リアデフォッガーとはリアガラスの曇り取り|機能や効かない場合の対処法を解説
冬の朝、車の窓ガラスには曇りや結露、凍結など様々なことが起きますよね。早く出発したいのに、ガラスを綺麗にしなければ発車ができない状況に遭遇してしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事では、リアガラスの曇りを素早く取る機能の「リアデフォッガー」について解説していきます。
目次
リアデフォッガーとは、リアガラスの曇りを取る機能
リアガラスの曇りを取るには、「リアデフォッガー」という機能を使用します。リアデフォッガーは、ガラスに結露ができたときにガラスの表面を綺麗にするためにある装備です。
呼び方は「リアウィンドウ・デフォッガー」や単純に「デフォッガー」とも言います。
車種によって異なりますが、基本的には操作パネルにリアデフォッガーのボタンがあるので、そのボタンを操作します。見つからない場合は、説明書などを参照してください。
リアデフォッガーの機能をONにすると、リアガラスの内側にある電熱線が熱を生み出してリアガラスを暖め、曇りを取り除いてくれます。
特に冬場は窓ガラスが曇りやすいので、リアデフォッガーを上手に活用して、視界をクリアにするようにしてください。
リアデフォッガーをONにしたままだとバッテリーが上がる危険性がある
リアデフォッガーは、常にONの状態にしておくと、バッテリーが上がる危険性があります。なぜなら電熱線を使うリアデフォッガーは、消費電力が多いからです。
そのため常時ONの状態にするのは避けて、曇りを取るとき以外はOFFにしておきましょう。現在では、タイマー機能が備わっているものもあります。
リアデフォッガーはONにしたりOFFにしたりして、上手に活用しながら無駄な電力を防ぐようにしましょう。
リアデフォッガーとデフロスターの違い
リアガラスの曇りを取るリアデフォッガーに対して、デフロスターはフロントガラスや前方座席のドアガラスの曇りを取る装置です。
水蒸気を含まない温風を、フロントガラス手前の送風口から送って、除湿したい箇所へ集中的に送風することで、曇りを取り除きます。
エンジン始動後は「内気循環」にしたり、曇りが気になってきたら「外気導入」に切り替えたりすることで、効率的にフロントガラスの曇りを取れます。
デフロスターについては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
リアデフォッガーが効かない場合はプロに相談する
リアデフォッガーが効かない場合、電熱線が破損している可能性が高いです。リアデフォッガーは、リアガラスの曇りを予防する装置のため、故障すると安全運転に大きな影響が出ます。
電熱線が破損すると、温度や湿度の影響でリアガラスが曇ってしまい、視界を確保できません。
フロントガラスであれば、ワイパーを作動させて視界を確保できますが、リアガラスの場合は対処の使用がないです。
そのため「リアデフォッガーが効かない!」と感じた場合は、ディーラーや専門店などのプロへ、すぐに相談してください。
リアデフォッガーの修理費用は5万円~10万円が目安
リアデフォッガーの電熱線が破損している場合は、修理やリアガラスの交換が必要です。
交換にかかる費用は、5万円〜10万円が目安です。車種によっては、10万円以上の費用がかかることも珍しくありません。
ディーラーや整備工場、車のガラスの専門業者にお任せください。費用はディーラーが高くなり、整備工場や専門業者が安くなる傾向です。
いくつかのお店から無料見積を貰い、修理費用のほかサービス内容も比較して、ベストな業者を選びましょう。
リアデフォッガーについてのまとめ
- リアデフォッガーとは、リアガラスの曇りを取る装置(電熱線)のこと
- デフロスターは、フロントガラスや前方座席のドアガラスの曇りを取る装置
- リアデフォッガーが効かない場合はプロに相談する
リアデフォッガーを使用することで、曇りを素早く取り除くことができます。冬場はフロントガラスをはじめ、リアガラスも曇りやすいです。リアデフォッガーやデフロスターを効果的に使い、視界をクリアな状態に保つようにしましょう。
この記事の監修者
DUKS 府中店 営業事務
吹浦 翔太
業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。