車の水垢を防止する方法｜水垢の種類や汚れを放置した際のリスクとは

水垢による汚れに、悩まされたことがある人は多くいるのではないでしょうか。

せっかくの愛車のボディに、水垢ができると見た目がかっこ悪いです。

そこでこの記事では、水垢の防止方法をはじめ、水垢の種類や汚れを放置した際のリスクについて解説していきます。

水垢の種類と原因について

実は水垢と言っても、水性と油性の2種類の汚れが存在します。

水垢ができる主な原因は、雨水・洗車時の水道水に含まれる炭酸カルシウムなどの不純物ですが、水性と油性では汚れの質が違うので、こちらで解説していきます。

水性の水垢

水性の水垢は、車体に付着した大気中のチリやホコリ、走行時に巻き上げた砂が雨水で流される過程で発生するものです。

時間の経過によって、雨水が蒸発することで不純物のみ残ってしまい、白っぽい見た目の汚れができてしまいます。

これが水性の水垢で、性質としては水に溶けやすいのが特徴です。

油性の水垢

油性の水垢は、グリースやオイル、ワックスやコーティング剤、潤滑スプレーなどの油性成分が雨水で流れ、乾燥することで発生します。

油性のため水に溶けにくく、時間が経つことで落としにくくなるので厄介です。見た目の特徴は、チリやゴミが混ざることで黒い筋として現れます。

油性のカー用品を施工している車は、雨に濡れた後はこまめに洗車をしないと、気が付いたら油性の水垢ができるので注意が必要です。

車の水垢を防止する方法

車の水垢を防止する方法は、以下の3つが有効です。

コーティングの施工

水垢ができるのを防ぐのに有効なのが、ボディコーティングを施工することです。

コーティングは車の塗装面を油脂や樹脂、ガラスなどの成分で被膜を作り、車のボディを保護します。

水垢はもちろん、花粉や黄砂などの汚れが付きにくいので洗車が楽です。

また、飛び石や鉄粉などによる小さな傷ができにくいため、リセールバリューも高くなります。

屋根のある場所に車を保管する

水垢は、雨水にさらされることで発生します。ガレージなど屋根のある場所に車を保管できれば、雨水に濡れないため水垢ができるリスクが低くなります。

もしも、屋根のある場所に車を保管できない場合は、ボディカバーを車にかけてください。

ただし、出かけるたびにカバーをつけたり外したりするのは面倒に感じるかもしれません。

その場合は、大雨や暴風の日だけでも、ボディカバーをかけて水垢対策をしましょう。

こまめな洗車

こまめに洗車をすることで、水垢ができるのを防げます。

洗車が面倒と感じる人も、雨で車が濡れた後は洗車をしてください。雨に濡れた車を放置すると、水垢ができてしまうからです。

自分で洗車をするのが面倒であれば、ガソリンスタンドに洗車を頼むのがおすすめです。

しっかりと汚れを落としたいなら、事前予約をして手洗い洗車をしてもらってください。時間がない場合は、洗車機で済ませましょう。

ガソリンスタンドの洗車については、以下の記事でも詳しく解説しています！

車の水垢を防止するのに効果的なコーティングは？

ボディコーティングに関しては、ワックス〜セラミックまで5種類のコーティングがあります。

お店に施工をお願いした際の費用相場と、寿命については以下を参考にしてください。

費用対効果を考えると、ガラスコーティングがおすすめです。施工料金は高額ですが、それだけ寿命も長いのでコスパに優れています。

100%無機質なガラス材でコーティングされているため、持続性のほかに光沢性が高く洗車も楽です。

特に新しく車を購入した際にガラスコーティングをすると、新車時の綺麗さをそのまま維持できます。

車のコーティングについては、以下の記事でも詳しく解説しています！

車の水垢を放置した場合のリスク

車の水垢を放置すると、以下のリスクがあります。

水垢を放置すると、ボディの塗装にダメージを受けやすいです。

水垢ができて車が濡れると水滴がレンズ状に溜まり、そこに日光が当たると、虫眼鏡のように光が集まって塗装面を焼いてしまいます。

また、コーティングをしても完全に水垢ができないわけではありません。こまめに洗車をしないと、コーティングの効果が弱くなるので注意してください。

そして、水垢は放置すればするほど汚れが落ちにくくなるので、掃除する際に手間や労力がかかります。

車の水垢を防止する方法についてのまとめ

外で運転をする以上、水垢については避けることはできません。水垢の防止には、コーティングを施工するのが効果的です。

コーティング施工後も、こまめに洗車をしたり屋根のある場所に車を保管したりして、水垢ができるのを極力防ぎましょう。