車のガラスに付いてしまったペンキを落とす方法
車の近くでペンキを使ったとき、うっかりガラスにペンキが付いてしまったり、また何かのはずみで、車のガラスにペンキが何かのはずみで付着することは充分考えられます。
そこで今回は、車のガラスに付いてしまったペンキを落とす方法について解説していきます。
目次
車のガラスにペンキが付いてしまったら落とせる?
車のガラスにペンキが付いてしまっても、落とすことは可能です。
ペンキが付着した度合いにもよりますが、少量で飛散している場合は、自力で対処できる場合もあります。しかし、あまりにも大量に付着していたり、気付かないうちにペンキが付着して時間が経っていたりする場合は、自力での対処では限界がでてきます。
その場合は無理に何とかしようとせず、専門店やプロに依頼するのが確実で安全です。
車のガラスについてしまったペンキを落とす方法
ペンキの付着量や時間の経過によって、自力で落とせるかどうかは変わってきます。
全て自己判断になるので、明確な判断基準が存在するわけではありません。付着してから時間が経っておらず、明らかに付着量も少ない場合は自力で落とすこともできますが、無理はしないようにしてください。
除光液を使う
身近な物を使ってペンキを落とすなら、除光液が有効です。
除光液には、
- アセトン
- トリオクタノイン
- グリセリン
- トキシケイヒ酸オクチル
などの成分が入っています。
これらの成分によって油分を除去することができ、ペンキを落とすことができるのです。
ちなみに、マニキュア用の除光液は小瓶のサイズで販売されているものが大半であるため、使用量には限界があります。ごく微量のペンキが付着した場合にしか活用できないので注意してください。
専門店に行けば、自動車用の除光液が手に入ります。この除光液でペンキを落としたい部分に塗り、タオルなどで軽く拭き取ればペンキを落とすことは可能です。
コンパウンドやシリコンオフに比べて除光液は扱いやすいので、ペンキが付着した際の処置は、除光液をオススメします。
スクレーパーを使う
スクレーパーは、ヘラ状になった先端に持ち手の柄がついた工具です。
非常にコンパクトで誰でも扱いやすいのが特徴で、ガラスに付いてしまったシールを剥がしたり、壁や床に付着した汚れやゴミを取り除くことが出来ます。
スクレーパーは入手もしやすく、100円ショップでも購入することが可能です。
スクレーパー単体の使用も効果的ですが、先ほど紹介した除光液やエタノールなどと合わせて使うと、より早くペンキを落とすことが可能になります。
【注意点】金属製のスクレーパーを使用する場合は傷がつきやすいので注意しましょう
スプレーシンナーを使う
特に油性ペンキの場合、ペンキにはシンナーが入っているので、スプレーシンナーを使って落とすのが最も効果的です。
スプレーシンナーはペンキに馴染みやすい性質を持っています。
ペンキの付着した箇所に吹きかけてから雑巾やタオルで拭き取ってください。その後、仕上げに水で洗い流すと綺麗に仕上がります。スプレーシンナーは、ホームセンターでも手に入れることが出来るので、入手も簡単です。
【注意点】ガラス以外のボディや樹脂部品に付着すると変色する恐れがあるので、使用する際はしっかり養生をしましょう。
ペンキを落とすときの注意点
車のガラスに付着してしまったペンキを落とすときは、カッターや剃刀などの刃物を出来るだけ使わないようにしてください。ペンキ汚れは落ちるかもしれませんが、ガラスが傷付いてしまう可能性が高く、かえって費用や手間がかかってしまうからです。
また、除光液・スクレーパー・スプレーシンナーを使ってもなかなか落ちない場合は、無理にこすったりせずにプロへ依頼するようにしてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、車のガラスに付いてしまったペンキを落とす方法について解説してきました。
今回紹介したのは、あくまでアクシデントなどによって微量のペンキが付着したケースの対処方法です。いたずらなどで明らかに大量のペンキが付着し、時間が経ってしまっている場合は、プロに見てもらいましょう。
また、ガレージにペンキを置く場合は、車に付着しないよう離れた場所に置いたり、低い位置に置いたりするなどの工夫をしてくださいね。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。