秋の洗車について|秋に気を付けたい車の汚れ、洗車や対処方法を解説
紅葉シーズンの秋は、山間部へのお出かけが増える人もいるでしょう。また、夏に続いて秋のキャンプ・グランピングを、家族や友人と楽しむ人も多いと思います。
しかし、山間部に出かける機会が多い秋は、夏と違って車が紫外線のダメージを受けにくい一方、秋ならではの汚れも車に付着しやすいです。
今回は秋に付きやすい車の汚れと対処方法を解説していきます。車をキレイな状態で維持して行楽シーズンのドライブを楽しんでください。
目次
秋に気を付けたい車の汚れ
秋に気を付けたい車の汚れとしては、主に以下の5つがあります。
- 落ち葉
- 樹液
- 虫の死骸
- 鳥のフン
- 秋雨
それぞれ汚れを放置すると、ガラスやボディに悪影響が出るので、すぐに取り除いてください。汚れの影響と対処方法については、次の項目で詳しく解説していきます。
落ち葉
秋と言えば紅葉の季節ですが、それと同時に沢山の落ち葉が見られます。駐車スペースの近くに木がある人はもちろん、行楽地へドライブして駐車すると、車の上を落ち葉が覆っていることがあります。
落ち葉を長時間放置すると、流水経路に落ち葉が詰まる影響で泥が溜まり、ボディが汚れやすくなり、以下のリスクがあります。
- ボディにシミができる
- 落ち葉が擦れてボディが傷付く
- 水垢
- イオンデポジット
- 泥や砂による洗車傷
樹液
行楽地へ出かけたときに、樹液が車に付着することもあります。
たとえば樹木から10m以上離れていても、風などの影響で車に樹液が飛散するかもしれません。
樹液が車に付着したまま放置すると、以下のリスクがあるので気を付けてください。
- ガラスに付着し視界に影響を与える
- ボディの表面に凹凸が生じる
- ボディがひび割れを起こす
時間が経過すれば樹液は凝固したり、塗装の内部まで浸食したりするので、長時間の放置は危険です。
駐車場の近きに樹木がある場合や、行楽地へドライブした後などは注意してください。
虫の死骸
春や夏はもちろん、秋も虫の活動が活発な季節です。高速道路や山間部などを走行すると、虫の死骸がフロントガラスやバンパー、ボンネットなどにこびりついてしまいます。
虫の死骸で、シュウ酸カルシウムなどの酸性の汚れが車に付着すると、塗装を浸食して変色したりシミになったりすることがあります。
虫の死骸を放置すると洗車で落ちない場合もあるので、すぐに汚れを落とすようにしてください。
鳥のフン
虫がいるということは、虫を好んで食べる鳥のフンにも注意が必要です。
鳥のフンを塗装面に付着した状態で放置しておくと、酸性やアルカリ性のクレーターや塗装クラックなどの原因となり、塗装に影響がでます。
コーティングやワックスをかけていても、長時間放置すると影響が出るので、すぐに掃除しましょう。
秋雨
秋は台風シーズンであり、雨が降りやすい季節です。車を雨ざらしにしたまま運転をしていると、ガラスやボディにイオンデポジットやウォータースポットができます。
イオンデポジットとは白いリング状の汚れで、ウォータースポットとはイオンデポジットがさらに酷くなった状態です。
細かい斑点状の汚れがガラスやボディに付いて、かなり悪い見た目となります。
秋の汚れに対する洗車や対処方法
こちらでは「秋に気を付けたい車の汚れ」の項目で紹介した、汚れに対する洗車や対処法について解説していきます。
落ち葉の洗車や対処方法
落ち葉はフロントガラスの下、フロントグリルやエンジンルーム周り、トランクの中などに溜まりやすいです。
車に落ち葉が乗っているのが目についたら、手ですぐに取り除きましょう。フロントグリルやエンジンルームは、必ずエンジンが冷えた状態で掃除をしてください。
樹液の洗車や対処方法
樹液を落とす方法としては、以下の洗車方法を試してください。
- 80℃前後の「お湯」で落とす
- クリーナー、溶剤を使う
お湯で汚れを落とす際は、温度が高すぎるとガラスやパーツにダメージを与える恐れがあります。
また、温度が低すぎても樹液が柔らかくならず、取り除けないままになってしまうので、必ず80℃前後のお湯にするようにしてください。
樹液を落とすクリーナーとしては、「ピッチ・タール除去クリーナー」「虫取りクリーナー」「アルコールが含まれたシリコンオフ」などがおすすめです。
樹液の掃除については、以下の記事でも詳しく解説しています!
虫の死骸の洗車や対処方法
車に虫の死骸がこびり付いた場合は、「たっぷりの水」と「虫取りクリーナー」で汚れを落としてください。
水で虫の死骸を取り、クリーナーを吹き付けます。しばらく放置してから、優しく拭き取りましょう。
また洗車する際は、カーシャンプーを充分に泡立ててください。硬化してボディに貼りついていた虫の死骸は、泡をたっぷり塗ることでふやけて剥がれやすくなります。
虫の死骸の掃除については、以下の記事でも詳しく解説しています!
鳥のフンの洗車や対処方法
鳥のフンは、水分を含んだまだ柔らかい状態と、乾燥して固くなった状態では対処方法が異なります。
鳥のフンが柔らかい状態であれば、ウェットティッシュや濡らした雑巾で拭き取るだけで大丈夫です。
鳥のフンが固い状態なら、蒸しタオルやお湯で濡らしたタオルでパックするようにして放置し、柔らかくしてから中性の台所洗剤で拭き取りましょう。
固まった状態で一気に取り除こうとすると、コーティングが剥がれる恐れがあるので、注意が必要です。
鳥のフンの掃除については、以下の記事でも詳しく解説しています!
秋雨の洗車や対処方法
秋雨は、いつ始まり終わりが来るか分かりません。車が雨ざらしになった場合は、すぐに洗車するようにしてください。
自宅の駐車場に屋根がない場合は、ボディーカバーをかけておきましょう。
そうすれば、多少の雨でも一回一回洗車をする手間が省けます。
秋に洗車する最適な時間帯は?
秋になると涼しくなり、基本的には洗車がしやすいシーズンです。
しかし、近年では地球温暖化の影響か、10月でも気温が夏日を記録するときもあります。
秋になっても、気温が高い日中での洗車は避けた方が無難です。洗車をする際の時間帯や場所は、以下の通りになります。
- 時間:午前中や夕方の涼しい時間帯
- 場所:屋根の下やガレージなどの日陰
- 天気:雨が降りそうにない曇りの日
秋でも気温が高い晴れの日は、日中や日光が当たりやすい場所での洗車は避けてください。
洗車をするタイミングについては、以下の記事でも詳しく解説しています!
コーティングを施工して秋の汚れに備える
たとえばフロントガラスに撥水コーティングを施したり、ボディにガラスコーティングを施したりすることで、車に汚れが付きにくくなります。
もちろん、コーティングを施工した後も洗車は必要ですが、汚れが付着しにくいため掃除が楽になります。
これは、コーティングの被膜でガラスやボディの表面が滑らかになるため、付着した汚れが落としやすくなるためです。
そのため水洗いだけで簡単に汚れを落としやすくなり、洗車をする頻度も1ヶ月に1回と楽になります。
車のパーツごとのコーティングは、以下の方法がおすすめです。
- フロントガラス:撥水コーティング
- リアガラス、サイドガラス、ドアミラー:親水コーティング
- 車のボディ:ガラスコーティング
秋の洗車についてのまとめ
- 秋に気を付けたい車の汚れは、落ち葉・樹液・虫の死骸・鳥のフン・秋雨
- 汚れは放置せずに、すぐ掃除をする
- 各種コーティングを施工して、秋の汚れに備える
秋は行楽シーズンで、紅葉などの山間部に出掛ける場合も多く、落ち葉や樹液などによる影響が車にも受けやすいです。
コーティングについては、夏の紫外線などの影響で効果が弱まっている場合もあります。効果が落ちていたら、秋に再度コーティングしておきましょう。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。