車のブレーキの異音(ブレーキ鳴き)|原因と対処法を紹介

トラブル

ブレーキをかけた時、「キーキー」という音や「ゴー」という音が聞こえると、ブレーキに異常があるのではないかと心配になってしまいますよね。

今回は、ブレーキをかけた時に異音がする場合の原因、対処法についてご紹介していきます!

ブレーキ鳴き(キーキー音)がしたときは

ブレーキをかけた時に「キィーキィー」という鋭い音や「ゴー」といった唸るような異音がする現象は「ブレーキ鳴き」と呼ばれます。

ブレーキ鳴きがした時は、出来るだけ早めに状況を確認してください。

ブレーキ鳴きがしたときの車の異常の度合いや対応の緊急度は、原因によって異なり、場合によっては早急な対応が必要です。

ブレーキ異音の原因

ブレーキ鳴きの原因には、主に以下のようなものが挙げられます。

1)ブレーキパッドの摩耗

ブレーキをかけ、「キィーキィー」という鋭い音が鳴ったときは、ブレーキパッドが摩耗している可能性があります。

ディスクブレーキは、ブレーキ使用によりパッドがすり減って薄くなった時に、パッドウェアインジケーターというパーツがディスクに触れて、音が鳴るように作られています。

この場合はブレーキの異常ではなく、ブレーキパッドの交換時期であることを知らせる機能が作動している状態です。

ブレーキパッドの新品は10mm前後の厚さがありますが、3mm以下になったら交換時期です。1.6mm以下になると車検に通らなくなってしまいます。

1mm以下になるとブレーキの効きに影響が出るおそれがあるため、少なくともその前には必ず交換を行ってください。

◆ 対処方法 ◆

異音がしてブレーキパッドが減っている場合は、すぐに交換しましょう。

交換時期を超えて使用しつづけると、パッドの摩擦材が削れてむき出しになった金属の板でディスクローターを削ってしまい、修繕費用が高額になってしまうことがあります。

ドラムブレーキにはインジケーターの機能はないため、走行距離が5万km位になったら専門店のチェックを受けましょう。

2)パッドとローターの摩擦面の振動

回転しているローターにパッドが接触する際に振動が生じます。この振動がうまく吸収されずキャリパーやサスペンションといった周辺機器を共振させると、周波数によっては「キィィィ」「フォーン」といった甲高い異音が鳴ります。

◆ 対処方法 ◆

この場合は、専門店に原因を特定してもらいましょう。自分でできる対策としては、パッドの裏に鳴き止めのグリスを塗ることで、パッドとローターの振動の周波数を下げるというものがあります。

3)ローター摩擦面の異常

ローターの摩擦面の異常が原因となることもあります。ディスクローター側の問題として、ディスクローターの錆びや、摩擦材のローターへの溶着があります。

車の使用頻度が高くなく、走り始めに「コー」という擦れたような音がする場合は、錆びが原因のことがあります。

特に冬の寒い時期の乗り始めには、ブレーキ鳴きしやすくなる傾向があります固い金属同士が摩耗して異音が発生するためです。

上記の他に、ブレーキブースターのエア漏れによってブレーキ時に「シューシュー」という音がすることがあります。

ブレーキブースターとは、真空と大気圧の差を利用して、ブレーキの踏む力を増幅する装置です。ブレーキブースターのエア漏れがあると、ブレーキの効きが悪くなる恐れがあるため、早急に修理が必要です。

また、ABSの作動音で「コツコツ」「ゴツゴツ」といった音がすることがあります。

ABSはアンチロック・ブレーキシステムの略称で、急ブレーキをかけたときにタイヤがロックされて滑るのを防止するための安全装置です。ABSはブレーキを強く踏むと作動して、ブレーキペダルが細かく振動します。このような場合に音がするのは異常ではありません。

◆ 対処方法 ◆

ディスクローターの錆びによる異音の場合は、ブレーキを数回使っていくうちに錆びが取れ、音がしなくなってきます。

数km車を走らせれば問題は解消するため、点検や修理は不要です。

錆びではなく、摩擦材の溶着などディスクローターの摩擦面に異常がある時は、表面研磨が必要となるため、専門店に依頼しましょう。

ブレーキの異音の原因が特定できない場合はプロへ相談を

ブレーキの異音は、すべて問題があるというわけではありませんが、ブレーキの機能に影響する異常がある場合は命の危険に直結します。

ブレーキは安全運転をするための重要な役割を果たします。異音の原因が特定できなかったり、自分で判断がつけられない場合は、必ずプロに相談するようにしてください。

ブレーキ鳴きがする場合は絶対に放置せず、点検や部品交換、修理を早急に行ってください。

最後に

ブレーキの異音は、すべて問題があるというわけではありませんが、ブレーキの機能に影響する異常がある場合は命の危険に直結します。

ブレーキ鳴きがしてブレーキに異常がある場合は、以下が主な原因です。

  • ブレーキパッドの摩耗
  • パッドとローターの摩擦面の振動
  • ローター摩擦面の異常

必要な場合は部品交換や修理を早急に行ってください。原因を特定できない場合は、必ずプロに見てもらいましょう。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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