夏のダッシュボード熱対策!車内温度を下げる方法とマットの効果

雑学

夏の車内温度を下げるにはダッシュボードの熱対策が必須です。

本記事では、年間8万件のガラストラブルを解決するプロが、車内を最短で冷やす手順や、ダッシュボードマット・サンシェード等の効果を徹底解説します。

快適で安全なカーライフにお役立てください。

夏のダッシュボードと車内温度はどこまで上がる?

夏のダッシュボードは、何も対策をしないと触れないほど気温が上昇して危険です。

こちらでは、炎天下の自動車における温度上昇と、夏の車内やダッシュボードに放置すると危険なものについて解説していきます。

炎天下の自動車における温度上昇

JAFの調査によれば、真夏の炎天下で車を30分ほど放置すると、車内温度は50℃の暑さに、ダッシュボードは70〜80℃の熱さに到達します。

  • 車内:50℃
  • ダッシュボード:70℃〜80℃

密閉された車内は湿気もこもりやすく、非常に高温多湿で蒸し風呂状態です。

70℃〜80℃に達したダッシュボードにものを放置すると、発火や爆発を起こして、最悪の場合は火災に繋がる危険性があります。

出典:車内温度/夏(JAFユーザーテスト)

ダッシュボードや車内が灼熱になるのはなぜ?

夏の車内が極端に熱くなるのは、強い日差しがガラスを通過して赤外線を車内へ取り込み、ダッシュボードがその熱を吸収して蓄えてしまうためです。

黒い樹脂パーツは光を吸収しやすく、短時間でも高温になりやすい特徴があります。

さらに加熱されたダッシュボードが熱を放射することで、車内全体の温度が一気に上昇し、外気よりもはるかに暑く感じる状況が生まれます。

直射日光が当たり続ける環境では、わずか数十分で車内が危険な温度に達することもあり、夏場の駐車時は特に注意が必要です。

夏の車内やダッシュボードに放置すると危険なもの

スマホやパソコンの精密機械、ライターやスプレーのガス類などは、高温多湿の車内やダッシュボードに放置すると危険です。

夏の車内やダッシュボードに放置すると危険なものについては、次の表を参考にしてください。

故障や発火などのリスク
スマホ
パソコン
モバイルバッテリー
精密機器は高温多湿に弱く、故障する可能性が高いです。
また、バッテリーに使われているリチウムイオン電池は、最悪の場合発火する恐れがあります。
ライタースプレーガス類は、高温多湿の場所では爆発する危険性があります。
炭酸飲料水内部の空気が膨張して、爆発する恐れがあります。
プラスチック製品高温のダッシュボードに置くと、溶ける危険性があります。
メガネ水入りのペットボトル収れん火災が起きる恐れがあります。
乾電池液漏れや発火の危険性があります。
化粧品品質が悪くなる可能性が高いです。

夏の車内やダッシュボードに置くと危険なものについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

暑さ対策をしないとダッシュボードはどうなる?

ダッシュボードに使われている素材は樹脂です。樹脂は加熱と冷却を繰り返すことによって劣化し、最悪の場合ひび割れを起こします。

運転中はエアコンで冷却し、駐車中は温度が上昇すると、ひび割れが起こる可能性が高いです。

そのため、普段から温度変化を抑えるために、車内の暑さ対策やダッシュボードの熱対策を行う必要があります。

熱対策グッズは「ダッシュボードマット」がおすすめ

熱対策 グッズ ダッシュボードマット

ダッシュボードの熱対策としては、ダッシュボードマットが効果的です。こちらでは、ダッシュボードマットの熱対策効果から、ダッシュボードマットがない場合の代用品について解説していきます。

「ダッシュボードマット」の熱対策効果とは?

ダッシュボードマットは、ダッシュボードの熱対策に効果的なのはもちろん、紫外線によるダメージでダッシュボードが劣化するのを防げます。

一度取り付けてしまえば大丈夫なので、サンシェードと違っていちいち取り外しをする手間がかかりません。ネット通販やカー用品店などで販売されており、安いものは2千円程度から購入できます。

効果と価格を考えると、ダッシュボードマットはコスパが良いのが特長です。

ダッシュボードマットの効果については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

【疑問】黒いマットは余計に熱くならないの?

黒いダッシュボードマットを敷くと、熱を吸収して余計に熱くなりそうに思うかもしれません。

しかし、実際にはマットが熱を吸収・遮断し、ダッシュボード本体や車内への熱放射を防ぐため、色に関わらず確かな冷却効果があります。

そのため、黒色のダッシュボードマットであっても、しっかりと熱対策になるので安心してください。

ダッシュボードマットがない場合の代用品

ダッシュボードがない場合は、台所マットやバスタオルなど家にある物で代用できます。

ダッシュボードがない場合の代用品

・台所マット
・大きめのタオル(バスタオルなど)

台所マットをダッシュボードに敷けば、温度が上昇するのを防げて熱対策になります。

自宅で駐車する際に、ダッシュボードマットの代わりとして使ったり、車に積んで外での長時間駐車のときに、ダッシュボードに被せたりするのもおすすめです。

また、海水浴やバーベキューなど、夏のレジャーでバスタオルなどの大きめのタオルを持っていく人も多いでしょう。

川遊びや海水浴では必ず持っているので、使わないときはダッシュボードの上に乗せて、熱対策をするのがおすすめです。

車内温度の上昇緩和におすすめなグッズや対策

サンシェード 効果

車内温度の上昇を抑えるには、サンシェードが効果的です。もしも、サンシェードが家に無い場合は、レジャーシートを代用品としてお使いください。

また、フロントガラスにカーフィルムを施工すると、車内温度の上昇を軽減することができます。

サンシェードを使う

夏の車内の気温上昇に、効果的なアイテムとして挙げられるのがサンシェードです。

特に長時間駐車をする場合、車内の急激な気温上昇をやわらげる効果があります。

また、フロントガラスから車内が見えにくくなるため、プライベートの保護にも効果的です。

自宅の駐車スペースに屋根がない場合や、アウトドアや長めの買い物をするときは、サンシェードを持っておくと良いでしょう。

サンシェードの効果や役割、選び方については以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

レジャーシートも効果的

家庭にあるものでしたら、レジャーシートは熱を遮断するのに効果的です。

家にいらないレジャーシートがある場合は、サンシェードの代用品として使いましょう。

フロントガラスや窓ガラスとぴったりなサイズに切り取り、それぞれ貼り付ければサンシェードの代わりになります。

また、フロントガラスや窓ガラスに貼り付ける以外にも、ダッシュボードの上に乗せて温度上昇を防ぎましょう。

カーフィルム(断熱フィルム)を施工する

カーフィルムは赤外線を大幅に抑え、直射日光によるダッシュボードの過度な加熱を防ぐ効果があります。

カーフィルムの中でも、紫外線(UV)と赤外線(IR)をカットする「断熱フィルム」がおすすめです。

断熱フィルムは紫外線をカットし、樹脂パーツの劣化を抑えられ、車内の見た目を長く保ちやすくなります。

直射日光を遮断する効果があるため、夏場は車内の急激な上昇を緩和することが可能です。

またフィルムによっては、車内を簡単に覗けないようにすることで、プライバシーの保護になり、車上荒らし対策などでも有効に活用できます。

断熱フィルムについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

乗車直後に車内温度を最短で下げる手順とコツを解説

サンシェードやレジャーシートで車内に日光が入るのを防いでも、気温の高い夏場は車内温度が上がってしまいます。

車内の温度を最短で下げるには、以下の「乗車前」と「走行時」の2ステップを実践するのが最も効果的です。

ステップ1:乗車前の対処法(ドアの開閉)

・助手席の窓(もしくは助手席側の後部座席の窓)を全開にする
・運転席側のドアの開け閉めを5〜6回繰り返して熱気を逃がす

ステップ2:走行時の対処法(窓開け+エアコン)

・窓を全開にしたまま、エアコンを「外気導入モード」にして走り出す
・3分ほど走行したら窓を閉め、「内気循環モード」に切り替える

スマートキーなどでエアコンを遠隔操作できる場合は、車に乗る前にエアコンをオンにするのがおすすめです。

もしも、ドアを開け閉めできるスペースがないときは、エアコンを外気導入モードにして走行し、3分経過したら窓を閉めて内気循環モードに切り替えましょう。

また、濡れタオルがあれば、ダッシュボードやハンドルを拭いて温度を冷ますのも効果的です。

車内の温度の下げ方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

※夏の車内温度をできるだけ上げない方法についても言及しています。

快適な車内を維持!プロが教える自動車ガラスの管理ガイド

カーフィルム ダッシュボード

継続的に快適な車内環境を維持するには、カーフィルムを施工するのがおすすめです。

自動車ガラス専門店やカー用品店では、カーフィルムの施工を行ってくれる店舗もあるので、ぜひ参考にしてください。

カーフィルムで継続的な暑さ対策を

カーフィルムは車内温度の上昇を抑える有効な方法で、夏場の強い日差しによるダッシュボードの過熱を軽減できます。

ガラス面で赤外線を遮るため、直射日光が入り続ける状況でも温度が上がりにくく、エアコンの効きも安定しやすくなります。

紫外線も大幅にカットできるので、内装の劣化を防ぎながら快適な車内環境を保ちやすい点も魅力です。

透明タイプなら視界を損なわず、日常の運転にも影響しにくいため、初めての方でも導入しやすい選択肢と言えます。

フロントガラストラブルは年間84,000件以上の実績を持つ「glassD・DUKS」へ

glassD・DUKS フロントガラス

カーフィルムの施工については、年間84,000件以上のフロントガラストラブルに対応している「glassD・DUKS」にお任せください。

「glassD・DUKS」では、デザイン性と機能性を兼ね備えた、高品質のハードコート仕様フィルムを使用しています。

夏の車内上昇を抑えるため、カーフィルムの施工を考えている人は、ぜひお近くの「glassD・DUKS」にご相談ください。

※一部店舗では、カーフィルムの施工を行っていません。

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【Q&A】ダッシュボードの熱対策についての疑問・質問

こちらでは、ダッシュボードの熱対策についての疑問・質問を解説していきます。

Q
ダッシュボードマットが違反になることはありますか?
A

ダッシュボードマットを使うだけで違反になることはありません。

可能性があるとすれば、フロントガラスに映り込みが発生する状態になり「安全運転義務違反」とみなされるかどうかです。

もしくは、マットがインパネ上の計器類や安全装置(エアバッグなど)を覆ってしまう場合です。

これは極めて稀なケースなので、視認性や安全性を損なうことがなければ、ダッシュボードマットを使うだけで違反になることはありません。

Q
ダッシュボードマットが熱で溶けるって本当?
A

ダッシュボードマットが、車内の熱で溶けることはまずありません。

ただし経年劣化だったり、安価な素材が使われていたりすると、車内温度が60℃を超えて、ベタついたり縮んだりする恐れがあります。

まとめ|ダッシュボードの熱対策に関する情報で安全なカーライフを

  • 夏は30分駐車すると車内温度は50℃、ダッシュボードは70℃~80℃の熱さに到達する
  • スマホやパソコン、ライターやスプレーなどは夏の車内に放置すると危険
  • 暑さ対策や熱対策として、サンシェードやダッシュボードマットなどを使う

夏の強い日差しで上がる車内温度を抑えるには、日頃からダッシュボードの熱対策を意識することが欠かせません。

今回の記事では、ガラスを通して侵入する熱の仕組みから、マットやカーフィルムを使った効果的な方法まで幅広く紹介しました。

車両管理のコツを押さえて、暑い季節も安心して運転を楽しんでください。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

             

DUKS  受付窓口責任者

吹浦 翔太

年間84,000件のフロントガラストラブルに対応するDUKSグループで、受付窓口の責任者を務めています。
2008年から6年間、現場での実務経験を積み、現在は国内主要ディーラー各社からの修理依頼を中心に、状況の整理と修理方針の判断に携わっています。
保有資格は「JAGUフロントマスター」「ダックス事務検定2級」。
現場で培った知見をもとに、お客様にとって最善の修理をご案内します。

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