車の加速が遅いと感じたら|加速しない原因と各対処方法

トラブル

長い間 同じ車に乗っていると、段々と加速が悪くなり、遅いと感じることが多くなります。

「パーツ修理・交換をして同じ車を乗り続けるのか?」

「思い切って新しい車に買い替えるのか?」

これは、原因や環境によって決断が変わってきます。まずは、どのような原因があるのか把握し、修理費用などを考えた上で検討してみると良いでしょう。

車の加速が遅い原因と対処方法

エンジン内部の汚れ

エンジンオイルの劣化、エンジン内部に溜まった汚れがエンジンの動きを鈍らせます。長い年月や走行距離の車の場合、これが原因でエンジンの性能が落ちてしまいます。

対処方法

エンジンオイルを交換するか、専門店でエンジンフラッシング(エンジン内部の洗浄)をしてください。専門店では、主に以下のフラッシングをしてくれます。

  • 添加剤を使う方法
  • フラッシングオイルを使う方法
  • 専用のフラッシングマシンを使用する方法

は1,000円代~6,000円ほどとリーズナブルです。プロに相談して、適切なフラッシングを施しましょう。

燃料系統のトラブル

燃料系統のトラブルは主に以下の3つです。

①ガソリンを入れたまま車を長い間運転していない

ガソリンが劣化して水分などを含んで燃焼しにくくなります。

②ハイオク仕様の車にレギュラーガソリンを入れてしまった

点火タイミングの違い・スラッジなどの影響で車が加速しにくくなります。

③燃料フィルターの詰まりや燃料ポンプの故障

焼室内にガソリンが適切量噴射されず、車が加速しにくくなります。

対処方法

車を長い間運転していない場合は、新しく給油するか燃料添加剤を入れてください。

ハイオク車にレギュラーガソリンを入れた場合は、1回なら問題なく走行できます。ガソリンが減るまで走行して、次は必ずハイオクガソリンを給油してください。

燃料フィルターの詰まりや燃料ポンプの故障の場合は、プロにお任せしましょう。専用の工具や高度な技術が必要になるからです。

点火系統のトラブル

ガソリン車の場合、適切なタイミングで火花を飛ばし、ガソリンに着火させて爆発することで車が動きます。

「スパークプラグ」「プラグコード」「イグナイター」「イグニッションコイル」に異常が起こると、点火が上手くいかず車の走行に支障がでます。

対処方法

専門店で故障したパーツを交換してください。交換するパーツの数にもよりますが、5万円ほど費用がかかる場合があります。

ミッション系統のトラブル

近年では、自動でギアを切り替えるAT車が主流ですが、ATミッションが滑って動力が上手に伝わらないと、車が加速しません。

経年劣化や、ATF(ATミッション内部の精密なギアの潤滑や油圧等を行うパーツ)に不具合が起こると、このような状態になります。

対処方法

ATFを交換する場合、ATミッションの交換・オーバーホールする場合と、どちらも専門店にお任せしますが費用が変わります。

ATFの交換…8,000円~30,000円程度の費用

ATミッションの交換・オーバーホール…20万円以上の費用

車の走行距離などで対応が変わるため、いくつかの専門店で見てもらい総合的に判断しましょう。

吸排気系統のトラブル

エアフィルターが汚れていると、空気を取り込みにくくなり、エンジンを動かすための混合気を作れなくなります。

また、マフラーに穴が空いている等で排気漏れをすると、エンジンのトルクが抜けるため、エンジンの出力が弱くなります。

対処方法

エアフィルターは消耗品なので、2~3万kmの走行を目安に交換しましょう。車検が近ければ、そのタイミングでエアフィルターを取り換えてください。

マフラーに穴が空いているときは、アルミテープで応急処置することができます。穴が大きい場合は、数万円の費用でマフラーを交換しなければいけません。

ASV(先進安全自動車)でのトラブル

稀なケースですが、ASVの場合は以下のトラブルで車の加速が遅くなることがあります。

①自動ブレーキシステムのトラブル

センサーに汚れが付着、カメラの前に遮るような物がある、プログラム自体の異常…などが原因で加速できないパターンです。

この場合は、自動ブレーキをオフにして加速できれば、センサーやカメラをチェックしてみましょう。

②ECUセンサーのトラブル

センサーの故障や過電流などで思いがけない値がECUに返されると、エラーが起きて燃料供給を止めてしまうことがあります。ECUのトラブルの場合は、専門店で見てもらいましょう。

最後に

基本的に10年・10万km以上走行した車は、どこかのパーツが故障しやすくなります。故障が起こる前に、車検で車の状態をしっかり把握しておくことが大切です。

パーツの故障の場合、原因・費用・タイミングを考えて、修理や交換よりも新しい車に乗り換えてみるのも良いでしょう。

  • 新しい家族が増えた
  • 子供の成長を考えて長年乗れる車が欲しい

こんなときは、思い切って車を買い換える良い機会なのかもしれませんね。


この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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