フロントガラスのヒビは車検基準をクリアする?チェックされるポイントも合わせて解説します!

修理・修復

車のフロントガラスは、進行方向の視界を確保するための重要なパーツです。

車に乗る人の安全を確保するためのフロントガラスに、飛び石などの衝撃や落下物によって傷がついてしまった場合、車検を通すことはできるのでしょうか。

今回は、フロントガラスに傷やヒビがある状態で車を車検に通せるか?ということについて解説していきます!

フロントガラスに傷やヒビが入っていると車検は通らない!

基本的に、どんな小さな傷やヒビでも車検は通らないと考えていてください。

車検を通すことができるかどうかについては、法律で規定されている保安基準を満たしているかどうかで決まります。

保安基準は車のパーツごとに定められており、フロントガラスは傷の有無をはじめ、透明度や状態を細かいところまで厳しく検査されます。

フロントガラスの車検基準は、

  • ガラスが容易に貫通されない強度を維持していること
  • ヒビや傷があってもドライバーの視界が確保できる状態であること
  • 前面・側面ともに透明で、視界を妨げる歪みがないこと(サイドガラスも同様)

以上の3点です。これらのポイントをクリアしていない限り、検査に通ることがありません。特に、ドライバーシートの正面付近に傷やヒビがあると、どんなに小さなものでも視界の確保が十分にできないと判断されることがほとんどです。

車検時にチェックされるポイント

①ガラスが容易に貫通されない強度を維持していること

ガラスの強度も車検時にはチェックされるポイントです。

車のフロントガラスは三重構造です。第一層と第三層にガラス、第二層にプラスチックと、強度と衝撃緩衝を兼ね備えた造りになっています。なんの損傷も無い場合、ガラスの強度はかなり高いですが、小さな傷が複数箇所に散らばっているなどする場合には不適合になる確率が高くなります。

②ドライバーの視界が確保できる状態であること

フロントガラスは、運転者や同乗者にとってとても大切なものです。このフロントガラスの視界が正しく確保されていなかったり、視界の妨げになる傷があると、車検においては不適合と見なされることがほとんどです。

特に、運転席側についている傷に関してはどんなに小さな傷でも視界の確保が十分でないと判断され、不適合になってしまいます。

③前面・側面ともに透明で、視界を妨げる歪みがないこと

安全性の面から、視界の十分な確保が重要視されているため、車のガラスは透明かつ運転者の視野にひずみが生まれない状態であることが必須です。

例えば、フロントガラスにフィルムを貼り付ける場合、そのフィルムの可視光線透過率が70%以上でなければなりません。

この基準を下回ってしまうと、視界にひずみが生まれてしまいます。このひずみが原因で違法な改造とみなされることもあり、車検時に不適合となってしまうので注意してください。

傷やヒビの状態によっては車検に通る場合もある

フロントガラスが破損しているからと言って、絶対に車検に通らないというわけではありません。実際に多少の傷やヒビがあっても、運転の支障にならないと判断されれば車検に通ることもあります。

実際の判断は検査員が行います。車検に通るかどうかは検査官の判断次第でもあるので、不安がある場合は事前に車検を受け付けている業者に相談してみてください。

目立つ破損ほど車検に通らない可能性は高くなりますが、小さいからといって必ず車検をクリアできるとも限りません。傷やヒビは車検前に必ず修理をしておきましょう。

車検に通るかどうかは検査官の目視による判断次第

フロントガラスにまつわる保安基準をもとに、車検検査官が判断を下すのですが、この基準には具体的な数値が定められていません。

「検査官によるのであれば小さな傷なら大丈夫なのでは?」と考えてしまうかもしれませんが、運転に支障をきたすほか、事故を起こす危険性も高くなるので、基本的に運転席側にあるヒビはどんなに小さいものでも不適合とみなされると考えておいてください。

また、助手席側にあるヒビで、亀裂が線状に入っているものは不適合とみなされますが、運転席側ほど厳しくは判断されないようです。

何がどう判断されるかは検査官の判断によりますが、車検は車の安全を保つためのものなので、厳しく判断されるのが妥当だと理解しておきましょう。

ヒビが入ったら早めに修理!

フロントガラスにヒビが入ってしまったら出来るだけ早いうちに修理するようにしてください。小さなヒビでも、走行中・停車中の振動や温度差によるわずかな膨張・収縮によってどんどん広がっていってしまう危険性があります。

また、雨や霧、雪などの水分がヒビに入り込んでしまうと急速的にヒビが広がっていってしまう可能性も高いです。

そして、最も怖いのは「高速道路」です。一般道よりもスピードが出せる高速道路は、風圧も大きくなり、ガラスに大きな負荷がかかってしまい、ヒビが大きくなってしまうことが多くあります。

最初は小さなヒビだったものが命に関わる重大事故に繋がりかねないので、やはり早めに修理することをおすすめします。

フロントガラスの傷やヒビを修理するには?

業者に依頼する

まず、安全で確実なのは修理のプロ・専門業者にリペアしてもらうことです。
傷の深さによって施工料金は大きく変わり1万円ほどで収まるものもありますが、修復ではなくガラスの交換対応となると高額な費用がかかる場合もあります。

傷が浅いうちに修理に出すのは、費用面からみても早いほうが良いと言えます。

自分で補修してみる

多少の小さな傷であれば市販の修理キットを使って直すことができます。

リペア剤を使って補修すれば低コストで現状回復も不可能ではありません。ただし、広範囲にわたる大きな傷などを自力で補修することは不可能です。無理に直そうとしてしまうと余計に傷を広げてしまうこともあるので、自分で補修する場合には小さな傷の場合にとどめ、無理をしないようにしましょう。

自分で補修した傷に何かトラブルが起きてしまった場合、プロでも再修理不可になる場合もあります。できるだけ初めからプロに依頼するのが安心・安全・確実です。

最後に

今回は、「フロントガラスにヒビがある状態で車は車検に通るのか」ということと併せて修理の手段についてご紹介しました。

神経質になる必要はありませんが、快適なカーライフのためにもフロントガラスのヒビ割れには日頃から注意し、万一傷ついてしまった時には早めに修理へ出すようにしましょう!

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