フロントガラスの飛び石傷は保険を使うべきか?等級は下がらない?

修理・修復

飛び石傷でフロントガラスを交換する際に、保険を使うかどうかは慎重に判断してください。

飛び石によるガラス破損は車両保険で補償されますが、保険を使うと翌年の等級が1ランク下がり、結果として保険料が上昇します。

損保ジャパンやソニー損保なども、飛び石事故は「1等級ダウン事故」に該当すると明確に案内しています。

そのため保険適用をする際は、修理費用と今後数年間の保険料の増額を比較し、総額でどちらが得かを見極めることが重要です。

今回の記事では、飛び石傷が原因でフロントガラス交換する際の保険適用について、ポイントをまとめて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

glassDロゴ

DUKSロゴ

\創業45年以上の実績/

年間 84,000 件以上の

フロントガラス
トラブルに対応!

フロントガラスの
修理・交換

検索アイコン お近くの店舗を検索 矢印アイコン

飛び石事故は「1等級ダウン」扱い!翌年の保険料は必ず上がる

飛び石 保険 等級

フロントガラスにできた飛び石傷を修理する際に、自動車保険を使うと等級が1ランク下がります。

それに伴い費用が増加することがあり、結果的に支払った保険料が還付金より多くなる可能性があります。

したがって、自動車保険を選ぶ際には、修理費用や今後数年間の保険料など、あらゆる角度から検討しなければいけません。

損保ジャパン、ソニー損保、東京海上日動火災保険では、飛び石傷で保険を使用した場合の等級について、次のように回答しています。

Q.飛び石事故で車両保険を使うと次契約の等級はどうなりますか?

A.飛び石による車両損害は「1等級(事故有係数適用期間を含みます。)ダウン事故」になります。

例えば現在10等級の場合は、車両保険を使うと次契約は9等級(事故有係数適用期間を含みます。)でのご契約となります。

引用:飛び石事故で車両保険を使うと次契約の等級はどうなりますか? | 損保ジャパン

Q.自動車保険を使ったら等級はどうなるの?

A.飛来中または落下中の他物との衝突で車両保険を使った場合、翌年は1等級ダウンします。また、事故あり係数適用期間が1年加算されます。

引用:フロントガラスが飛び石でひび割れ。修理代の補償は? | ソニー損保

Q.【自動車保険】飛び石によりフロントガラスが破損しました。車両保険で補償されますか?

A.車両保険をご契約の場合に、補償されます。

(一部省略)

ノンフリート契約の場合は、1等級ダウン事故となり、保険期間1年のご契約では他に事故がなければ、翌年のご契約の等級は現在の等級から1等級下げて適用されます。

引用:【自動車保険】飛び石によりフロントガラスが破損しました。車両保険で補償されますか? | よくあるご質問(FAQ) | 東京海上日動火災保険

車両保険を使うべきかの判断基準!フロントガラス交換の注意点

フロントガラス交換で車両保険を使用するときの注意点として、車両保険の自己負担額(免責金額)が発生する場合があります。

また、保険適用で今後の保険料がいくら上がるか、で判断するのがおすすめです。

自己負担額(免責金額)の設定を確認!「実質いくら」浮くのか?

フロントガラス交換で車両保険を使う際は、契約に設定された免責金額が発生する点を理解しておく必要があります。

飛び石によるガラス破損は補償対象になりますが、免責が「5万円」や「10万円」などに設定されている契約では、その金額までは自己負担になります。

仮に自己負担額を「5万円」とした場合、フロントガラスの交換費用が「20万円」なら、契約者の自己負担額は「5万円」、残りの「15万円」が保険金として支払われます。

交換費用が免責額と大きく変わらない場合は、保険を使っても実質的な負担が減らないこともあります。

さらに、免責の有無は保険会社ごとに異なるため、交換前に契約内容を確認し、総額で損をしないか慎重に判断することが大切です。

車両保険に設定できる、自己負担額(免責金額)の例を、次の表にまとめたので参考にしてください。

【事故による自己負担額(免責金額)】

パターン1回目2回目以降
パターン①0万円0万円
パターン②0万円10万円
パターン③5万円5万円
パターン④5万円10万円
パターン⑤10万円10万円
パターン⑥15万円15万円
パターン⑦20万円20万円

※あくまでも一例のため、自己負担額については保険会社に必ず確認してください。

翌年以降の「保険料アップ分」と「交換費用」を天秤にかけよう

車両保険を適用してフロントガラスを交換した場合の出費額が、今後支払わなければならない保険料の上昇分を上回ってしまうのであれば、保険を適用するのがベストな選択と言えます。

逆に、出費額の方が安くなるのであれば、保険を使わずに自費で交換・修理を行った方が経済的です。

保険を適用した場合、保険料がいくら上がってしまうかということについては、契約している保険会社に問い合わせれば概算を出してくれます。

ただし、保険料の改訂・車の買い替えなどによって保険料は変わってしまいます。問い合わせ時に概算を出してもらったとしても、正確な金額というわけではないので注意してください。

glassDロゴ

DUKSロゴ

\創業45年以上の実績/

年間 84,000 件以上の

フロントガラス
トラブルに対応!

フロントガラスの
修理・交換

検索アイコン お近くの店舗を検索 矢印アイコン

飛び石被害は相手に賠償請求できる?損害賠償が「不可能」に近い理由

飛び石による被害は他の車から引き起こされるものですが、どの車が引き起こしたか特定できないため、賠償を求めることは不可能に近いです。

相手を正確に特定できたとしても、飛び石は意図的であることは少ないため、相手の車両保険で修理費を負担してもらうことは困難です。

仮に飛び石が計画的なものであったとした場合は、相手方に賠償請求を求めることになりますが、通常は、相手方が損害を与える意図を持って行動できるものではありません。

仮にそうであったとしても、それを証明するのは難しいため、相手方の自動車保険に賠償を求めるのは現実的ではないといわれています。

もしも飛び石傷を見つけたら?保険会社に相談するのがおすすめ

飛び石 保険

飛び石による傷を発見した場合は、保険会社に相談しましょう。

等級が1段階下がるか、免責がある場合もありますが、有利な補償が得られるかどうかは、個々の状況次第です。

フロントガラスの交換が15万円と高額な場合、保険に加入する方が賢明な選択かもしれません。

フロントガラスに飛び石による傷を発見した際は、次のような対処をすることを推奨します。

  • 飛び石で傷が付いた箇所を応急処置する
  • 複数の専門店から修理費用の見積もりをもらう
  • 保険会社に連絡をして保険を適用するかどうかを相談する

保険会社と提携している修理工場もありますが、費用の総額やサービスの質を確認するために、自分で自動車ガラスの専門店などから見積もりを取るのがベストです。

走行中に飛び石の被害に遭った場合は、車を安全な場所に停めてから応急処置をしてください。

飛び石の応急処置については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

【費用相場】フロントガラスの修理・交換にはいくらかかる?

こちらでは保険適用の参考までに、フロントガラスの修理や交換の費用相場を解説していきます。

リペア(修理)で済む場合の費用目安

フロントガラスを修理する際の費用相場は、12,000円〜25,000円ほどです。

フロントガラスの傷消し料金は、傷の深さや長さによって変わってきます。傷は大きく分けて以下のような特徴があります。

  • 浅くて短いもの
  • 浅くて長い傷
  • 深くて短い傷
  • 深くて長い傷

「深くて長い傷」の修理料金が最も高く、2万5千円ほどの費用がかかります。あくまで目安の料金なので、ディーラーや専門店によって、料金が変わると思っておいてください。

交換が必要な場合の料金表|純正品から輸入品までスペック別に紹介

修理にも限界があり、大きい傷や深い傷であれば、ガラスの交換も検討しなければなりません。ガラス交換の費用は車やガラスの大きさ、純正ガラスを使用するかどうか、特殊化加工が必要かどうかによっても変わってきます。

フロントガラスの交換費用に関して、目安となる金額を以下にまとめたので参考にしてください。

ガラスの種類(スペック)普通車軽自動車
純正品100,000円〜200,000円90,000円〜140,000円
国内優良品ガラス80,000円〜130,000円60,000円〜100,000円
輸入品ガラス60,000円〜110,000円50,000円〜90,000円
高性能断熱ガラス90,000円〜180,000円70,000円〜110,000円

フロントガラスの交換費用に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

まとめ|飛び石の保険適用は「トータルの出費額」で賢く判断しよう

  • 飛び石の傷を修理する際、自動車保険を使うと等級が1ランク下がる
  • 傷を見つけたら、応急処置をして保険会社に相談をする
  • 飛び石の保険適用は保険料がいくら上がるか、で判断する

飛び石でフロントガラスが破損した場合は、保険を使うメリットとデメリットを総合的に判断することが重要です。

保険を適用すれば高額な交換費用を抑えられますが、翌年の等級ダウンや免責金額によって負担が残る可能性があります。

修理費用の見積もりや今後の保険料の変動を比較し、自費と保険利用のどちらが得かを冷静に見極めることが大切です。

状況に迷うときは、保険会社へ相談し最適な選択肢を確認しましょう。

glassDロゴ

DUKSロゴ

\創業45年以上の実績/

年間 84,000 件以上の

フロントガラス
トラブルに対応!

フロントガラスの
修理・交換

検索アイコン お近くの店舗を検索 矢印アイコン

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

             

DUKS  受付窓口責任者

吹浦 翔太

年間84,000件のフロントガラストラブルに対応するDUKSグループで、受付窓口の責任者を務めています。
2008年から6年間、現場での実務経験を積み、現在は国内主要ディーラー各社からの修理依頼を中心に、状況の整理と修理方針の判断に携わっています。
保有資格は「JAGUフロントマスター」「ダックス事務検定2級」。
現場で培った知見をもとに、お客様にとって最善の修理をご案内します。

インタビュー記事

ピックアップ記事

関連記事一覧