フロントガラスは劣化する?寿命や交換のタイミングについて
フロントガラスの耐用年数は長く、基本的には寿命や交換について心配する必要はありません。
現在の車で使用されている、UVカットガラスやスーパーUVカットガラスの劣化について気になる人もいるかもしれませんが、こちらも心配する必要はないです。
この記事では、フロントガラスの寿命や劣化、またフロントガラスを交換するタイミングについて解説していきます。
目次
フロントガラスの寿命、劣化について
こちらでは、フロントガラスの寿命や、UVカットガラスの経年劣化について解説していきます。
フロントガラスの寿命は20年程度
車のフロントガラスには、「合わせガラス」が採用されています。合わせガラスは強度が高く、2枚のガラスの間に膜が挟まれており、寿命は20年程度です。
車のUVカットガラスは経年劣化する?
現在、車のフロントガラスには、UVカットガラスやスーパーUVカットガラスが使われています。車を乗り続けるうちに「紫外線をカットする機能が衰えるのでは?」と、疑問に思う人もいるでしょう。
基本的に、UVカット率や日射カット率、可視光線透過率は経年劣化することはないと言われています。少なくとも10年や10万km走行する間は、UVカットガラスの劣化について心配する必要はないでしょう。
車のUVカットガラスについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
フロントガラスが劣化するのはワイパー傷が原因?
車のフロントガラスは強度が強く、耐用年数は20年程度と言われています。しかし、車を運転していくうちに、少しずつ傷ついていき劣化することがあります。それが、飛び石やワイパーによる「線傷」です。
線傷とは、引っ掻き傷のような線状についた傷のことで、フロントガラスに飛び石が当たったり、ワイパーを使ったときに発生します。
浅い傷なので、少々の線傷は目立つことはありません。線傷が気になったら、コンパウンドでこまめに磨くことで綺麗な状態に戻ります。
線傷を放置するとフロントガラスは傷だらけになり、運転中の視界に影響が出ることがあるので注意してください。
線傷については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
フロントガラスを交換するタイミング
フロントガラスは強度が強く、次の車に乗り換えるまで、基本的に交換する必要はありません。
フロントガラスの交換が必要なのは、飛び石がぶつかってきて、傷のサイズが10円玉以上あるときです。また、フロントガラスの縁の黒い部分から、10cm以内に傷ができたときも、交換をしなければいけません。
フロントガラスを交換する際の料金については、下の表を参考にしてください。
【フロントガラスの交換費用】
ガラスの種類(スペック) | 普通車 | 軽自動車 |
---|---|---|
純正品 | 80,000〜150,000円 | 70,000〜120,000円 |
高性能断熱ガラス | 80,000〜150,000円 | 〜80,000円 |
国内優良品(国産)ガラス | 60,000〜110,000円 | 50,000〜100,000円 |
輸入品ガラス | 40,000〜90,000円 | 40,000〜90,000円 |
※価格はあくまで参考の目安です。交換するときは必ずディーラーや専門店から見積もりをとるようにしましょう。
飛び石については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
フロントガラスの劣化についてのまとめ
- フロントガラスには「合わせガラス」が採用されており、寿命は20年程度
- フロントガラスが劣化するのは、飛び石やワイパーによる「線傷」
- 飛び石で10円玉以上の傷ができたら、フロントガラスを交換するべき
普通に車を運転している分には、フロントガラスの寿命について心配する必要がありません。飛び石などの飛来物がぶつかり、大きな傷ができたときは、フロントガラスを交換してください。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。