海風で車に影響がでる?海沿いを走る際に気を付けたい「塩害」とは

メンテナンス

夏になると海水浴にでかけることもあり、海に行く機会が多くなります。また、夏に限らず車で旅行する際は、海沿いの道路を走ることもあります。

そんなとき注意して欲しいのが、海風や潮風による「塩害(えんがい)」です。夏は家族をよく海に連れて行く人、サーフィンや日焼けが趣味でよく海に行かれる人は、特に注意してください。

海風の影響で車に起こる「塩害」とは

車における「塩害」は、車の金属部分に塩分が付着して、ボディ等をサビさせてしまうことです。海沿いは風が強く、海風には多くの塩分が含まれており、海沿いでドライブ・駐車をすることで「塩害」の可能性があります。

防サビ処理がしっかりしている車も近年では増えています。しかし、小さい傷やすき間に塩分が溜まるとサビができてしまい、そこから被害が広がる可能性があるのです。最終的にはパーツの破損や、エンジンルームの故障に繋がるリスクがあります。

海沿いのドライブ後はこまめに洗車を

海沿いを走行したあとなど、「塩害」の危険性がある場合はすぐに洗車しましょう。塩害防止で洗車を行う際は、以下の3つを意識してください。

  • ボディ全体をしっかりと水洗いする
  • 表面に付着している塩分や水分はしっかりと拭き取る
  • タイヤなどの足回り、ボディ下もしっかりと洗車する

海沿いの道路には、大量の塩分が落ちています。ドライブするとタイヤに塩分が付着して、ホイールやボディ下を錆びさせてしまう可能性があります。

ボディ全体は当然しっかり水洗いして、タイヤなどの足回りも丁寧に掃除してください。

そして自分で洗車する場合、夏場は暑い時間帯や炎天下での掃除はやめましょう。

洗車の仕方、洗車機の選び方については、以下の記事も参考にしてください。

ボディコーティングで「塩害」を防ぐ

ボディコーティングをすると表面に膜ができて、塩が付着しにくくなりなります。コーティングには

  • 雨風による汚れや泥の付着防止
  • 紫外線カットで劣化による変色防止

といった効果があります。紫外線が強くなり、雨風の多い夏前にはボディコーティングの施工がオススメです。

DUKSではボディコーティングを行っているので、ぜひ参考にしてみてください。

(地域によりサービス内容は異なります)https://glass-d.com/coating/

DUKSでは実施していませんが、ボディの下側もコーティングしているところもあるので、心配な方は下側もコーティングするのが良いでしょう。

海沿いの駐車時に「塩害」から車を守る方法

海水浴に行くと、どうしても海の近くに車を停めざるを得ません。そんなときは以下の2点で「塩害」を防ぐ方法があります。

ボディカバーを被せておく

海沿いで駐車するときは、ボディカバー被せることで、塩分が車に付着するのを防げます。

ただし、走行中はボディカバーを被せることができず、タイヤに塩分が付着します。ボディカバーを被せても、帰宅後はちゃんと洗車しましょう。

ドアや窓は常に閉めておく

駐車する場所にもよりますが、海岸近くに車を駐車すると、着替え場所などで車を休憩場所にすることがあります。

車で休憩する場合、窓やドアを開けっぱなしにするのはやめましょう。ドアの金具やカーナビなどの精密機器に「塩害」が起こる可能性があります。

お子さんを車で休憩させる場合は、大人が連れ添ってエアコンをかけるようにしてください。

海風以外でも起こる「塩害」

海沿いのドライブ以外に、以下の2つのケースでも「塩害」が起こる可能性があります。

台風

台風は海上で発生し、風に乗って日本列島を縦断・横断します。強風で海水中の塩分が巻き上げられ、台風の移動で「塩害」が起こるケースです。台風が通過したあとは、内陸部でも「塩害」が起こる可能性があります。

梅雨~秋にかけては台風が日本列島を襲うケースがあるので、注意が必要です。

凍結防止剤などによる塩害

実は「塩害」は冬場でも起こるケースがあります。

積雪の多い地域では、凍結防止剤や融雪剤を使用します。これらには、「塩化カルシウム」「塩化ナトリウム」「塩化マグネシウム」などの塩化物が含まれている場合があるのです。

積雪した高速道路に凍結防止剤や融雪剤が撒かれていると、タイヤ周りのエンジンルーム、ボディ下などで「塩害」が起こる可能性があります。

最後に

今回は海風の影響で起こる、「塩害」について解説しました。夏は海水浴に行くこともあり、海沿いを走る機会も多いです。

海沿いを走ったあとや台風のあとは、こまめに洗車することで「塩害」を防げます。洗車するのが少々手間に感じる人は、ボディコーティングを施行しましょう。塩分や汚れを簡単に落とせて、洗車もラクになるので、ぜひ検討してみてくださいね。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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