車についた油性ペンの落とし方|ボディ、ガラス、シート別に解説

トラブル

車に付着した、油性ペンの汚れや窓ガラスの落書きは、見た目だけでなくメンテナンスにも影響を及ぼします。

しかし、適切な方法を知っていれば、簡単かつ効果的に汚れを落とすことが可能です。特に、車のボディや窓ガラスといった、異なる材質に応じた対処法を選ぶことが重要です。

今回の記事では、身近なアイテムを活用した安全で効率的な油性ペンの落とし方を詳しくご紹介します。

【ボディ】車のボディについた油性ペンの落とし方

車のボディについた油性ペンの落とし方

車のボディについた油性ペンは、次の方法で落とすことができます。

  • カーシャンプー
  • 除光液
  • シリコンオフ

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カーシャンプー

車のボディについた油性ペンは、カーシャンプーで落とすのがおすすめです。おすすめは、弱アルカリ性のカーシャンプーです。

弱アルカリ性のカーシャンプーは、ワックスや排ガスなどの油脂汚れに強いという特徴があります。そのため油性ペンを落とすなら、弱アルカリ性のカーシャンプーがおすすめです。

とはいえ、市販のカーシャンプーに極端な性能差はありません。家にあるカーシャンプーが弱アルカリ性でなくても、まずは使用してみてください。

除光液

除光液とは、主にマニキュアを落とす際に使うアイテムです。除光液の成分は、塗料に含まれている油分を除去するのに有効で、油性ペンを落とすのにも使えます。

油性ペンがついた部分に除光液を塗って、タオルなどで軽く拭き取れば完了です。

ただし、マニキュアの除光液は小瓶のため、油性ペンの範囲が大きいと、途中で不足する可能性があります。

シリコンオフ

シリコンオフとは、車についた油汚れを取り除く脱脂剤のことです。油性ペンがついた部分にシリコンオフを塗り、マイクロファイバークロスで綺麗に拭き取れば完了です。

【ガラス】車のボディについた油性ペンの落とし方

フロントガラスやサイドガラス、リアガラスなど、窓ガラスについた油性ペンは、100均や家にあるもので対処できます。具体的には、次の4つの道具です。

  • 消しゴム
  • 除菌シート
  • 台所洗剤(中性洗剤)
  • メラミンスポンジ

もちろん、これらのアイテム以外にも、ボディと同様にカーシャンプーを使用するのもおすすめです。

消しゴム

すりガラスでなければ、窓ガラスは油性ペンが染み込みにくいようになっています。

窓ガラス一面ではなく隅っこの方に少しだけ落書きされたり、油性ペンが完全に乾ききっていなかったりする場合には、消しゴムで油性ペンを落としましょう。

完全に乾ききると、消しゴムで落としきるのは難しいです。そのため、あくまで乾ききる前に使用してください。

除菌シート

たとえば、コンビニやドラッグストアなどで販売されている、アルコールタイプの除菌シートです。

こすらずにゆっくり磨くだけでキレイに落とすことが出来ます。もしくは、無水エタノールでも充分落とせます。布巾やタオルに染み込ませて軽く拭き取ってください。

台所洗剤(中性洗剤)

台所洗剤でも、油性ペンは落とすことができます。この場合は必ず中性洗剤を選ぶようにしましょう。

また、食器用洗剤で油性ペンを落とす場合は、次の点に注意してください。

  • ゴムパッキンに洗剤が付着しないようにする
  • 原液のまま使用せず水で少し薄める

窓枠に使用されているゴムパッキンは、界面活性剤に弱いです。そのため、台所洗剤がゴムパッキンに付着しないよう、マスキングテープで保護してください。また原液のまま使用するよりも、水で薄めて使用するのがおすすめです。

台所洗剤を使用した窓ガラスの掃除については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

メラミンスポンジ

「激落ちくん」のようなメラミンスポンジを使うのも、油性ペンを落とすには便利な方法です。

メラミンスポンジを使う際は、表面を優しくなぞるように拭きましょう。メラミンスポンジは素材が硬いため、力を入れてゴシゴシ擦ると、窓ガラスが傷ついてしまいます。

また、撥水コーティングを施している場合は、コーティングが取れてしまう恐れがあります。傷がつかないよう、注意して作業してください。

メラミンスポンジを使用した掃除については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

【シート】車のシートについた油性ペンの落とし方

車のシートについた油性ペンの落とし方は無水エタノール

車についた油性ペンは、無水エタノールで落とすことができます。用意する物は、無水エタノールと綿製のタオルです。そして、次の手順で作業を行ってください。

綿製のタオルに、無水エタノールを染み込ませる
油性ペンがついた箇所を、やさしく拭き取る
汚れが落ちたら、乾燥させる

※シートに無水エタノールを使用する際は、試しとして目立たない場所に、拭き取りテストをしてください。

たとえば革製のシートの場合は、無水エタノールを使用すると変色する可能性があります。そのため、まずはシートの目立たない場所に、無水エタノールが染み込んだタオルを、トントンと拭いてみましょう。

自分で対処できない場合はプロにお願いする

油性ペンの汚れを自分で対処できない場合はプロにお願いする

もしも自分で油性ペンを落としきれないときは、ガソリンスタンドや洗車専門店などのスタッフに相談してください。

たとえばガソリンスタンドの場合、車種や汚れ具合に適した洗車ができます。また、人の手が届く範囲で車の隅々まで掃除してくれて、クオリティの高い洗車を望めます。

そのため、自分で油性ペンの汚れを落としきれないときは、近くのガソリンスタンドに相談するのがおすすめです。

ガソリンスタンドの洗車については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

車について油性ペンの落とし方についてのまとめ

  • 車のボディやガラスなら、カーシャンプーを使用するのがおすすめ
  • 車のシートは無水エタノールで対処できるが、変色しないよう目立たない箇所で試す
  • 自分で対処できない場合は、ガソリンスタンドや洗車専門店にお願いする

車について油性ペンは、適切な落とし方を知っていれば簡単に落とすことができます。ただし時間が経っていて、自分で落としきれない場合は、ガソリンスタンドなどのプロに洗車をお願いしましょう。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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