アクセルが効かない…!原因と対処法を詳しく解説します!

トラブル

アクセルを踏んでも加速されない、加速が鈍いとき、どのような異常が起きているのでしょうか?

今回は、アクセルが効かなくなってしまう原因、効かなくなってしまった時の対処法について紹介していきます!

アクセルが効かなくなってしまう原因

アクセルのしくみ

現代の車は、車両全体の動きの多くを電子機器やソフトウェアで制御しています。ECU(エンジン・コントロール・ユニット)や各種センサーで、車両が今どんな状態にあるかチェックして、それをもとにエンジンを動かすというしくみになっています。

エンジンの加速には「混合気」「圧縮」「点火」の3つの要素が適切に機能している必要があります。

混合気

車のエンジンは、ガソリンと空気が混ざり合ってできた混合気を爆発させることで動いています。混合気には適切とされている比率があり、この比率が崩れると不完全燃焼が発生してしまいます。

燃料となるガソリンと空気がエンジンの燃料室に適切に噴射されなければ、車がうまく加速しません。

圧縮

エンジン内に送り込まれた混合気は、ピストンの動きで圧縮されます。混合気は圧縮されることで温度が上昇します。燃料室の圧縮が強すぎると混合気が勝手に燃えてしまい、圧縮が弱いとエンジン効率が下がります。加速のためには燃料室の圧は適切に保たれなければなりません。

点火

圧縮された混合気は、火花を起こす装置で点火されます。そして混合気が燃焼すると一気に膨張し、その圧力でピストンが再び下がります。このピストンの動きが車を走らせる動力となっています。この動力を加速につなげるためには、適切なタイミングで点火が行われる必要があります。

アクセルが効かなくなる原因

電子機器やソフトウェアの不具合

センサーに不具合が生じてECUに異常な値が返されると、燃料供給を止めてしまったり、間違った量の燃料供給をしてしまい、加速されないということが起こります。

コンピュータ内のコンデンサの異常、システムトラブルといったことも原因となり得ます。

センサーにゴミが付着している、システムの異常といった原因で、自動ブレーキシステムの誤認識により、実際には何も障害物がないのに進まない、という事が起きることもあります。

混合気に関する不具合

混合気を作る時に、ゴミやチリが混ざらないように燃料フィルター・エアフィルターが設置されています。このフィルターが詰まってしまうと、車が加速しない原因になります。エアフィルターが詰まることで空気の供給が少なくなると、センサーによる電子制御により燃料の噴射量も少なくなるので、アクセルを踏んだ分だけの加速がされなくなるのです。

また、吸気周りのパイピングの抜けや、吸気もれが原因で、加速できないことがあります。

圧縮に関する不具合

エンジンにはエンジンオイルや冷却水が漏れださないよう、ガスケットという粘着剤のようなもので密閉し、気密性を高めています。

エンジンがオーバーヒートし、気筒間でのガスケットが破損した場合、シリンダーは正常な圧縮ができなくなりアクセルを踏み込んでもパワーが伝達されず、加速が弱くなってしまいます。

シリンダーが急に破損して圧縮機能がなくなるということは考えにくいですが、長年ピストン運動を繰り返すことでピストンリングなどに問題が発生し、そこから混合気が抜けて圧縮が弱まることはありえます。

ターボチャージャーは、エンジンのシリンダーに強制的に空気を送り込むことで少ない排気量でパワフルな動力性能を発揮する装置で、コンパクトカー等でよく採用されています。このターボチャージャーで、エンジンオイルの劣化やメンテナンス不足による焼き付き、異物吸入、破損等により加速がされないタービンブローという現象が起こることがあります。

点火に関する不具合

ガソリンに点火するための電圧を作るイグニッションコイル、点火した火をとばすスパークプラグ、ポンプから霧状に燃料を噴射するインジェクターといった部品の不具合が原因となる場合があります。

その他

オートマチック車において、トランスミッション(変速機)とエンジンをつなぐトルクコンバーターにはATF(オートマチックトランスミッションフルード)というオイルが使われています。このATFの劣化や漏れにより、動力がエンジンに伝わらなくなり加速されないことがあります。

アクセルが効かなくなってしまった時の対処法

アクセルが効かない原因は多岐にわたります。アクセルが効かないことに気づいたら、まずはディーラーや整備工場で原因を診断してもらいましょう。

アクセルが効かなくなる現象は、原因によってかかる修理費用がかなり異なります。エンジン周辺の異常の場合は安い費用で済むこともありますが、エンジン自体に異常がある場合には、修理はかなり高額となります。修理費用より新しく買った方が安くつく場合は、買い替えを検討しましょう。

最後に

アクセルが効かなくなる故障は、低額で解消できる場合もありますが、長年の使用による劣化から不具合が出ている場合は、複数個所の修理が必要になってくることもあるため、修理費用も高額になってしまうことがあります。

異変に気づいたら早めに業者にみてもらい、修理費が高額になる場合は買い替えも選択肢に入れましょう。

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