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ウインカーを出すタイミングは?法律上、ウインカーのタイミングは決まっている

雑学

久しぶりに車を運転する場合は、ウインカーを出すタイミングが掴めず戸惑うことがあるかもしれません。右左折や車線変更をする場面では、緊張してどのタイミングでウインカーを出して良いのか分からない場合もあるでしょう。

ウインカーを出すタイミングは、法律で決まっています。この記事では法律を元に、ウインカーを出す場所やタイミングについて解説していきます。

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ウインカーとは「方向指示器」のこと

ウインカーとは「方向指示器」とも言い、自分の進路方向を周囲の車に知らせるための合図です。自分がウインカーを出さなければ、進路方向の車と衝突する危険があります。

ウインカーついては「道路運送車両法第四十一条」で装備が義務付けられており、自動車はもちろんバイクや原付も装備しなければいけません。灯火の色・明るさ・取付位置・取付方法なども、同様に定められています。

ウインカーを出すタイミングは「30m手前」「3秒前」が目安

道路交通法施行令第二十一条」により、ウインカーを出すタイミングは〝交差点の30m手前〟〝車線変更(進路変更)をする3秒前〟と決められています。

画像引用元:進路変更時や右左折時の合図|長崎警察署

ウインカーを出すタイミングは、早すぎても遅すぎてもダメです。たとえば、ウインカーを出してすぐに車線変更をしたら後続車と衝突してしまうため、ウインカーの意味がありません。

また、あまり早くウインカーを出すと、後続車の運転に制限をかける時間が長くなるので、相手を混乱させてしまいます。

各シチュエーションにおけるウインカーを出すタイミングは、次項の「ウインカーを出す場所とタイミング」で詳しく解説しています。

ウインカーを出す場所とタイミング

道路交通法第五十三条」により、以下の場面ではウインカーを出さなければいけません。

  • 車線変更(進路変更)をするとき
  • 右折や左折をするとき
  • Uターン(転回)をするとき
  • 環状交差点を出るときや、徐行・停止するとき
  • 路上の駐停車で発進・停止をするとき

こちらでは「道路交通法施行令第二十一条」を元に、ウインカーを出す場所とタイミングについて解説していきます。

車線変更(進路変更)をするとき

片側二車線以上で車線変更をする場合は、車線変更する3秒前にウインカーを点滅させましょう。

車線変更する前に周囲の安全(横の車や後続車の様子)を確認する

※目視してバックミラー・サイドミラーをチェックする

車線変更できると判断したらウインカーを出す
車線変更したい道路の、後続車の様子を見ながらゆっくりと車線変更をする
車線変更が終わるまでウインカーは点滅したままにする

道路が混雑している状態で混雑している二車線以上の道路で、直進や右折など進行方向とは違う車線に入ってしまった場合、速やかにウインカーを出しましょう。後続車に車線変更する意思を伝え、入れるスペースを作ってもらいます。

ただし、中には自分の前に車を入れたくない人もいるので、その際はその車の後ろに入れるか検討しましょう。一番安全なのは、無理をせず、車線変更を諦め、交差点を通り過ぎ安全な場所でUターンなどをし、進路修正をしてください。

右左折をするとき

右左折は、基本的には交差点付近で、30m手前でウインカーを出してください。

周囲の安全を確認してから、曲がりたい方向へ車を寄せて(もしくは車線変更をして)徐行する

※このとき、交差点の30m手前で進路変更を終わらせておく

交差点30m手前でウインカーを出す
右左折が終わるまでウインカーを点滅させる
右左折が終わったらウインカーを消す

道路が混雑している場合は、早めに車線変更しておく必要があります。曲がりたい方向に余裕を持って車線変更をして、右左折するようにしてください。

Uターン(転回)するとき

Uターンする場合は、右左折をする際と同様、30m手前からウインカーを出します。

対向車線の車や後続車の様子に特に注意しなければいけません。以下の手順で転回を行ってください。

Uターンをしても大丈夫か、周囲の様子を確認する
大丈夫だと判断したら、Uターンする地点の30m手前から右ウインカーを点滅させる
Uターンが終わるまでウインカーを点滅させる

基本的にUターンは危険な行為なので、周りの様子やUターン禁止の道路でないか、しっかりと確認してから行いましょう。

環状交差点を出るときや、徐行・停止するとき

環状交差点を出るときは、環状交差点を出ようとする地点の直前の出口の側方を通過したときにウィンカーで合図を出してください。

環状交差点において徐行・停止・後退するときは、周囲の安全を確認してからウインカーで合図を出します。

左折・右折・転回・徐行・停止・後退、または同一方向に進行しながら進路を変えたい場合は、行為が終了するまではウインカーを点滅させなければいけません。

路上の駐停車で発進・停止をするとき

路上駐車から発進したい場合や、停止して路上駐車をしたい場合は、以下のタイミングでウインカーを出します。

  • 発進する場合:右ウインカーで発進の合図を出し、周囲の安全を確認してから発進する
  • 駐停車する場合:周囲の安全を確認してから、左のウインカーで停止の合図を出す

発進・停止ともに、行為が終わるまではウインカーを点滅させてください。

ウインカーを正しく出さなかったときの罰則

ウインカーを正しく出さなかった場合は「合図不履行違反」として、以下の罰則に問われます。

反則金違反点数
大型自動車:7,000円
普通自動車:6,000円
二輪車:6,000円
原付:5,000円
1点

悪質な場合は、5万円以下の罰金が科せられるので注意しましょう。

出典:反則行為の種別及び反則金一覧表 警視庁
出典:交通違反の点数一覧表 警視庁

ウインカーを出すタイミングについてのまとめ

  • ウインカーを出すタイミングは「30m手前」「3秒前」が目安
  • ウインカーを出す場所や場面は「道路交通法第五十三条」により定められている
  • ウインカーを正しく出さなかったときは、反則金や違反点数が科せられる

久しぶりの運転でウインカーを出すタイミングに不安がある場合は、今回解説した各シチュエーションを参考にしてください。

時間的な余裕があれば、あらかじめ交通量の少ない道路でウインカーを出す練習をしましょう。市街地や国道など交通量の多い道路では、右左折や車線変更のタイミングが難しいです。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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