エンジンオイルランプ(油圧警告灯)が点灯する原因、消し方について

エンジンオイルランプの点灯は、車のエンジンに異常が発生している可能性を示す重要なサインです。
オイル量の不足や劣化、ポンプやセンサーの故障などが原因で、潤滑不良による焼き付きやエンジン停止といった深刻なトラブルに繋がる恐れがあります。
走行中にランプが点灯した場合は、すぐに安全な場所で停車し、オイル量や漏れの有無を確認することが不可欠です。
今回の記事では、エンジンオイルランプが点灯する原因と対処法、そして予防策について詳しく解説していきます。
目次
エンジンオイルランプとは?

エンジンオイルランプ(油圧警告灯)は、エンジン内部の潤滑や冷却に必要なオイルの量や圧力が不足した際に点灯する重要な警告灯です。
オイル漏れや消耗、オイルポンプの故障などが原因で油圧が低下すると、赤いランプが点灯します。
エンジンオイルランプが点灯したら、エンジンの焼き付きや故障を防ぐために、できるだけ早く車を停めてください。
安全な場所に停車したら、エンジンが冷えてからオイル量を確認し、必要に応じて補充や整備を行いましょう。
車の警告灯については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
エンジンオイルランプが点灯する原因

エンジンオイルランプが点灯する原因は、主に次の3つです。
- エンジンオイルの残量が少ない
- オイル漏れが起きている
- オイルポンプや圧力センサーの故障
エンジンオイルの残量が少ない
エンジンオイルランプが点灯する主な原因の1つが、エンジンオイルの残量不足です。オイルが減ると潤滑性能が低下し、エンジン内部の摩擦が増加します。
これにより部品が過熱し、焼き付きや故障を引き起こす恐れがあり危険です。
特に長距離走行やオイル交換の未実施が原因となることが多く、放置すると修理費用が高額になる可能性があります。
オイル漏れが起きている
オイル漏れも、エンジンオイルランプが点灯する原因の1つです。
これは、オイルパンやシール類の劣化・損傷により潤滑油が外部へ流出し、油量が不足することで警告灯が作動します。
漏れたオイルがマフラーなど高温部に付着すると、発火の危険もあるため非常に危険です。
オイル漏れについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
オイルポンプや圧力センサーの故障
オイルポンプや圧力センサーが故障すると、エンジンオイルランプが点灯します。
ポンプが正常に作動しないと、エンジン内部にオイルが十分に循環せず、油圧が低下して警告灯が点灯します。
また、油圧を監視する圧力センサーが故障すると、実際には異常がなくても誤ってランプが点灯する恐れがあります。
どちらも放置するとエンジン損傷につながるため、早急な点検が必要です。
エンジンオイルランプが点いたり消えたり、たまに点くのは何故?
アクセルやブレーキを踏んだら点灯し消える
アクセルやブレーキを踏んだ際にエンジンオイルランプが一瞬点灯してすぐ消える現象は、オイル圧力の一時的な低下が原因です。
急加速や急減速でエンジン回転数が変動すると、オイルポンプの圧送が追いつかず、油圧が下がる場合があります。
また、オイル量不足やオイルの劣化、フィルターの詰まりなどが起こっている恐れがあります。
ブレーキを踏んだ後、ランプが点灯して消える
ブレーキを踏んだ後にランプが一瞬点灯してすぐ消える現象は、エンジン回転数の低下によってオイル圧が一時的に下がることにより起こります。
特に停止直前や急ブレーキ時に見られ、エンジン回転が安定するとランプは消灯します。
また、オイル量不足や油圧低下の兆候も考えられるため、プロの整備士に点検してもらうのがおすすめです。
カーブを曲がると一瞬だけランプが点灯する
カーブ走行時にエンジンオイルランプが一瞬点灯するのは、車体の傾きによってオイルが片側に偏り、オイルピックアップが十分に吸い上げられなくなるためです。その結果、油圧が一時的に低下し、警告灯が点灯します。
エンジンオイルランプが点灯した場合の対処法
走行中にエンジンオイルランプが点灯したら、まずは慌てず安全な場所に停車しましょう。
赤色のランプは特に危険を示すため、すぐにエンジンを止めることが重要です。次にボンネットを開け、オイルゲージでオイル量を確認してください。
量が不足していれば、エンジンオイルの補充が必要です。近くにガソリンスタンドがあれば、エンジンオイルの補充や交換ができます。
オイル漏れがある場合や、オイルの量に問題がないのに点灯している場合は、オイルポンプやセンサーの異常も考えられます。
ロードサービスに連絡して、整備工場で点検してもらうのがおすすめです。
NG|エンジンオイルランプの点灯を放置すると危険
エンジンオイルランプの点灯を、放置すると危険です。ノッキングが起きたり、エンジンが焼き付いたり、故障したりします。
ノッキングが起きる
エンジンオイルランプが点灯したまま走行を続けると、潤滑不足により金属同士が直接擦れ合い、エンジン内部の摩耗が急速に進みます。
その結果、燃焼室内で異常燃焼が起こり、ノッキングと呼ばれる異音や振動が発生します。ノッキングは、エンジンに深刻なダメージを与えるため危険です。
エンジンが焼き付いたり、故障したりする
エンジンオイルランプの点灯を放置すると、エンジン内部の潤滑が不十分になり、金属部品同士が直接擦れ合って摩耗します。
その結果、エンジンが過熱し「焼き付き」を起こす可能性が高いです。焼き付きが進行するとエンジンが完全に停止し、修理には高額な費用がかかる場合もあります。
また、オイルポンプの故障やオイル漏れが原因で油圧が低下している場合もあり、放置すれば重大な故障に繋がります。
予防|エンジンオイルランプの点灯を防ぐ方法

エンジンオイルランプの点灯を防ぐには、定期的な点検とオイル交換が必要です。
オイルは走行距離や時間の経過とともに劣化し、潤滑性能が低下します。劣化したオイルでは油圧が下がり、警告灯が点灯する原因になります。
オイル量の減少や漏れもトラブルの引き金となるため、オイルレベルゲージでの確認や整備工場での点検が重要です。
エンジンオイルは、走行距離3,000km〜5,000km、または3ヶ月〜6ヶ月ごとの交換が推奨されます。
これを守ることでエンジンの寿命を延ばし、故障するリスクを下げることが可能です。
エンジンオイルランプの点灯についてのまとめ
- エンジンオイルランプの点灯は、オイルの残量減少、オイル漏れ、オイルポンプの故障等が考えられる
- 走行中にエンジンオイルランプが点灯したら、安全な場所に停車して、場合によってはロードサービスを呼ぶ
- エンジンオイルランプの点灯を防ぐには、定期的な点検とオイル交換が必要
走行中にエンジンオイルランプが点灯したら、安全な場所に停車して、エンジンオイルの残量を確認してください。
オイルの量が足りない場合は、近くのガソリンスタンドで補充しましょう。
オイル漏れや、オイルの量に問題がないのに点灯している場合は、ロードサービスを呼んで対処してください。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。