フロントガラスの凍結防止にプチプチが有効|気泡緩衝材が使える理由を解説

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フロントガラスにプチプチ(気泡緩衝材)を被せれば、凍結を防ぐことができます。

冬の朝、カーライフを快適にするためには、フロントガラスの凍結防止対策が欠かせません。

特に寒冷地では、ガラスが凍ることで視界が遮られ、出発前に時間を取られてしまうことも多いでしょう。そこで役立つのが、身近な素材であるプチプチを使った方法です。

断熱性のあるプチプチをフロントに被せるだけで、霜の付着や放射冷却による凍結を防止できます。プチプチは100円ショップやホームセンターで、手軽に入手できる点も魅力です。

今回の記事では、プチプチを使った固定方法や購入場所、その他の凍結防止策まで詳しく解説していきます。

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プチプチでフロントガラスの凍結は防止できるのか?

プチプチでフロントガラスの凍結は防止できるのか?

フロントガラスにプチプチ(気泡緩衝材)を被せることで、凍結を防止することができます。

こちらでは、プチプチがフロントガラスの凍結を防ぐ理由から固定の仕方、購入できる場所などについて解説していきます。

プチプチがフロントガラスの凍結を防ぐ理由

プチプチ(気泡緩衝シート)の気泡は断熱性を持っているため、フロントガラスの凍結を防ぎます。

  • プチプチを被せることで霜がフロントガラスに付着しない
  • プチプチの気泡の断熱性で大気中で起こる放射冷却現象を抑えられる

フロントガラスが凍る原因は、フロントガラスに降りる霜が、放射冷却によって凍結されるからです。プチプチを被せておけば、霜がフロントガラスに付着するのも、放射冷却による凍結も防ぐことができます。

これは余談ですが、自宅の窓ガラスの内側にプチプチを貼り付けておけば、室内の気温低下をやわらげることができます。

プチプチをフロントガラスに固定する方法

フロントガラスにプチプチを被せておけば凍結は防げますが、風で飛ばされる可能性もあります。プチプチは以下の方法で、フロントガラスに固定しておきましょう。

ワイパーを立てる
プチプチの突起面(気泡側)をフロントガラスに被せる
運転席と助手席のドアでプチプチを挟み込む
最後にワイパーでプチプチを挟む

以上の手順で、プチプチをフロントガラスに固定できます。風が強烈に強い日は、跡ができにくい養生テープで止めておくのがおすすめです。

プチプチはどこで購入できる?

プチプチを購入できる場所は100円ショップやホームセンター、通販サイトなどです。ただし、100円ショップのプチプチは大きいサイズがなかなか売っていないため、フロントガラスを覆い切れない可能性があります。

そのため、プチプチを購入する前にフロントガラスのサイズを確認してから、ホームセンターや通販サイトで購入するようにしましょう。

プチプチで凍結防止する際の注意点

プチプチを使用する際は、適度な頻度で取り替えてください。プチプチの気泡は断熱性を持っていますが、空気が抜けたら効果が落ちます。

そのため、気泡の弾力性がなくなったり、空気が抜けているのが目立ったりいたら取り替えましょう。

プチプチを取り替える際は、弾力と復元力があるかが、見分けるポイントです。

プチプチ以外にできるフロントガラスの凍結を防ぐ方法とは?

プチプチ以外にできるフロントガラスの凍結を防ぐ方法

プチプチをフロントガラスに被せる以外にも、凍結防止シート、毛布や厚手のバスタオルをかける方法があります。

  • 凍結防止シートを被せる
  • 毛布や厚手のバスタオルを被せる
  • アルミシートを被せる
  • 屋根付きガレージへの駐車
  • ワイパーを立てておく
  • 撥水剤を使う
  • 油膜を除去する

フロントガラスの凍結防止方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

凍結防止シートを被せる

冬場はフロントガラス専用の、凍結防止シートを使うのもおすすめです。使い方は簡単で、前日の夜にフロントガラスにシートをかけておくだけです。シートの取り外しも簡単で、運転する際にシートを回収すればすぐに車を動かせます。

シートの種類は紐や磁石タイプ、ドアに挟み込むタイプなどがあり、サイズやデザインなどの種類も豊富で、カー用品店や通販サイトで購入できます。

毛布や厚手のバスタオルを被せる

凍結防止シートやプチプチをすぐに用意できない場合は、毛布をフロントガラスに被せてください。毛布が余分になければ、バスタオルなど厚みのあるタオルを使用してもかまいません。

毛布を被せるときは風で飛ばされてしまわないように、紐でくくるのがおすすめです。石などの重しを置くと、フロントガラスに負担がかかるのでやめましょう。

アルミシートを被せる

100円ショップ等で販売されているアルミシートを被せることで、フロントガラスの凍結を防止できます。

やり方は。プチプチと同様です。ワイパーを立てた後、アルミシートでフロントガラス1面を覆ってから、養生テープなどで隙間なくしっかりと固定してください。

屋根付きガレージへの駐車

屋根付きガレージへの駐車は、確実にガラスの凍結や霜の降りを防ぐことができます。気温が氷点下に達しても、凍結の心配をする必要がありません。

駐車場に屋根がない場合は、朝陽が当たる方角にフロントガラスを向けておきましょう。冬とはいえ、日光が当たれば1時間ほどで凍ったフロントガラスを解凍できます。

ワイパーを立てておく

北国などの寒冷地では、冬場はワイパーを立てておくのが一般的です。ワイパーを立てておかないと、凍結したフロントガラスとワイパーがくっついてしまいます。

フロントガラスに貼り付いたままの状態で、無理矢理ワイパーを動かそうとするのは危険です。ワイパーゴムが剥がれたり、ワイパーブレードが変形してしまったりすることがあります。

撥水剤を使う

撥水剤をフロントガラスに塗っておくと、凍結しても剥がしやすくなります。撥水剤は様々な商品・種類があるので、特徴などをよく吟味してから購入してください。

油膜を除去する

実は「油膜」も凍結の原因になるのです。氷結点は水分に不純物が含まれていればいるほど高くなってしまうので、油分が多いほど凍りやすくなってしまいます。

こまめにフロントガラスの油膜を除去し、綺麗な状態を保つようにしてください。

フロントガラスにプチプチを被せて凍結防止についてのまとめ

  • プチプチで凍結防止できるのは気泡が断熱性を持っているから
  • プチプチを被せるときは飛ばされないようにドアやワイパーで固定する
  • プチプチ以外にも凍結防止シートや毛布を被せれば凍るのを防げる

フロントガラスの凍結を手軽に防ぐのには、プチプチを使うのが手軽でおすすめです。フロントガラスのサイズを確認してから、ホームセンターや通販サイトでプチプチを購入しましょう。

この記事の監修者

GlassD吹浦先生

DUKS  府中店 営業事務

吹浦 翔太

業務歴12年、現場での職務経験6年を経て今はお客様窓口の受注業務を担当しています。
現場で培った経験を活かしお客様に最善な修理をご案内しております。

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