車に虫が付着したら?虫取り方法、車に虫がたかる理由を解説

トラブル

夏は、昼夜問わず虫の活動が活発になります。走行中の車に虫がぶつかって来たり、ついた虫の跡がなかなか落ちなかったりします。

虫がぶつかってフロントガラスが汚れると、視界の妨げにもなり運転に多少の影響が出ます。ボディに虫がぶつかった場合は、塗装にダメージが残るかもしれません。

この記事では車に虫がたかる理由をはじめ、車に虫汚れができた場合の対処法について解説していきます。

車に虫がぶつかる、たかる理由

こちらでは車に車に虫がぶつかる、たかる理由について解説していきます。

高速道路は虫がぶつかりやすい

車に虫が付着するのは、運転中にフロントガラスやボディなどに、虫がぶつかってしまうからです。スピードが上がると、虫が車に勢いよく衝突するため、高速道路を走行中に虫が付着してしまいます。

夏は虫が活動的になる時期です。長距離ドライブで高速道路を運転すると、どうしても虫が車に勢いよくぶつかってきます。

ヘッドライトに集まってくるから

虫は光に集まる習性があります。そのため、日中よりも夜間に車を運転すると、虫がぶつかって来やすいです。

虫が光に集まる理由は、完全に解明されているわけではありません。有力な説として、「虫は月の光を頼りに行動していて、ヘッドライトを月明りと勘違いしているから。」と言われています。

【重要】車に虫がついたら早めに掃除をする

車に付着した虫を放置すると、虫の跡が残ってしまいます。

虫が車についたまま放置すると、昆虫に含まれる酸性の成分が、ガラスやボディに付着します。フロントガラスに付着すると、乾いた状態で酸焼けを起こします。ボディの場合は、ボディの塗装を傷めてしまうかもしれません。

また、洗車しても汚れが落ちにくくなり、虫取りをするのに手間がかかります。

車のフロントガラスにしろボディにしろ、時間が経つほど汚れは落としにくくなってしまいます。虫が車にぶつかって来て汚れがついたら、早めに虫取りをしましょう。

車に付着した虫を取る方法

こちらでは、車に付着した虫を取る方法について、発見が早い場合と時間が経過した場合について解説していきます。

発見が早い場合の虫取り

車の虫取り方法のポイントは、以下の2つです。

  • 水をたっぷりと使う
  • やわらかく繊維の細かいタオルやクロスを使う

フロントガラスにしろボディにしろ、何もつけないで虫取りをしようとそうとするのはNGです。虫が付着した場所に水をたっぷりとかけてから、やわらかく繊維の細かいタオルやクロスで優しく拭き取ってください。

水をかけないで虫取りをすると、ガラスやボディに傷ができるリスクがあります。やわらかく繊維の細かいタオルやクロスで拭き取ると、さらに傷ができるリスクを減らせます。

ゆっくりと流水をかけながら、クロスやタオルで汚れを落とすのがベストです。

時間が経過した場合の虫取り

車に虫が付着してから時間が経過した場合は、虫取りクリーナー(液体タイプ、もしくは泡タイプ)を使うのがおすすめです。

発見が早い場合と同様に、やわらかく繊維の細かいタオルやクロスと、水をたっぷりと用意して、以下の手順で虫取りをしましょう。

たっぷりの水で虫の死骸を取り除く
汚れた箇所に虫取りクリーナーを吹きかける
説明書に記載されている時間に従ってしばらく放置する
時間が経過したら水で洗い流す
仕上げに乾拭きをして完了

水分が残ったままだと水垢ができるので、最後に必ず乾拭きをしてください。

家にあるものなら「食器用洗剤」で車の虫取りができる

「車に虫が付着してからしばらく時間が経過した、しかし家に虫取りクリーナーがない。」
そんな場合は食器用洗剤(中性)で代用できます。

食器用洗剤の主成分は、虫取り専用クリーナーと同じ界面活性剤です。そのため、虫の死骸のようなタンパク質の汚れに向いています。ただし、使用する際は必ず「中性」の洗剤を選ぶようにしてください。

食器用洗剤を使った洗車の仕方は、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

虫取りクリーナーのおすすめの選び方

車の虫取りクリーナーには、シート・液体・泡タイプの3つが存在します。それぞれの特徴については、以下を参考にしてください。

シートタイプ

溶剤を含む、シートタイプの虫取りクリーナーです。
走行中に虫の付着に気が付いたら、必要な部分だけサッと拭き取ることができます。

液体タイプ

虫が付着した箇所に、吹きかけて使うタイプの虫取りクリーナーです。
汚れた部分にキッチンペーパーを被せて、液体クリーナーを吹きかけてからつけ置き状態にすることで、洗剤が浸透するため汚れが落ちやすくなります。

泡タイプ

虫汚れの部分に、直接かけて落とすタイプの虫取りクリーナーです。
液体タイプと違い、キッチンペーパーを用意する必要はありません。

広範囲に虫が付着した場合は洗車がおすすめ

フロントガラスやボディなど、虫が広範囲に付着している場合は洗車で虫取りをするのがおすすめです。

洗車で使うカーシャンプーは、十分に泡立ててから使ってください。硬化してボディに貼りついていた虫の死骸は、泡をたっぷりと塗ることでふやけて、剥がれやすくなります。

カーシャンプーをしっかり泡立たせるには、バケツにカーシャンプーを適量入れ、ホースから強めの水圧で水をバケツに注ぎます。

これによって、きめの細かく柔らかい泡をたっぷりと作ることが可能です。水圧が弱いとうまく泡立たないので、できるだけ水圧を強めて泡を作るようにしてください。

泡で洗った後は水で流し、柔らかい生地のタオルや雑巾で乾拭きしてください。ここまでやれば、ガラスやボディに負担をかけることなく仕上げることができます。

簡単に虫汚れを落とすなら、コーティングの施工がおすすめ

車に虫が付着するのを、完全に防ぐことはできません。ただし、虫汚れを簡単に落とす方法ならあります。それは、ボディコーティングを施工することです。

ボディコーティングは虫汚れのほか、油膜やホコリなどの汚れも落としやすくなります。また車に光沢感や艶が出たり、売却する際に査定額が高くなりやすかったりするなどのメリットがあります。

愛車を綺麗な状態でキープしたいのであれば、ボディコーティングの施工がおすすめです。

ボディコーティングについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

車に虫が付着したときの対処法についてのまとめ

  • スピードが出る高速道路での運転や、ヘッドライトを点灯する夜間走行では虫が車にぶつかりやすい
  • 車に虫が付着したら、早めに対処しないと汚れが落ちにくくなったり、傷ができたりする
  • 車の虫取りは「たっぷりの水」と「やわらかく繊維の細かいタオルやクロス」を使うのがポイント

夏は帰省シーズンであり、秋はキャンプなどに行く機会も増え、車に虫がぶつかってくる可能性が高いです。どこでも対処できるよう、虫取りクリーナーやタオルを、車に常備しておきましょう。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

インタビュー記事

ピックアップ記事

関連記事一覧