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ASV(Advanced Safety Vehicle=先進安全自動車)って何?ドライバーをサポートするシステム

雑学

ASV(Advanced Safety Vehicle=先進安全自動車)と聞くと少し分かりにくいですが、一般的に「自動運転」「サポカー」「スマートアシスト」などと呼ばれているものを搭載した自動車です。

先進技術を利用してドライバーの安全運転をサポートし、交通事故を減らす狙いがあります。

また、「ASV推進計画」というものがあり、実は1991年から約30年に渡って現在も進行中です。

現在 販売されているASVは大半が自動運転レベル1、2です。将来的には条件付の自動運転レベル3、より高度な自動運転レベル4、5の実現化へ向けて、各自動車メーカーで開発が進められています。

ASVとは

ASVは、「ドライバー支援の原則」「ドライバー受容性の確保」「社会受容性の確保」の3つの基本的な考え方があります。安全運転の主体はあくまでドライバーで、ASV技術はそのサポートやアシストの役割を果たします。

どんなときに活躍するの?

交通事故を減らしたり、被害を軽減したりするために、現在のASVには以下の機能が搭載されています。

◆ 前方障害物衝突被害軽減ブレーキ…人や物など、前方の障害物との衝突を予測して警報が鳴り自動でブレーキがかり速度を落とすことで、衝突したときの被害を軽減します。

◆ ペダル踏み間違い時加速抑制装置…車の発進時や停車、後退時に、障害物などに対してシフトレバーの誤動作や、アクセル・ブレーキペダルの踏み間違いで衝突の危険がある場合、急発進や急加速を抑える機能です。

◆ レーンキープアシスト…白線・黄色線など、走行車線の中央付近をキープする機能です。

◆ 車線逸脱警報装置(LDW)…車線から逸脱しそうな危険性がある場合に、ドライバーに警報して注意を促す機能です。

◆ 後退時後方視界情報提供装置(バックカメラ)…車をバックする際、車両の後ろ側の様子を車内のモニターに映し出す機能になります。

・後側方接近車両注意喚起装置…走行中に後側方の車を検知して知らせます。また、その際に車両変更のためのウインカー操作を行うと、より注意を喚起出来る機能になります。

どんなことができるようになるの?

近い将来に実現するかもしれないのが、自動運転レベル5の「完全自動運転」の実用化です。

機械が自動で運転して、障害物や渋滞を事前に予測して避けてくれます。高齢者や障がいを抱えた人が運転を出来たり、無人タクシーが実用化されたりと、人間の負担が大幅に減り、交通事故を未然に防げるようになります。

2030年にも実現する可能性が非常に高く、今後の各メーカーや行政の動きに注目が集まっています。

ASV割引(AEB割引)とは

AEBとは、Automatic Emergency Brakingの略称で「アイサイト」、「スマアシ」、「プリクラッシュ」と呼ばれる衝突被害軽減ブレーキの事です。

ASV割引とは、ASVを対象とした「保険料の割引」で、割引率はどの保険会社も9%になっています。購入・契約する車がASVの条件を満たせば、ASV割引が適用されるのです。

適用条件を満たすには、前述で紹介した機能、特に「自動ブレーキ」と呼ばれるAEB(衝突被害軽減ブレーキ)が搭載されているかどうかが焦点になります。そのため、「自動ブレーキ割引」という名称となっている場合もあることをぜひ覚えておいてください。

ASV割引を受ける条件

具体的には以下の条件を満たしていれば、ASV割引が適用されます。

  • 自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車である
  • AEB(衝突被害軽減ブレーキ)が装備されている
  • 自家用普通乗用車や自家用小型乗用車の場合、契約する車の発売年月が契約の保険始期日の属する年から3年前の4月以降の型式である

AEBが装備されていても、自家用普通乗用車や自家用小型乗用車の場合、発売から約3年以内の型式でなければ適用されないので、注意が必要です。

ASVとAEBの関係

AEBはASVの機能の一つです。目の前の障害物にぶつかりそうになった場合、自動ブレーキ機能が作動して衝突の被害を軽減してくれます。

走行中、歩行者や動物などが突然道路へ飛び出してくることもあります。こうした不慮の交通事故の被害を最小限に抑えることが可能です。ASV割引の条件にも組み込まれているので、ASVの中でも重要な機能なのです。

ASV割引でどれくらい安くなる?

ASV割引で、保険料の割引率は一律9%となっています。これから新規加入するにしても、保険を見直すにしても、保険料が安くなるのはありがたいですよね。

しかし、交通乗用具事故特約や自動車事故特約をセットにした場合は、割引率が小さくなります。現在では、各社ホームページで保険料のシミュレーションが出来るので、色んな会社を比較してどれくらい安くなるのか検討してみましょう。

ASV割引(AEB割引)の対象かどうかを確認する方法

自分の車がASV割引の対象になるかどうかは、各メーカーや購入したディーラーなどの販売店で確認するのが最短ルートです。

メーカーであれば、各ホームページから調べられるので時間や手間が掛かりません。また、ディーラーなどの販売店に直接問い合わせてみるのも分かりやすいのでおすすめです。

ASV車のフロントガラスを交換するときの注意点

ガラス交換を実施できる工場には条件がある!

ASVは、フロントガラスの内側上部にカメラやセンサーなどの装置が取り付けられていることがあり、ガラス交換には注意が必要です。

実際に、ASV車の電子制御装置整備作業とされるガラス交換は国土交通省から特定整備の認証を受けた分解整備事業者やガラス専門の修理工場でなければ実施することができません。

特定整備の認証を受けるには、

  • 「エーミング作業」が出来る技術や環境が整っていること
  • 「認証基準を満たした作業場」であること
  • 「整備用スキャンツールの性能及び機能」が整っていること
  • 「工員の人数と資格」

など、いくつかクリアしなければならない項目があり、実施できるガラスの専門の修理工場がまだまだ少ないのが現状です。

glass-Dの「相模原店」「八王子店」はこの【特定整備の認証を受けた自動車特定整備事業工場】にあたります。

以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

エーミング作業について

「エーミング作業」とは、ASVの機能が正常に作動するように、調整・校正をする重要な作業です。高度な専門知識のほか、作業に必要な専用工具や必須環境があります。

ガラス交換を行うにしても、ASVはカメラやセンサーが付いているため、正しい位置に調整し設定を行わなければなりません。

それを間違いなく作動させるために「エーミング作業」が必要になります。

詳しい作業や環境については、以下の記事で解説しています。

最後に

  • ASVは、安全運転のための車の技術で、交通事故の件数や被害を軽減する機能。
  • 2021年時点で約30年の歴史があるが、まだまだ進化中である。
  • ASV割引を適用すれば保険料が9%割引される。
  • ASVのガラス交換のうち電子制御装置整備に該当する作業は特定整備の認証を受けた分解整備事業者とガラス専門の修理工場のみ。(2024年3月まで認証取得猶予期間が設けられている)
  • ASV車でも電子制御装置整備に該当しない車(年式によって該当の有無あり)のガラス交換は認証を取得していない修理工場でも修理することができる。
  • エーミング作用は、ASVの機能が正常に作動ための、調整・校正をする重要な作業。

これから車を購入する人は、是非ASVのことを意識してみてください。

今後、さらに新しい技術が搭載されるので、引き続き注目が集まる分野になってきます!

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