車の正しい雪下ろし方法を解説!やり方を間違えると車に傷が付くかも?

メンテナンス

ドライバーにとって雪の日に厄介なのは、積雪した道での運転の他に、車に積もった雪を除去することです。雪に慣れていない人や車の運転に慣れていない人は、いざ積雪したらどうやって車の雪下ろしをして良いのか迷ってしまいますよね。

実は、スコップなどで安易に雪下ししたり、熱湯をかけて雪を溶かそうとしたりすると、車には大きなダメージを与えてしまうのです。

今回の記事では、車に積もった雪の正しい取り除き方について解説していきます!

ただ雪をおろすだけでは車に傷を付けてしまう!

なんとなく車の雪下ろしをしてしまうと、ガラスやボディが傷だらけになる危険性があります。というのも、車のガラスやボディには、砂やホコリなどの不純物が付着しています。雪自体にも、地面から跳ね上がった砂やゴミが混じっています。その状態で雪を落とそうとして擦ると、ガラスやボディを傷付けてしまう恐れがあるのです。

実は「手で雪を払う」が一番いい!

雪がまだ柔らかい状態で雪下ろしをする場合は、手で雪を払うように落としていくのがオススメです。

素手だと手や指先がかじかんでしまったり、凍傷を起こしてしまう恐れもあるので、洗車用のマイクロファイバークロスやセーム革、タオルなどを腕に巻いてから行いましょう。その状態で雪を払うようにして落としていくと、車への傷は最小限に抑えられます。

車のドアを難なく開けられる状態であれば、雪下ろしをする前にエンジンをかけ、車体を温めておくのがベストです。同時にエアコンもかけておくと車内を温めることができて一石二鳥です。

車のガラスやボディを傷付けない雪下ろしのコツ

スノーブラシを使う

道具を使って雪下ろしをする場合は、「スノーブラシ」がオススメです。

板状のゴムで、ガラスやボディに固まってへばりついた雪をこすり取っていきます。

ただし、硬いブラシでゴシゴシ擦ると、ガラスやボディを傷付けてしまいます。ブラシがガラスやボディに当たらないよう、少し浮かせながら徐々に雪を削ってください

スノーブラシでもっと楽に雪下ろししたい場合は、ブラシに被せる専用のカバーを使うとより効果的です。もちろん強くこするのはNGですが、傷付きにくく楽に雪下ろしができる便利な道具です。

お湯や水をかけて雪や凍結を溶かそうとしない

雪を早く溶かしたいからといって、安易にお湯や水をかけるのは絶対にやめましょう。

雪はすぐに溶けるかもしれませんが、寒い日は空気がかなり冷え込んでおり、金属も冷えています。

かけたお湯や水が原因で再凍結を起こしてしまうため、それをさらに溶かすための手間と時間がかかってしまいます。

また、熱湯を使用すると車のガラスが割れてしまう恐れがあるため、絶対にやらないようにしてください。

フロントガラスカバーを掛けておく

あらかじめ積雪することが分かっている場合は、フロントガラスカバー(ウインドウカバー)を被せておきましょう。

一晩で多くの降雪があった場合でも、簡単に雪下ろしが出来ます。ワイパーやフロントガラスの凍結防止にもなるのでオススメです。

専門店やネット通販などで、2000円前後から購入が出来ます。冬場のカー用品でひとつ持っておくと、凍結防止や雪下ろし作業が楽になるでしょう。

最後に

車に積もった雪を落とすときには、以下の点を心がけるようにしてみてください。

  • 雪には砂やホコリなどの不純物が含まれているので車を傷付ける恐れがある
  • 可能な限りは手で雪を払うと車が傷付きにくくなる
  • スノーブラシを使用する際は少し浮かして車に直接当たらないようにする
  • 熱湯で雪を溶かすのはNG行為
  • フロントガラスカバー被せることで雪下ろしは楽になる

特に雪の積もった朝はバタバタしがちです。予め雪下ろしがスムーズにできるよう準備しておきましょう!

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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