車に断熱フィルムを貼ったときの効果とは?施工の料金・時間も解説
極端に暑い日が続く時期や、寒い日に活躍してくれるのが「断熱フィルム」です。断熱フィルムとは、紫外線や赤外線をカットするフィルムで、車内温度を快適に保つ効果があります。
この記事では、車に断熱フィルムを貼ったときの効果やメリット、施工した場合の料金等について解説していきます。
目次
断熱フィルムの効果とは?
断熱フィルムには、紫外線(UV)と赤外線(IR)をカットしてくれる性能が備わっています。効果としては車のシートが日焼けするのを軽減したり、車内温度の上昇を抑えるためエアコンの効率が上がったりします。
紫外線や赤外線のカット率が低いと、夏場はすぐに車内温度が上昇して、冬場は反対にガラスから熱が逃げやすいです。
断熱フィルムを貼ることで車内温度を快適にして、運転ができる環境を整えることができます。
断熱フィルムの特長やメリット
断熱フィルムの特長やメリットは、以下の5つです。
- 紫外線(UV)をカットしてくれる
- 断熱効果がある(赤外線カット)
- ガラスが割れても簡単に飛び散らない
- プライバシーの保護ができる
- 防犯対策もできる
紫外線(UV)をカットしてくれる
紫外線はシミやシワの原因となりますが、ついつい日焼け止めを塗るのが面倒くさかったり、時間がなくて用意できなかったりするときもあります。
断熱フィルムを貼ることによって紫外線をカットしてくれるため、日焼けしにくくなるというメリットが生まれます。
断熱効果がある(赤外線カット)
断熱フィルムには直射日光を遮断する効果があります。
気温の変動が大きい夏場や冬場は、断熱フィルムがあることによって車内の急激な上昇・下降を緩和することが可能です。
断熱フィルムを貼ることによって、エアコンの効率を良くすることもできます。
ガラスが割れても簡単に飛び散らない
事故などでガラスが砕けると、破片が散って危険です。断熱フィルムを窓ガラスに貼っておけば、ガラスの飛散を出来るだけ少なくしてくれます。
プライバシーの保護ができる
フィルムによっては、車内を簡単に覗けないようにすることで、プライバシーの保護になります。車上荒らし対策などでも有効に活用できます。
防犯対策もできる
たとえば、車上荒らしにガラスを割られても、フィルムがあることで貫通しにくいです。そのため、ガラスを割って鍵を開錠するまでの時間がかかるので、防犯対策にもつながります。
車に断熱フィルムを貼っても効果なしになるパターン
車に断熱フィルムを貼っても、効果なしになるケースがあります。それが、以下の2パターンです。
- 断熱ガラスが採用されている
- 断熱コーティング済みである
車種によって、断熱ガラスの採用有無や断熱ガラスのコーティングは異なります。気になるのであれば、車を購入したお店に確認をしてください。
車に断熱フィルムを施工した場合の料金・時間
こちらでは、車に断熱フィルムを施工した場合の料金や時間について解説していきます。
施工料金
施工料金ですが車種やサイズ、フィルムの種類によって値段が異なります。また、フロント周りなのかリア周りなのかにより、値段が違うので注意してください。
以下は、車種ごとや施工箇所による料金の目安です。
車種 | フロントのみ | フロント周り | リアのみ | リア周り |
---|---|---|---|---|
軽自動車 | 20,000~30,000円 | 40,000~45,000円 | 10,000~15,000円 | 20,000~25,000円 |
コンパクトカー | 25,000~35,000円 | 45,000~50,000円 | 10,000~15,000円 | 20,000~30,000円 |
セダン | 30,000~40,000円 | 50,000~55,000円 | 15,000~20,000円 | 25,000~35,000円 |
1BOX | 35,000~45,000円 | 55,000~60,000円 | 15,000~20,000円 | 30,000~40,000円 |
ハイエース、キャラバン | 30,000~40,000円 | 50,000~55,000円 | 15,000~20,000円 | 35,000~45,000円 |
※料金はあくまで目安です
※店舗によって値段は異なります
施工してくれるお店は、イエローハットやオートバックス等のカー用品店、車のガラス専門店です。
施工時間
施工時間は車の種類やサイズ、内容によって異なります。たとえば、リア全面の施工で1〜3時間ほどの施工時間です。フロント周りとリア周り、全てのガラスを施工すると1日かかることも珍しくありません。
そのためカーフィルムを施工する際は、時間に余裕のあるときにフィルムを貼ることをおすすめします。
断熱フィルムは車検に通るのか?
リアガラスや後部座席に断熱フィルムを施工した場合、基本的には車検に通ります。しかし、フロントガラスに断熱フィルムを施工する場合は「可視光線透過率」がポイントです。
車検の場合、「フロントドアガラスの可視光線透過率が必ず70%以上であること」が求められます。この「可視光線透過率」とは、ガラスの開口部にどのくらい光を通すことができるのかという度合いを表しています。
この条件をきちんと満たしていれば車検には間違いなく通るので、施工の際にしっかり確認しておきましょう。
車の断熱フィルムについてのまとめ
- 断熱フィルムの施工で、車のシートが日焼けするのを防いだり、エアコンの効率が上がったりする
- 断熱ガラスが採用されていたり、断熱コーティング済みであったりすると、フィルムを貼っても効果なし
- 車検に通るかどうかは、フロントガラスの「可視光線透過率」がポイント
窓ガラスに、断熱ガラスが採用されていなかったり、断熱コーティングがされていなかったりする場合は、断熱フィルムを施工するのがポイントです。車内温度が安定的になるので、運転中も快適に過ごせます。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。