車の鍵が回らない!?考えられる5つの原因と対処法について

急に車の鍵が回らないとなったら、焦ってしまいますよね。また、レンタカーを運転する場合には、自分の車と勝手が違って鍵が回らないこともあります。
多くの場合、故障より操作方法が原因だと考えられます。今回は、車の鍵が回らない原因・対処法について解説します。この記事を参考に、慌てず落ち着いて対応してください。
目次
車の鍵が回らない原因と対処法
車の鍵が回らない原因として考えられるのは「バッテリー」「ハンドルロック」「ギア」「フットブレーキ」「鍵の故障」です。
車の鍵が回らないときは、以下の順番でそれぞれ確認してみましょう。
- バッテリーの残量を確認する。
- ハンドルロックが掛かっていないか確認する。
- ギアの位置を確認する。※AT車なら「P」、MT車ならNに入っているか。
- フットブレーキを踏みながら鍵を回してみる。
- 鍵の故障を疑う。
それぞれの原因と対処法について詳しく解説していきます。
バッテリーが上がっている
バッテリーが上がっていると車の鍵を回すことができません。車の鍵が回らないときは、まずバッテリーが上がっていないか残量を確認してみましょう。
バッテリーを充電する
バッテリーが上がってしまっている場合は、ボンネットから取り出して充電するしかありません。
- ロードサービスを呼ぶ
- ブースターケーブルで電気を分けてもらう
- ジャンプスターターを使用する
- バッテリーを交換する
保険会社に加入している場合は、その会社のロードサービスを呼んで解決するのが簡単です。
ブースターケーブルを所持していて、エンジンが掛かる車が周りにいる場合は、電気を分けてもらうこともできます。
そのほか、ジャンプスターター(小型バッテリー)を所持している場合は、ケーブルを繋いで充電しましょう。
また、バッテリーの寿命は2〜4年なので、3年を目安に交換するのがベストです。
バッテリーが上がる原因や対処法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
ハンドルロックが掛かっている
鍵を抜いた状態でハンドルを回そうとすると、ハンドルロックが掛かってしまいます。これは、盗難防止のための機能です。
ハンドルロックが掛かっている場合、窃盗犯が車のエンジンを掛けたとしても、ハンドル操作ができないため走り去ることができません。
慌てているときなど、誤ってハンドルロックを掛けてしまうケースは珍しくないです。
ハンドルロックの解除方法
ハンドルロックを解除したい場合は、ハンドルを左右どちらかに回しながらエンジンキーを回して下さい。この方法でハンドルロックを解除することが可能です。
また、最近ではスマートキーも普及しています。スマートキーの場合も、基本的にはハンドルを左右に回しながらエンジンスイッチを押してください。そのとき、ギアが「P」に入っているか確認しましょう。
ギアが指定の位置に入っていない
ギアの位置が指定の場所にしっかりと入っていないと車の鍵は回りません。車が停止状態の場合、AT車の場合は「P」に、MT車の場合は「N」にギアが入っています。
- 停車状態で、ギアが指定の位置にしっかりと入っているか?
- ギアを入れたつもりだが、しっかりと入っていないのではないか?
車の鍵が回らない場合は、以上のことを疑ってチェックしてみましょう。
フットブレーキ
急発進を防ぐ目的で、フットブレーキを踏みながら鍵を回さないとエンジンが掛からない…というシステムの車が増えてきています。
レンタカーやカーシェアなど、普段と違う車を運転する場合は、フットブレーキを踏みながら鍵を回してみてください。
そして、MT車のケースになりますが、クラッチペダルを踏みながら出ないと鍵が回らない(クラッチスタートシステム)場合があります。普段運転しないMT車の鍵が回らない場合はこの方法を試してみてください。
鍵に問題がある
前述の方法を全て試したにも関わらず全く解決しない場合は、鍵自体に問題があるかもしれません。
例えば、長年使用している車の鍵は、軸の部分が削れてきて鍵穴にフィットしなくなっている可能性があります。
鍵の再作成は数千円〜1万円ほどの費用で済みますので、ディーラーや専門店に相談してみましょう。
スマートキーの場合
スマートキーの場合は電池が切れているかもしれません。また、鍵自体の故障の可能性も考えられます。故障の場合は、キーの種類にもよりますが2万円前後の費用で再作成できます。
スマートキーの電池切れや故障については以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ合わせて参考にしてください。
最後に
車の鍵が回らないと焦ってしまいますが、多くの場合は操作の問題なので、慌てずに対処してください。
スマートキーでエンジンが掛からない場合は、ハンドルロックかスマートキーに問題があるかもしれません。今回紹介した方法を参考にして、冷静に対処しましょう。