対策をしっかりと行いましょう。 カラスが原因で車を傷つけられた場合は、自動車保険の対象になる可能性があります。万が一傷つけられたら、加入している保険会社に相談してみてください。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。