ガラスコーティングを施した時にムラができてしまう原因と対処法について解説

メンテナンス

車をキレイに見せたりキレイな状態を保つためだったり、またはワックス洗いなど掃除の手間を省くために、ガラスコーティングをする人は増えていると思います。

しかし、コーティングのムラにより、本来キレイに見せるはずの車が逆にくすんで見えてしまうケースがあります。

自分で行うにしろ、ディーラーや専門店などの業者にお任せするにしろ、原因を知っておくことで未然のトラブルを防げることが出来るのです。

今回は、ガラスコーティングを施した時にムラが出来てしまう原因と、その対処法について紹介していきます。

ムラの原因

ガラスコーティングを施した時に起こるムラの原因は、大きく分けて以下の3つになります。

  • 『下地処理の不備』
  • 『コーティング剤を塗る時の注意点』
  • 『作業環境』

これらをしっかりチェックしておかないと、せっかくコーティングしてキレイにしたはずの車が台無しになってしまいます。ここからは、対処法と合わせて一つ一つ解説していきましょう。

『下地処理の不備』

下地処理の不備についてですが、そもそもコーティングをする前にその土台となる下地が汚れていたり傷ついていたりすると、どうしてもムラが出てしまいキレイに仕上げることが出来ません。

最近、スマホでも画面をガラスコーティングする人が増えていますが、例えば画面にゴミがついていたり目立つ汚れがあったりすると、コーティングしてもキレイに仕上がりません。

車のボディにも同じことが言えて、スマホよりも不純物に気付きにくいので、まずはキレイに掃除して下地処理を行う必要があります。

対処法

まず、下地処理の工程を行うためにはカーシャンプー・トラップ粘土・脱脂材を揃えるのがベストでしょう。

どれもカー用品店やホームセンター等で揃えることが出来ます。

まずはカーシャンプーでボディ全体を洗うイメージで、所々にある鉄粉等の不純物はトラップ粘土で取り除きます。

これらの作業を同時に進めた後、水分を拭き取ったら脱脂剤で脱脂を行います。

余分な脂を取り除くことでコーティングの精度がアップするので、最後の仕上げとしてぜひ行ってください。こうしてコーティングのための掃除をすることで、下地処理は完了と言えます。

『コーティング剤を塗る時の注意点』

工程としてコーティング剤を塗りこんでから拭き取るわけですが、それらの作業にムラがあると、仕上がりにも当然ムラが出ます。

コーティング剤を均一で塗る・均一で拭き取る、この作業がここでは重要なので次の対処法で説明していきます。

対処法

まず重要なのは、ボンネット・運転席ドア・助手席ドア・バンパーと、塗る個所を分けて細かく塗っていくことです。

1つのパネルでも境目等で区切られているところは、分断して塗ることでムラなく仕上げることが出来ます。

そしてコーティング剤を塗りこむ際にも縦・横と塗る方向を決めて丁寧に塗ってください。拭き取りも同様です。

少し手間がかかりますが、こうして細分化して作業することで、仕上がりが大きく変わってきます。

『作業環境』

どういう場所で作業するかも、コーティング剤を施した時にムラが出来るかどうかも大きく関わってきます。

例えば洗車に最適な天気があるように、コーティング作業にも最適な天気や環境があります。

対処法

洗車と同じで車をコーティングする時は、曇りの日・太陽が当たりにくい日陰・ガレージなどで作業するのがベストです。

夏の昼間などの炎天下で作業すると、コーティング剤がすぐに乾いて伸びが悪くなるため、均一に塗り込むことが困難になります。

また、炎天下での作業は熱中症の恐れもあり、作業自体も集中力が途切れ雑になるため、自身にとっても快適な環境で行うのがベストと言えるでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。

以上がガラスコーティングを施した時にムラができてしまう原因と対処法になります。コーティングする前には不純物を取り除く・コーティングの際は細分化して行う・自身にも車にも最適な作業環境を選ぶ。

これだけで、コーティングの仕上がりに大きな差が出てくると言っても過言ではないでしょう。

あなたの大事な愛車、この記事を読んで是非キレイに保ってください。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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